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WebLogic Integration ソリューションのデプロイメント

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クラスタ デプロイメントのコンフィグレーション

この章では、クラスタ環境で WebLogic Integration をデプロイするためのコンフィグレーションに必要なタスクについて説明します。

単独のサーバへの WebLogic Integration のデプロイメントの詳細は、『WebLogic Integration の起動、停止およびカスタマイズ』、「WebLogic Integration のカスタマイズ」の「新しいドメインの作成とカスタマイズ」を参照してください。

クラスタ ドメインのアーキテクチャは、クラスタ デプロイメントの設計の説明に従ってプランニングし、WebLogic Integration をクラスタ環境に設定します。そのためには、ルータ(ハードウェアおよびソフトウェア)、管理サーバ、および管理対象サーバをコンフィグレーションして、WebLogic Integration リソースをそれらのサーバにデプロイする必要があります。WebLogic Server インスタンスとクラスタで構成されるドメインに対する永続的コンフィグレーションは、管理サーバの XML コンフィグレーション ファイル(config.xml)にあります。

クラスタ ドメインで WebLogic Integration を設定およびデプロイするには、次の手順を実行します。

 


手順 1. コンフィグレーションの前提条件への準拠

この節では、クラスタ環境で実行される WebLogic Integration をコンフィグレーションするための以下の前提条件について説明します。

クラスタ化された WebLogic Server インスタンスの設定に関する詳細については、次の URL にある、『WebLogic Server クラスタ ユーザーズ ガイド』の「WebLogic クラスタのセットアップ」を参照してください。

http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wls/docs70/cluster/setup.html

注意: 1 つまたは複数のファイアウォールを含めるようにドメインを設計する場合は、この他にも要件があります。詳細は、次の URL にある『WebLogic Server クラスタ ユーザーズ ガイド』の「クラスタでの通信」を参照してください。

http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wls/docs70/cluster/features.html

wlai.clusterFrontEndHostAndPort プロパティの設定(オプション)

Application Integration アダプタは、BPM エンジンによって消費されるイベントを生成します。WebLogic Integration のイベントおよびイベント処理の詳細については、イベントを参照してください。

クラスタ アドレスに DNS 名を使用しない場合は、ロード バランシングおよびイベント ルータのコールバック通信に対する高可用性を達成するため、wlai.clusterFrontEndHostAndPort プロパティを設定してください。

wlai.clusterFrontEndHostAndPort プロパティを設定する理由

次の表では、次のアドレスをクラスタ アドレスとするサンプル クラスタのクラスタ コンフィグレーションについて説明します。

<Cluster ClusterAddress="127.0.0.1:7001,127.0.0.1:7002" Name="MyCluster"/> 

サーバ名

サーバの種類

リスン アドレス : ポート

MyAdmin

管理サーバ

127.0.0.5:7005

MyServer1

管理対象サーバ

127.0.0.1:7001

MyServer2

管理対象サーバ

127.0.0.1:7002

MyRouter

ルータ

127.0.0.1:7003


 

イベント ルータは、HTTP を介して WebLogic Integration のインスタンスと通信を行うことによって、イベントに関するメタデータを取得します。このような通信の実際の方法は、wlai.clusterFrontEndHostAndPort プロパティが設定されているかどうかで決まります。

wlai.clusterFrontEndHostAndPort プロパティの設定方法

各管理対象サーバの WLAIStartup EJB 環境プロパティ内に wlai.clusterFrontEndHostAndPort プロパティを作成する必要があります。たとえば、wlai.clusterFrontEndHostAndPort=127.0.0.1:7003 と設定するには、次の手順を実行します。

  1. Administration Console のナビゲーション ツリーで、[Domain_Name|デプロイメント|EJB|WLI-AI Server] を選択します。

  2. [Edit EJB Descriptor] をクリックして、EJB 記述子の編集ができる新しいウィンドウを表示します。

  3. 新しいウィンドウの左のナビゲーションペインで、[EJB Jar|Enterprise Beans|セッション|WLAIStartup|Env Entries] を選択して、コンフィグレーションウィンドウを開きます。

  4. [新しい Environment Entry のコンフィグレーション] をクリックします。

  5. 次の情報を入力します。

 


手順 2. WebLogic Integration ドメインの作成

この手順を実行するには、各管理対象サーバの定義をドメイン コンフィグレーション ファイル(config.xml)に追加し、すべての管理対象サーバをクラスタに割り当て、WebLogic Integration コンポーネントをドメイン上のサーバに指定する必要があります。

クラスタ化された WebLogic Integration デプロイメントの定義は、BEA Configuration Wizard によるドメインの作成から始まります。

注意: この節で説明するドメイン設定手順は、Configuration Wizard が Windowsの [スタート] メニューから GUI モードで実行されていることを前提としています。

さまざまなモードで Configuration Wizard を使用する方法の詳細については、次の URL にある『Configuration Wizard の使い方』を参照してください。

http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/platform/docs70/confgwiz/index.html

Configuration Wizard を使用して WebLogic Integration ドメインを作成するには、以下の手順を完了してください。

  1. [スタート] から、[プログラム|BEA WebLogic Platform 7.0|Domain Configuration Wizard] を選択します。

