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コンフィギュレーション・ファイルの GROUPS セクションの作成方法

GROUPS セクションでは、複数のサーバを論理的にグループ化することができます。グループ化したサーバを使用すると、リソース・マネージャにアクセスしたり、サーバ・グループの移行を簡単に行うことができます。コンフィギュレーション・ファイルの GROUPS セクションでは、サーバ・グループが定義されています。アプリケーション・サーバをマシン上で実行するには、マシンに対して少なくとも 1 つのサーバ・グループを定義する必要があります。ただし、マシンに対してサーバ・グループが定義されていなくても、アプリケーションの一部にグループを含め、そのサイトから管理コマンド tmadmin(1) を実行できます。

トランザクションに関与しない非分散型のシステムでは、グループのコンフィギュレーションは比較的単純です。各グループに対して、グループ名をグループ番号および論理マシン ID にマッピングするだけです。分散トランザクション・システムをサポートする柔軟性も備えられています。

次の表では、GROUPS セクションの各パラメータを説明し、参照先へのリンクやその他の情報を示します。

GROUPS セクションで指定する情報

パラメータ (必須/オプション)

参照先 (クリックするとリンク先にジャンプ)

グループの論理名

GROUPNAME (必須)

グループ名

このサーバ・グループに関連付けられたグループ番号0 より大きく、30000 未満の番号を指定します。番号は、GROUPS セクションのすべてのエントリの中で一意でなければなりません。

GRPNO (必須)

グループ番号

リソース・マネージャをクローズするときに必要な、リソース・マネージャに依存する情報

CLOSEINFO (オプション)

リソース・マネージャをクローズするための情報

リソース・マネージャをオープンするときに必要な、リソース・マネージャに依存する情報

OPENINFO (オプション)

リソース・マネージャをオープンする情報

TMSNAME が指定されている場合に、関連するグループに対して起動するトランザクション・マネージャ・サーバの数

TMSCOUNT (オプション)

グループ内の TM サーバの数

ID 確認のためのプロセスのプリンシパル名、プリンシパル・ユーザの秘密鍵の場所、およびパスワードを格納する環境変数

SEC_PRINCIPAL_NAMESEC_PRINCIPAL_LOCATIONSEC_PRINCIPAL_PASSVAR

セキュリティ属性

グループ内のすべてのサーバを、指定したファイルの環境で実行する値

ENVFILE (オプション)

サーバ・グループ環境

このサーバ・グループが MACHINES セクションの string_value1 でシンボリックに指定されているマシン上、または、SHM モードのデフォルトの値に存在することを示す値

LMID (必須)

サーバ・グループのロケーション

このグループに関連付けられているトランザクション・マネージャ・サーバの名前

TMSNAME (オプション)

グループのトランザクション・マネージャ・サーバ


 

ATMI の GROUPS セクションの例

以下は、ATMI 環境のコンフィギュレーション・ファイルの GROUPS セクションの例です。

##EVBGRP1 LMID=SITE1      GRPNO=104
DEFAULT:TMSNAME=TMS_SQL TMSCOUNT=2 LMID=SITE1
BANKB1GRPNO=1 OPENINFO="TUXEDO/SQL:APPDIR1/bankdl1:bankdb:readwrite"
BANKB2GRPNO=2 OPENINFO="TUXEDO/SQL:APPDIR1/bankdl2:bankdb:readwrite"
BANKB3GRPNO=3 OPENINFO="TUXEDO/SQL:APPDIR1/bankdl3:bankdb:readwrite"

CORBA 環境の GROUPS セクションの例

以下は、Tuxedo CORBA University の Production サンプル・アプリケーションの UBBCONFIG ファイルにある、GROUPS セクションの例です。この例では、UBBCONFIG ファイルの ROUTING セクションにある RANGES 識別子で指定されたグループを識別し、設定する必要があります。

Production サンプルでは、ORA_GRP1、ORA_GRP2、APP_GRP1、 および APP_GRP2 の 4 つのグループが指定されています。ここでは、これらのグループを設定し、実行するマシンを識別しなければなりません。

*GROUPS

APP_GRP1
LMID = SITE1
GRPNO = 2
TMSNAME = TMS

APP_GRP2
LMID = SITE1
GRPNO = 3
TMSNAME = TMS

ORA_GRP1
LMID = SITE1
GRPNO = 4

OPENINFO = "ORACLE_XA:Oracle_XA+Acc=P/scott/tiger+SesTm=100+LogDir=.+MaxCur=5"

CLOSEINFO = ""
TMSNAME = "TMS_ORA"

ORA_GRP2
LMID = SITE1
GRPNO = 5
OPENINFO = "ORACLE_XA:Oracle_XA+Acc=P/scott/tiger+SesTm=100+LogDir=.+MaxCur=5"

CLOSEINFO = ""
TMSNAME = "TMS_ORA"

上の例は、ORA_GRP1、ORA_GRP2、APP_GRP1、 および APP_GRP2 グループの設定方法を示しています。GROUPS セクションのグループ名と、ROUTING セクションで指定されたグループ名の対応については、「University Production サンプル・アプリケーションのCORBA ファクトリ・ベース・ルーティング」を参照してください。ルーティング機能を正しく動作するには、両方のグループ名を一致させる必要があります。また、アプリケーションでグループを設定する際にグループ名を変更した場合は、ROUTING セクションにも反映しなければなりません。

注記 BEA Tuxedo ソフトウェアに収録されている Production サンプル・アプリケーションは、1 台のマシンで実行するように設定されていますが、LMID パラメータでほかのマシンを指定することにより、複数のマシンで実行するように設定することもできます。この方法は、RESOURCES セクションで MODEL MP パラメータが指定されていることを前提としています。

関連項目

 

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