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tuxenv(5)

名前

tuxenv-BEA Tuxedo システムでの環境変数のリスト

機能説明

アプリケーションのクライアントとサーバをコンパイルし、BEA Tuxedo システムを実行するには、正しい環境変数の設定とエクスポートが重要です。ここでは、最も使用頻度の高い変数について説明します。

環境変数は以下のセクションにグループ分けされています。

オペレーティング・システム変数

CC

buildserver およびその他の BEA Tuxedo コマンドで使われる標準 C コンパイラ。

CFLAGS

C コンパイラで使用するフラグ。

EDITOR

Tuxedo によって呼び出されるエディタの指定。

LANG

言語の設定をするロケールの指定。nl_types(5) を参照のこと。

LOGNAME

エラー・メッセージで使うユーザ名。

LD_LIBRARY_PATH

実行時共用ライブラリのパス名に合わせる必要があります。

NLSPATH

メッセージ・カタログのパス名の指定。指定がない場合デフォルトのパス名を使用する。nlpaths(5) を参照してください。

PAGER

qmadmin(1)tmadmin(1) でページング出力をする時に使うページング・コマンドを指定する。この指定により、システムのデフォルト (UNIX オペレーティング・システムの pg(1)) は無効になる。

PATH

実行形式のために検索するパス名を含む。

SHELL

BEA Tuxedo システムによって呼び出されるシェル・プログラム。

TERM

端末を使用する場合、その端末のタイプを指定します。

TMPDIR

一時ファイルが書き込まれるディレクトリのパス名。また、一時ファイルは、tmpnam() 関数 (BEA Tuxedo MIB およびその他の BEA Tuxedo コードで呼び出される) で指定される、オペレーティング・システム固有の場所に書き込むこともできます。tmpnam() が呼び出されると、TMPDIR 変数は BEA Tuxedo システムで無視されます。

BEA Tuxedo リリース 6.5 以前のバージョンでは、サービス・キューがいっぱいになりメッセージ・ファイルを保持できなくなると、クライアントからのメッセージ・ファイルをサービス・キューに転送する BEA Tuxedo コードは、tmpnam() 関数で指定される一時的な場所にメッセージ・ファイルを書き込み、この一時的な場所のパス名をサービス・キューに配置します。このコードは、BEA Tuxedo リリース 7.1 以降でも旧リリースと同様に機能します。ただし、一時的な場所は TMPDIR (この変数が設定されている場合) によって指定されるディレクトリのパス名になり、TMPDIR が設定されていない場合はオペレーティング・システムによって指定されるディレクトリのパス名になります。

TZ

ANSI C mktime 関数がないシステムでは、BEA Tuxedo gp_mktime(3c) 関数を使用するために、TZ をセットする必要があります。

これらの変数についての詳細は、UNIX システムのマニュアル environ(5) の項目を参照してください。

キー BEA Tuxedo システム変数

通常、以下の環境変数を設定し、エクスポートします。

APPDIR

アプリケーション・ファイルの基本ディレクトリの絶対パス名。

APP_PW

システム・クライアント用のパスワードを指定するのに使用され、セキュリティが稼動している状態で、このシステム・クライアントはアプリケーションパスワードを求める。変数のパスワードを設定することによって、そのパスワードは、手動によるエントリではなく、スクリプトから供給される。

ENVFILE

tmloadcf(1) で使用される変数。通例、他の BEA Tuxedo システムの環境変数の設定を含む。この変数はシステムにより自動的に設定される。

TLOGDEVICE

トランザクション・ログ用パス名。アプリケーションのコンフィグレーション・ファイルで指定されている TLOGDEVICE と必ず同一であること。

TUXCONFIG --

tmloadcf(1) でロードされるバイナリ・コンフィギュレーション・ファイルのパス名。

ULOGPFX

中央イベント・ログのファイル名の前に付ける接頭辞。デフォルトは ULOG

TUXDIR

BEA Tuxedo システムのソフトウェアがインストールされる基本ディレクトリの指定。

これらの変数の詳細については、『C 言語を使用した BEA Tuxedo アプリケーションのプログラミング』、『BEA Tuxedo アプリケーションの設定』、および『BEA Tuxedo アプリケーション実行時の管理』を参照してください。

フィールド・テーブル・ファイルおよび VIEW ファイルのための変数

以下の環境変数は、FML および VIEWS で使用されます。

FIELDTBLS

カンマで区切られる、フィールド・テーブル・ファイルの一覧

VIEWFILES

カンマで区切られる、バイナリ・VIEW ファイルの一覧

FLDTBLDIR

コロンで区切られる、FIELDTBLS ファイルを検索するディレクトリの一覧

VIEWDIR

コロンで区切られる、VIEWFILES ファイルを検索するディレクトリの一覧

これらの変数の詳細については、『BEA Tuxedo アプリケーションの設定』、『BEA Tuxedo アプリケーション実行時の管理』、『C 言語を使用した BEA Tuxedo アプリケーションのプログラミング』、および『FML を使用した BEA Tuxedo アプリケーションのプログラミング』を参照してください。