    Configuration Wizard が起動します。ドメインのコンフィグレーションに使用するデータの入力が要求されます。

  2. Configuration Wizard のプロンプトに従って、次の表に示す情報を入力します。

ウィンドウ

アクション

[ドメインのタイプと名前を選択]

作成するドメインのベースとなるテンプレートを選択し、ドメインに名前を付ける。

作成するドメインの要件に合わせて、次のテンプレートの中から 1 つ選択する。

[サーバ タイプを選択]

サーバの種類の入力を要求されたら次のオプションを選択する。

Admin Server with Clustered Managed Server(s)

[ドメインの場所を選択]

作成したドメインをインストールするディレクトリを指定する。

デフォルト ディレクトリをそのまま使用するか、別のディレクトリを選択する。マシン上の有効なディレクトリはどれでもドメイン ディレクトリとして使用できる。

[クラスタ化サーバのコンフィグレーション]

クラスタ内の各管理対象サーバのサーバ名、リスン アドレス、リスン ポートを指定する。
1. 

[クラスタのコンフィグレーション]

クラスタ名、クラスタのマルチキャスト アドレスとマルチキャスト ポート、およびクラスタ アドレスを指定する。1

[スタンドアロン/管理サーバのコンフィグレーション]

サーバ名、サーバのリスン アドレスとリスン ポート、管理サーバに対するサーバのSSL リスン ポート(このポートからクラスタ ドメインに対するすべての管理機能が実行される)を指定する。1

注意: 管理サーバのコンフィグレーションでは、Configuration Wizard のプロンプトに従ってデフォルトのサーバ名(myserver)をそのまま使用することをお勧めします。デフォルト以外のサーバ名を指定する場合は、作成したドメインの次のディレクトリ名を変更して、myserverを新たに指定する名前と交換する必要があります。DOMAIN_HOME/applications/DefaultWebApp_myserver

このパスで、DOMAIN_HOME は、Configuration Wizard を使用して作成したカスタム ドメインのルート ディレクトリを表しています。

[管理ユーザを作成]

ユーザ名とパスワードを入力する。

[サーバの [スタート] メニュー エントリを作成]

管理サーバを Windows のスタート メニューにインストールするかどうか指定する。

[コンフィグレーションの概要]

以下のいずれかを行う。

1アドレスおよびポート番号の設定に関する詳細については、手順 1. コンフィグレーションの前提条件への準拠を参照してください。

 

Configuration Wizard によるドメインのコンフィグレーションが完了すると、指定した場所に新しいドメインが作成されます。コンフィグレーション ファイル(config.xml) が、そのドメイン内に作成されます。このファイルには、クラスタ内の管理サーバと各管理対象サーバの定義が格納され、また、このファイルによって管理対象サーバがクラスタに割り当てられます。

注意: この手順の後半の手順では、config.xml ファイルを編集して、クラスタ ドメインをコンフィグレーションします。したがって、次の手順に進む前に、ここで作成した config.xml ファイルのバックアップ コピーを作成することをお勧めします。

 


手順 3. ドメイン用データベースのコンフィグレーション

データベース ウィザードは、WebLogic Integration コンフィグレーション ユーティリティで、前の手順で作成したドメイン用のデータベースの設定に役立ちます。

データベース ウィザードを実行する手順は次のとおりです。

  1. 手順 2 で作成したドメインで wliconfig スクリプトを実行します。

    たとえば、mydomain というドメインをデフォルトの場所に作成した場合は、以下のコマンド シーケンスのいずれかを実行します(オペレーティング システムに合わせる)。

  2. データベース ウィザードには、以下のオプションがあります。

  3. データベース ウィザードでは、コンフィグレーション対象データベースへの接続に必要な値の入力が必要です。

データベース ウィザードの実行方法の詳細については、『WebLogic Integration の起動、停止およびカスタマイズ』、「WebLogic Integrationのカスタマイズ」の「データベース コンフィグレーション ウィザードの使用」を参照してください。

 


手順 4. 1 つの管理対象サーバ用 BPM リソースのコンフィグレーション

JMS サーバと JMS 送り先およびWebLogic Integration リソースのデプロイメントで説明したとおり、以下の BPM リソースをクラスタ内の 1 つのノードにデプロイする必要があります。

この要件を満足するため、ドメインのコンフィグレーションを変更する必要があります。これは、以下のいずれかの方法で実現できます。

コンフィグレーション ファイルを編集する

作成したドメインに格納されている config.xml ファイルには、変更すべき要素をすばやく特定して編集するために役立つコメントが入っています。次の手順を実行して、ドメインのコンフィグレーション ファイルに必要な変更を加えます。

  1. 作成したドメインのルート ディレクトリで、config.xml ファイルをテキスト エディタで開きます。

  2. MODIFY というラベルの付いたコメントを探します。

    次の表では、コンフィグレーション ファイルで MODIFY コメントのラベルの付いている要素を示し、必要な変更について説明します。

表3-1 1 つの管理対象サーバ用 BPM リソースのコンフィグレーション

見つけるべき要素

要素の変更手順

<!-- MODIFY: In a cluster, the BPM Plugin Manager Targets attribute must specify only ONE cluster server -->

<EJBComponent Name="WLI-BPM Plugin Manager"
Targets="
mycluster"
URI="wlpi-master-ejb.jar"/>

WLI-BPM Plugin Manager EJB コンポーネントをこの管理対象サーバ(この場合はmanagedserver-1:)にデプロイするように、Targets 属性を変更する。


<EJBComponent Name="WLI-BPM Plugin Manager"
Targets="
managedserver-1"
URI="wlpi-master-ejb.jar"/>

<!-- MODIFY: This JMS Topic must be deployed to only one node in the cluster. Uncomment this section for one node.

<JMSTopic Name="wlpiEvent" JNDIName="com.bea.wlpi.EventTopic"/>

-->

クラスタ内のただ 1 つの管理対象サーバにデプロイされるように、この JMSTopic 要素のコメントを解除する。


<JMSTopic Name="wlpiEvent"
JNDIName="com.bea.wlpi.EventTopic"/>


 

  1. 手順 5. アダプタ用イベント ルータ WAR ファイルのコンフィグレーションに進みます。

WebLogic Server Administration Console を使用する

上の表で説明した変更を行う前に、作成したドメインの管理サーバを起動すると、config.xml ファイルに書き込んだコメントは失われます。ただし、コメントが失われても、次の節で説明する手順に従い、システムを適切にコンフィグレーションすることができます。

1 つの管理対象サーバ用 BPM マスタ EJB をコンフィグレーションする

BPM マスタ EJB を 1 つの管理対象サーバに対してコンフィグレーションする最も簡単な方法は、表 3-1 で示したように、ドメイン コンフィグレーション ファイルを変更する方法です。

注意: 以下の手順は参考情報です。この手順は、たとえば、コンフィグレーションを完了する前に config.xml ファイルのコメントが失われた場合に使用してください。

1 つの管理対象サーバに対して BPM マスタ EJB をコンフィグレーションする手順は以下のとおりです。

  1. Administration Console のナビゲーション ツリーで、作成したドメインの [WLI-BPM Plugin Manager EJB] を選択します。

    [Domain_Name|デプロイメント|EJB|WLI-BPM Plugin Manager]

  2. [対象] タブを選択し、Administration Console の指示に従って、WLI-BPM Plugin Manager EJB がクラスタ内の 1 つの管理対象サーバのみにデプロイされるように、デプロイメント設定を変更します。

    Administration Console を使用して、EJB のデプロイメントをコンフィグレーションする方法の詳細については、次のURLにある『Adminstration Console オンライン ヘルプ』を参照してください。

    http://e-docs.beasys.co.jp/e-docs/wls/docs70/ConsoleHelp/index.html 

手順 2. WebLogic Integration ドメインの作成の手順に従ってドメインの作成を完了すると、WLI-BPM Plugin Manager はこのクラスタを対象として設定されます。言い換えれば、Targets 属性にそのクラスタ名が格納されます。

必要な変更を行った後は、WLI-BPM Plugin Manager EJB は、作成したクラスタ内の 1 つの管理対象サーバを対象とします。以下の抜粋は、編集済みの 1 config.xml ファイルで、Targets 属性のコンフィグレーションの変更が示されています。この例では、EJB は manageserver-1 という管理対象サーバを対象としています。

コード リスト 3-1 WLI-BPM Plugin Manager を 1 つの管理対象サーバを対象として設定する

<Application Name="WebLogic Integration" Deployed="false"
Path="C:/bea/weblogic700/integration/lib" TwoPhase="true">
...
<EJBComponent Name="WLI-BPM Plugin Manager" Targets="manageserver-1"
URI="wlpi-master-ejb.jar"/>
...
</Application>

1 つの管理対象サーバ用 BPM イベント トピック をコンフィグレーションする

ドメインのコンフィグレーションを完了する最も簡単な方法は、手順 4. 1 つの管理対象サーバ用 BPM リソースのコンフィグレーションで説明したように、ドメイン コンフィグレーション ファイルを変更する方法です。

注意: 以下の手順は参考情報です。この手順は、たとえば、コンフィグレーションを完了する前に config.xml ファイルのコメントが失われた場合に使用してください。

1 つの管理対象サーバに対して BPM イベント EJB をコンフィグレーションする手順は以下のとおりです。

  1. Administration Console のナビゲーション ツリーで、JMS サーバに対して [送り先] を選択します。例を示します。

    [サービス|JMS|サーバ|WLIJMSServer_manageserver-1|送り先]

    WLIJMSServer_manageserver-1 は、作成したドメイン内のある 1 つの管理対象サーバに対する JMS サーバの名前を表しています。

    注意: JMS サーバには任意の名前を割り当てることができます。ただし、WLIJMSServer_node の例で示される命名規約に従うことをお勧めします。この命名規約では、node は JMS サーバがデプロイされているサーバの名前を表します。