ファイル・システム、および TLOG 変数

下記の変数は、BEA Tuxedo システムのファイル・システム、およびトランザクション・ログで使用します。

FSCONFIG

汎用デバイス・リストのパス名。

FSMAXCOMMIT

コミット・バッファの最大サイズを設定。

FSMAXUPDATE

更新リストのサイズを設定、および更新回数の最大値を設定。

FSMSGREP

メッセージを繰り返す間隔の設定。

FSOFFSET

汎用デバイス・リスト内のオフセットの指定。

/WS 変数

以下の変数は、/WS クライアント・マシンで使用します。

WSINTOPPRE71

BEA Tuxedo 7.1 以降のソフトウェアが稼動するワークステーション・マシンに対して、リリース 7.1 より前の BEA Tuxedo アプリケーションとの相互運用を認めるかどうかを決定します。変数を Y に設定すると (WSINTOPPRE71=Y)、相互運用が可能になります。

WSBUFFERS

アプリケーションごとのパケット数。

WSDEVICE

ネットワークのアクセスで使用するネットワーク・デバイス。BEA Tuxedo リリース 6.4 以降のワークステーション・クライアントの場合、この変数は必要ありません。

WSENVFILE

/WS クライアント環境変数を含むファイルのパス名。

WSFADDR

別のマシンに接続する際にワークステーション・クライアントが使用するネットワーク・アドレス。この変数は、WSFRANGE 変数と共に、アウトバウンド接続を確立する前にプロセスがバインドを試みる TCP/IP ポートの範囲を決定します。

WSFRANGE

アウトバウンド接続を確立する前にネイティブ・プロセスがバインドを試行する TCP/IP ポートの範囲。WSFADDR 変数は、この範囲のベース・アドレスを指定します。

WSNADDR

ネイティブ・サイト・ネットワーク・リスナのネットワーク・アドレス。

WSRPLYMAX

メッセージを転送用ファイルにダンプする前の最大メッセージサイズ。

WSTYPE

ワークステーションのマシン・タイプ。

これらの変数の詳細については、『BEA Tuxedo Workstation コンポーネント』を参照してください。

BEA Tuxedo /Q 変数

以下の環境変数が BEA Tuxedo/Q では使用されます。

QMCONFIG

BEA Tuxedo /Q でキュー・スペースを使用できるデバイスを設定します。

この変数の詳細については、『BEA Tuxedo /Q コンポーネント』を参照してください。

COBOL 変数

以下の環境変数は COBOL で使用します。

ALTCC

COBOL のコンパイルに使用するコンパイラの指定。

ALTCFLAGS

COBOL のコンパイラに渡すフラグ。

注記 Windows システムでは、ALTCCALTCFLAGS 環境変数は使用されません。これらの変数を設定すると、予想外の結果が生じることがあります。最初 COBOL コンパイラを使用してアプリケーションをコンパイルし、次に生成されたオブジェクト・ファイルを buildclient(1) または buildserver(1) コマンドに渡す必要があります。

COBCPY

COBOL の複写ファイルを検索するディレクトリ。

COBDIR

COBOL のコンパイラ・ソフトウェアを入れるディレクトリの指定。

COBOPT

COBOL コンパイラ用のコマンド行引数を含む。

これらの変数の詳細については、『COBOL を使用した BEA Tuxedo アプリケーションのプログラミング』を参照してください。

その他の変数

以下の環境変数も使用できます。

MHSCACHE

オープンしておくメッセージ・カタログ (BEA Tuxedo システム・メッセージのみ) の数の指定。デフォルトは「3」。

PMID

MP モードでの物理マシン ID の指定に使用可能。MP モードで、物理マシン ID を指定するために使用できます。また、可用性の高い (HA) 環境では、PMID を使用して、UBBCONFIG ファイルで指定されたマシン名を代替マシン名に置き換えることができます。これにより、マスタ・マシンをマスタから HA クラスタ内のバックアップに移行できます。

TAGENTLOG

tlisten(1) ログ用パス名の設定。

TMCMPLIMIT

メッセージを圧縮すべきかどうかの指定、およびローカル・メッセージとリモート・メッセージのしきい値の設定。変数の構文は、

TMCMPLIMIT=[remote_threshold[,local_threshold]]

しきい値は、0から MAXLONG の範囲内の数字。この数字はデータ圧縮をするメッセージの最少サイズをバイトで設定する。

TMCMPPRFM

プロセスの圧縮レベルの設定。整数 1 から 9 が有効値。1 を設定すると、圧縮レベルは若干落ちますが、処理時間が短くなります。プロセスが TMCMPPRFM を読み取ると、ULOG

TMNETLOAD

ネットワーク上のロード・バランシングの確立。値は、リモート・サービスのロード・ファクタに加えられる任意のユニット数。この変数によりローカル・サービスが強制的に使用される。

TMNOTHREADS

マルチスレッド化された処理をオフにするには、この変数を "yes" に設定します。スレッドを使用しないアプリケーションの場合、マルチスレッド化された処理をオフにすると、ミューテックス関数の呼び出しが減り、パフォーマンスが大幅に向上します。

TMSICACHEENTRIESMAX

プロセス単位でキャッシュするサービスおよびインターフェイスの量を指定します。有効な値は 0 〜 32,767 の整数です。この変数に設定した値は、UBBCONFIG ファイルに指定される値より優先されます。

UIMMEDSIGS

信号の遅れを無視するために、この変数に "Y" を設定する。

関連項目

buildclient(1)buildserver(1)viewc、viewc32(1)

UNIX システムのリファレンス・マニュアルのcc(1)、environ(5)

 

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