  2. [新しい JMSTopic のコンフィグレーション] をクリックして [コンフィグレーション] タブを表示します。

  3. 適切なフィールドに以下の情報を入力します。

  4. 各フィールドの残りの部分は、デフォルトをそのまま使用して、[適用] をクリックします。

JMS キューおよびトピック作成方法の詳細については、次のURLにある『Adminstration Console オンライン ヘルプ』を参照してください。

http://e-docs.beasys.co.jp/e-docs/wls/docs70/ConsoleHelp/index.html 

次のリストは config.xml ファイルの抜粋で、BPM イベント トピック が、管理対象サーバに対する JMSServer 要素に追加されています(この例では、管理対象サーバには、WLIJMSServer_manageserver1 という名前が付けられている)。このリストの中で、この節で特に取り上げている部分は太字で表記されています。

コード リスト 3-2 com.bea.wlpi.EventTopic のコンフィグレーション

<JMSServer Name="WLIJMSServer_manageserver1"
Targets="manageserver1 (migratable)"
TemporaryTemplate="TemporaryTemplate"
Store="JMSWLIStore_manageserver1">
      <JMSTopic Name="wlpiEvent" JNDIName="com.bea.wlpi.EventTopic"/>
...
</JMSServer>

 


手順 5. アダプタ用イベント ルータ WAR ファイルのコンフィグレーション

注意: この手順は、WebLogic Integration または EAI ドメイン テンプレートに基づくドメインに対してのみ必要です。クラスタ ドメインが BPM ドメイン テンプレートに基づいている場合は手順 6. RDBMS レルムのコンフィグレーションに進んでください。

WebLogic Integration リソースのデプロイメントで説明したように、サンプル アダプタ用イベント ルータ WAR ファイルは、クラスタ内の 1 つのノードにデプロイする必要があります。この要件を満足するため、WebLogic Integration ドメインまたは EAI ドメインの一環としてコンフィグレーションされた、BEA_WLS_DBMS_ADK アダプタおよび BEA_POWERENTERPRISE_3_0 アダプタのドメイン コンフィグレーションを編集する必要があります。

コンフィグレーションを変更するには、WebLogic Server Administration Console を使用する方法と、ドメインにある config.xml ファイルを編集する方法があります。

:Administration Console を使用する方法

  1. Administration Console のナビゲーション ツリーで、作成したドメインの次のイベント ルータ WAR ファイルを選択します。

  2. 適切な [対象] タブを選択し、Administration Console の指示に従って、各イベント ルータに対するデプロイメント設定を変更します。各イベントルータが、クラスタ内の 1 つの管理対象サーバにのみデプロイされるように指定します。
    Administration Console を使用して、Web アプリケーションのデプロイメントをコンフィグレーションする方法の詳細については、次のURLの『Adminstration Console ÉIÉìÉâÉCÉì ÉwÉãÉv』を参照してください。http://e-docs.beasys.co.jp/e-docs/wls/docs70/ConsoleHelp/index.html 

config.xml の使用方法

次のリストは、管理サーバとクラスタ化された管理対象サーバがデプロイされたドメインの場合の、サンプルのconfig.xml ファイルの抜粋です。このリストでは、クラスタ内のある 1 つの管理対象サーバにデプロイするようにコンフィグレーションされた 2 つのアダプタ用のイベント ルータ WAR ファイルが示されています。WebAppComponent 要素は太字で表記されています。

コード リスト 3-3 BEA_WLS_DBMS_ADK アダプタおよび BEA_POWERENTERPRISE_3_0 アダプタのコンフィグレーション

<Application Deployed="true" Name="BEA_WLS_DBMS_ADK"
Path="<WLI_HOME>/adapters/dbms/lib/BEA_WLS_DBMS_ADK.ear" TwoPhase="true">
      <ConnectorComponent Name="BEA_WLS_DBMS_ADK"
Targets="MyCluster" URI="BEA_WLS_DBMS_ADK.rar"/>
      <WebAppComponent Name="DbmsEventRouter" Targets="MyServer-1"
URI="BEA_WLS_DBMS_ADK_EventRouter.war"/>
      <WebAppComponent Name="BEA_WLS_DBMS_ADK_Web"
Targets="MyCluster" URI="BEA_WLS_DBMS_ADK_Web.war"/>
</Application>
 :
<Application Deployed="true" Name="BEA_POWERENTERPRISE_3_0"
Path="<WLI_HOME>/adapters/powerenterprise/lib/
BEA_POWERENTERPRISE_3_0_EAR.ear" TwoPhase="true">
      <ConnectorComponent Description="J2EE CA adapter for
PowerEnterprise!" Name="BEA_POWERENTERPRISE_3_0"
Targets="MyCluster" URI="BEA_POWERENTERPRISE_3_0.rar"/>

<WebAppComponent Name="BEA_POWERENTERPRISE_3_0_EventRouter"
Targets="MyServer-1"
URI="BEA_POWERENTERPRISE_3_0_EventRouter.war"/>
        <WebAppComponent Name="BEA_POWERENTERPRISE_3_0_Web"
Targets="MyCluster" URI="BEA_POWERENTERPRISE_3_0_Web.war"/>
</Application>

 


手順 6. RDBMS レルムのコンフィグレーション

作成したドメインで、以前のリリースの WebLogic Integration の RDBMS レルムを使用する場合は、RDBMSRealm 要素を作成したドメイン用の config.xml ファイルに格納する必要があります。この要素は、手順 2. WebLogic Integration ドメインの作成の手順を使用してドメインを作成した時点で生成された config.xml ファイルではコンフィグレーションはされていますが無効になっています。RDBMSRealm 要素を有効にする手順は次のとおりです。

  1. 作成した WebLogic Integration ドメインのルート ディレクトリにある config.xml ファイルを開きます。

  2. RDBMSRealm 要素を探して、RDBMSRealm 要素のコメントを解除します。

  3. config.xml ファイルで定義されている RDBMSRealm 要素は、次のリストに示すように、Pointbase データベース用にコンフィグレーションされています。別のデータベースを使用している場合は、RDBMSRealm 要素の DatabaseDriver、DatabasePassword、DatabaseURL、および DatabaseUserName の各属性のコンフィグレーションをやり直してください。

コード リスト 3-4 RDBMSRealm 要素

<RDBMSRealm Name="wlpiRDBMSRealm"
DatabaseDriver="com.pointbase.jdbc.jdbcUniversalDriver"
DatabasePassword="none"
DatabaseURL="jdbc:pointbase://localhost:9094/WLIDBモ
DatabaseUserName="none"
           :
:

セキュリティ レルム データの移行に関する詳細については、『WebLogic Integration 移行ガイド』、「WebLogic Integration 2.1 から WebLogic Integration 7.0 への移行」の「手順 8. セキュリティ レルム データの移行」を参照してください。

 


手順 7. ルータのコンフィグレーション

ソフトウェア ルータは、作成したドメインにある config.xml ファイルの定義済みセクションのコメントを解除することによって、組み込み WebLogic HttpClusterServlet に基づいたコンフィグレーションを行うことができます。

作成したドメインに格納されている config.xml ファイルには、変更すべき要素をすばやく特定して編集するのに役立つコメントが入っています。次の手順を実行して、ドメインのコンフィグレーション ファイルに必要な変更を行います。

  1. 作成した WebLogic Integration ドメインのルート ディレクトリにある config.xml ファイルを開きます。

  2. ROUTER-OPTION というラベルの付いたコメントを探し、それらのコメントに記述されている指示に従って、作成したドメイン用のルータをコンフィグレーションします。

    ルータのサーバ名、リスン アドレス、リスン ポートなどに対して、適切な値を入力する必要があります。

  3. 次の config.xml ファイルから抜粋したコードに示されているように、Web サーバのコンフィグレーションは、ルータのコンフィグレーションに含まれています。

    <WebServer Name="ROUTER_NAME"
    DefaultWebApp="DefaultWebApp_
    ROUTER_NAME"
    . . . />

    Web サーバ要素は、DefaultWebApp 属性を介してデフォルトの Web アプリケーションを参照する点に注意してください(ROUTER_NAME は、ルータに割り当てられた名前)。

    1. 指定された DefaultWebApp の値(この例では、DefaultWebApp_ROUTER_NAME)と一致するディレクトリが、次の場所にあることを確認してください。

      DOMAIN_HOME/applications/

      このパスで、DOMAIN_HOME は、作成したドメインのルート ディレクトリを表します。

    2. 前の手順で指定した DefaultWebApp ディレクトリに web.xml デプロイメント記述子を作成します。web.xml デプロイメント記述子には、HttpClusterServlet の登録が格納されている必要があります。

      web.xml デプロイメント記述子の作成方法の詳細については、次の URL にある『WebLogic Server クラスタ ユーザーズ ガイド』、「WebLogic クラスタのセットアップ」の「プロキシ プラグインのコンフィグレーション」を参照してください。

      http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wls/docs70/cluster/setup.html

注意: クラスタに対してハードウェア ルータまたはソフトウェア ルータをコンフィグレーションするときは、クラスタの外部からのメッセージは、そのルータの URL に送信される必要があります。

ハードウェア ルータおよびソフトウェア ルータに関する詳細は、次の URL にある『WebLogic Server クラスタ ユーザーズ ガイド』を参照してください。

http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wls/docs70/cluster/index.html

 


手順 8. startWeblogic コマンド ファイルの編集

-Dweblogic.management.discover パラメータを true に設定するには、作成したドメインの startWeblogic.cmd ファイルまたは startWeblogic.sh ファイルを編集する必要があります。

  1. 作成した WebLogic Integration ドメインのルート ディレクトリにある startWeblogic ファイルを開きます。

  2. WebLogic 開始コマンドに対する -Dweblogic.management.discover の引数を見つけます。

  3. 指定されている値を false から true に変更します。

    次のコード リストは、サーバ起動コマンドの例を示していて、-Dweblogic.management.discover 引数が変更されています。このコードは、1 つのコマンドを表します。この例では複数の行に分けて読みやすくしてあります。ただし、コマンド ファイルでは 1 行で入力されています。

コード リスト 3-5 WebLogic Integration のクラスタ ドメインに対するサーバ開始コマンド

REM Start weblogic
%JAVA_HOME%¥bin¥java %JAVA_VM% %JAVA_OPTIONS% -Xmx256m 
-classpath %SVRCP%
-Dweblogic.servlet.ClasspathServlet.disableStrictCheck=true
-Dwli.bpm.server.evaluator.supportsNull=false
-Dweblogic.management.username= -Dweblogic.management.password=
-Dweblogic.Name=adminserver
-Dweblogic.RootDirectory=%WLI_DOMAIN_HOME%
-Djava.security.policy=%WL_HOME%¥lib¥weblogic.policy
-Dweblogic.management.discover=true
-Dweblogic.ProductionModeEnabled=%STARTMODE% weblogic.Server

ドメインの管理対象サーバが実行されているときに管理サーバが再起動されるシナリオでは、-Dweblogic.management.discover が true に設定されている場合に、管理サーバは、実行されている管理対象サーバを検出することができます。

 


手順 9. ドメインの管理対象サーバの設定

この手順では、管理対象サーバを追加することにより、作成したドメインを拡張する方法を説明します。管理対象サーバを追加するには、管理対象サーバを作成し、そのサーバの WebLogic Integration コンポーネントをコンフィグレーションする必要があります。

WebLogic Integration ドメインは、次のいずれかの方法で設定することができます。

この節では、クラスタで管理対象サーバを設定する以下の方法について説明します。

両方とも、Configuration Wizard が提供するテンプレートのいずれかを使用して作成されたドメインに管理対象サーバを追加する手順の説明です。

既存のインストールへの管理対象サーバを追加する

管理対象サーバを WebLogic Integration ドメインに追加するには、次の手順を実行します。

注意: この節で説明する手順では、ドメイン名を mydomain とし、次のデフォルトの場所にあるものとします。
BEA_HOME¥user_projects

手順 1. 管理対象サーバを新しく作成する

  1. 管理サーバとWebLogic Server Administration Console を起動します。

    1. 管理サーバを起動するには、『WebLogic Integration の起動、停止およびカスタマイズ』、「はじめに」の「WebLogic Integration の起動」を参照してください。

    2. コンソールを起動するには、『WebLogic Integration の起動、停止およびカスタマイズ』、「WebLogic Integration 管理ツールと設計ツール」の「WebLogic Server Administration Console の起動」を参照してください。

  2. Administration Console のナビゲーション ツリーで [サーバ] を選択します。

  3. [新しい Server のコンフィグレーション] をクリックします。

  4. [名前]、[リスン アドレス] (サーバ インスタンスの IP アドレス)、および必要に応じて [外部 DNS 名] フィールドに値を入力します。

    [外部 DNS 名] に指定する値は、マルチホーム マシンのホスト名または仮想ホスト名でもかまいません(マルチホーム マシンは、複数の IP アドレスが割り当てられているマシン)。

  5. [マシン] ドロップダウン リストからマシン名を選択します。

  6. [作成] をクリックします。

  7. [クラスタ] タブを選択します。

  8. [クラスタ] ドロップダウン リストから該当するクラスタを選択します。

注意: WebLogic Server Administration Console によるサーバ、クラスタ、マシン、およびドメインの作成およびコンフィグレーションについての詳細は、次の URL にある『Adminstration Console オンライン ヘルプ』を参照してください。

http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wls/docs70/ConsoleHelp/index.html

手順 2. 新しい管理対象サーバのドメイン コンフィグレーションを更新する(オプション)

管理対象サーバを起動するには、まず、そのサーバをドメインのコンフィグレーションに追加する必要があります。管理対象サーバは、ドメインの作成時にドメイン コンフィグレーションに追加することも、ドメインの作成後に追加することも可能です。したがって、この手順は省略可能です。次のガイドラインに従って、この手順を実行する必要があるかどうか判断してください。

新しい管理対象サーバのドメイン コンフィグレーションを更新するには、次の手順を実行します。

  1. JMS JDBC ストアをコンフィグレーションして、接続プールに関連付けます。

    1. Administration Console のナビゲーション ツリーで、[Domain_Name|サービス|JMS|ストア] を選択します。

    2. [新しい JMSJDBCStore のコンフィグレーション] をクリックして [コンフィグレーション] タブを表示します。

    3. 適切なフィールドに以下の情報を入力します。

      [名前] : JMSWLIStore_newmanageserver

      Connection Pool: wliPool

      [プレフィックス名] : newmanageserver

    4. [作成] をクリックして、新しい管理対象サーバに対する JMSJDBCStore を新たに作成します。

  2. JMS サーバをコンフィグレーションし、JMS JDBC ストアと関連付けます。

    1. Administration Console のナビゲーション ツリーで、[Domain_Name|サービス|JMS|サーバ] を選択します。

    2. [新しい JMSServer のコンフィグレーション] をクリックして [コンフィグレーション] タブを表示します。

    3. 適切なフィールドに以下の情報を入力します。

      [名前] : WLIJMSServer_newmanageserver

      [ストア] : JMSWLIStore_newmanageserver

      [一時的なテンプレート] TemporaryTemplate

      WLIJMSServer_newmanageserver は、新しい JMS サーバの名前を表します。JMSWLIStore_newmanageserver は、JMSJDBC ストアの作成時に付けた名前です。

      JMS サーバには任意の名前を与えることができます。ただし、WLIJMSServer_node の例に示される命名規約を使用することをお勧めします。このフォーマットでは、node は JMS サーバがデプロイされているサーバ(WebLogic Server インスタンス)の名前を表します。

    4. 残りのフィールドについては、デフォルトをそのまま使用し、[作成] をクリックして新しい管理対象サーバ用の JMS サーバを新たに作成します。

  3. 新たに定義された JMS サーバに対して送り先をコンフィグレーションします。

    1. Administration Console ナビゲーション ツリーで、新しい JMS サーバのコンフィグレーションにアクセスします。

      [Domain_Name|サービス|JMS|サーバ|Server_Name|送り先]

    2. [送り先のコンフィグレーション] をクリックします。

    3. [新しい JMSTopic のコンフィグレーション] または [新しい JMSQueue のコンフィグレーション] をクリックします。

      WLI_FailedEvent-node の送り先を先にコンフィグレーションします。そうすることにより、WLI_JMSTemplate-node を再配信用にコンフィグレーションすることができます(再配信属性のコンフィグレーションの方法に関する詳細については、エラー送り先を参照)。WLI_JMSTemplate-node は、他のいくつかのキュー送り先によっても使用されます。

      Administration Console を使用してこのタスクを完了する方法については、次のURLにある『Adminstration Console オンライン ヘルプ』の、「JMS」の「JMS 送り先のタスク」を参照してください。

      http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wls/docs70/ConsoleHelp/index.html

注意: クラススタ内の既存ノードを参照すると、コンフィグレーションを必要とする送り先が確認できます。また、どの送り先が WLI_JMSTemplate-node を使用するかもかわかります。必要な送り先は、ドメイン作成に使用したドメイン テンプレートによって異なります。

WLI ドメイン テンプレートに基づいて、ドメインの JMS サーバに対してコンフィグレーションされるすべての JMS キューおよびトピックのリストについては、JMS サーバと JMS 送り先を参照してください。

  1. WebLogic Integration の分散送り先をコンフィグレーションします。

    各分散送り先に対して複数の JMS 送り先がコンフィグレーションされます。物理送り先は、クラスタ内の各管理対象サーバに対して 1 つずつコンフィグレーションされます。

    新しく作成された管理対象サーバに対して JMS 送り先をコンフィグレーションするには、次の手順を実行します。

    1. Administration Console のナビゲーション ツリーで次のノードを選択して、作成した WebLogic Integration ドメインの分散送り先にアクセスします。

      [Domain_Name|サービス|JMS|分散送り先]

      注意 : WebLogic Integration デプロイメントに対する送り先は、JMS サーバと JMS 送り先にリストしてあります。

    2. 各分散送り先に対して、JMS 分散キュー メンバーを作成します。

      分散キュー メンバーの詳細については、次のURLにある『Adminstration Console オンライン ヘルプ』の、「JMS」の「JMS 分散送り先のタスク」を参照してください。

      http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wls/docs70/ConsoleHelp/index.html

    注意: WebLogic Integration 分散送り先のコンフィグレーション例については、JMS サーバと JMS 送り先を参照してください。また、ドメイン作成時に作成された config.xml ファイルで、JMSDistributedQueue 要素および JMSDistributedTopic 要素を調べることもできます。

新しい場所へ管理対象サーバを追加する

管理サーバとクラスタ化された管理対象サーバが別々のマシンに配置されているドメインに管理対象サーバを追加するには、次の手順を実行します。

手順 1. コンフィグレーション済みのドメインの内容を新しい場所にコピーする

管理対象サーバを新しい場所に設定するには、作成したドメイン ディレクトリの内容を新しい場所にコピーして修正します。

次の手順を実行してください。

  1. WebLogic Integration を新しい場所にインストールします。

  2. 作成したドメイン(手順 2. WebLogic Integration ドメインの作成参照)のディレクトリの内容をリモート マシンにコピーします。コピーするディレクトリは、管理対象サーバの起動場所となります。

注意: 混合クラスタ環境(Windows システム上で実行されている WebLogic Integration のインスタンスと UNIX システム上で実行されているインスタンスを含むクラスタ)を設定すると、改行文字にかかわって、ある問題が発生する場合があります。Windows システムで実行されるスクリプトで使用される改行文字は ^M です。これらの文字が Windows システムから UNIX システムにコピーされたファイルに残っていることがあります。Windows の改行文字が UNIX システム上に残される場合は、そのファイルを開いて、スクリプトを実行する前に ^M 文字を削除します。この処理は、任意のテキスト エディタで実行できます。また、Solaris システムでは、dos2unix コマンドを使用することもできます。dos2unix ユーティリティは、DOS の拡張文字セットに含まれる文字を、対応する ISO 規格の文字に変換します。

FTP を使用して ASCII ファイルを Windows システムから UNIX システムへ転送すると、デフォルトの ASCII モードを選択することによって、改行文字に関するこの問題を回避することができます。

手順 2. コピーしたディレクトリの内容を変更する

注意: 以下は、mydomain というドメイン ディレクトリを BEA_HOME/user_projects にコピーしたと仮定した場合の説明です。

ディレクトリの内容を変更するには、BEA_HOME/user_projects から、次の表にリストするものを除くすべてのファイルおよびディレクトリを削除します。

ファイル

startWeblogic.cmd or startWebLogic.sh


startManagedWeblogic.cmd or startManagedWebLogic.sh


caKeyStore.pks


privateKeyStore.pks

ディレクトリ

applications


cacerts


certs


keys


wlai
1. 

1アダプタ、アプリケーション ビュー、および Application Integration プラグインがデプロイされているドメインに管理対象サーバを追加する場合は、wlai ディレクトリはドメイン ディレクトリにあります。

 

手順 3. 管理対象サーバを作成する

  1. 管理サーバと Administration Console を起動します。

    1. 管理サーバを起動するには、『WebLogic Integration の起動、停止およびカスタマイズ』、「はじめに」の「WebLogic Integration の起動」を参照してください。

    2. コンソールを起動するには、『WebLogic Integration の起動、停止およびカスタマイズ』、「WebLogic Integration 管理ツールと設計ツール」の「WebLogic Server Administration Console の起動」を参照してください。

  2. Administration Console のナビゲーション ツリーで [サーバ] を選択します。

  3. [新しい Server のコンフィグレーション] をクリックします。

  4. [名前]、[リスン アドレス] (サーバ インスタンスの IP アドレス)、および必要に応じて [外部 DNS 名] フィールドに値を入力します。

    [外部 DNS 名] に指定する値は、マルチホーム マシンのホスト名または仮想ホスト名でもかまいません。

  5. [マシン] ドロップダウン リストからマシン名を選択します。

  6. [作成] をクリックします。

  7. [クラスタ] タブを選択します。

  8. [クラスタ] ドロップダウン リストから該当するクラスタを選択します。

注意: WebLogic Server Administration Console によるサーバ、クラスタ、マシン、およびドメインの作成およびコンフィグレーションについての詳細は、次の URL にある『Adminstration Console オンライン ヘルプ』を参照してください。

http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wls/docs70/ConsoleHelp/index.html

手順 4. 新しい管理対象サーバのドメイン コンフィグレーションを更新する(オプション)

管理対象サーバを起動するには、まず、そのサーバをドメインのコンフィグレーションに追加する必要があります。管理対象サーバは、ドメインの作成時にドメイン コンフィグレーションに追加することも、ドメインの作成後に追加することも可能です。したがって、この手順は省略可能です。

この手順を実行する必要の有無、およびその方法を明らかにするには、手順 2. 新しい管理対象サーバのドメイン コンフィグレーションを更新する(オプション)で説明したのと同じガイドラインと手順を使用してください。

 


手順 10. WebLogic Intergration の自動再起動のコンフィグレーション

WebLogic Integration がクラスタ環境でデプロイされているかどうかにかかわらず、システム クラッシュ、ハードウェアの再起動、サーバの不具合などが原因でシャットダウンしたサーバを自動的に再起動するように、システムをコンフィグレーションすることができます。これは、次のいずれかの方法で Node Manager をコンフィグレーションすることによって実行できます。

 


手順 11. 障害が発生したノードから健全なノードへ移行するための WebLogic Integration のコンフィグレーション

WebLogic Integration デプロイメントによって障害が発生したノードから健全なノードへのリソースの移行がサポートされるように、デプロイメントをコンフィグレーションするには、故障ノードから健全なノードに移行するための WebLogic Integration のコンフィグレーションに概要が説明されている次の手順を実行します。

 


手順 12. WebLogic Integration のセキュリティ コンフィグレーション

作成したクラスタに対して SSL をコンフィグレーションするには、作成したドメインの config.xml ファイルにある定義済みのセクション(各 Server 要素に 1 セクションずつ)のコメントを解除します。

config.xml ファイルには、変更すべき要素をすばやく特定して編集するのに役立つコメントが入っています。SSL をコンフィグレーションし、ドメインのコンフィグレーション ファイルを変更するには、次の手順を実行します。

  1. 作成した WebLogic Integration ドメインのルート ディレクトリにある config.xml ファイルを開きます。

  2. SSL-OPTION というラベルの付いたコメントを探して、適切なセクションのコメントを解除して、SSL をドメインに合うようにコンフィグレーションします。

B2B Integration 機能がマルチノード クラスタにデプロイされているドメインの場合は、クラスタ内の各マシンに対して、キーストア、サーバ証明書、startWeblogic スクリプトなどもコンフィグレーションする必要があります。

実行する必要があるタスクの詳細については、以下を参照してください。

警告: 作成したドメインが、WLI Domain テンプレートまたは EAI Domain テンプレートに基づいていて、ドメインに対してキーストアをコンフィグレーションする場合は、WebLogic Integration Application 要素の Deployed 属性を false に設定してからでないと、キーストアはコンフィグレーションできません。

次のリストは、WebLogic Integration ドメイン用の config.xml ファイルの抜粋で、Deployed 属性が false に設定されています。

コード リスト 3-6 キーストアのコンフィグレーションに先立つ Deployed 属性の設定

<Application Name="WebLogic Integration" Deployed="false"
Path="C:/bea/weblogic700/integration/lib" TwoPhase="true">

 


手順 13. ドメイン内のサーバの起動

この節では、クラスタ ドメインのサーバを起動する方法について説明します。

サーバを起動する前に

作成したドメインのサーバを起動する前に、次の手順を実行します。

  1. ドメイン コンフィグレーション ファイルの WebLogic Integration Applcation 要素の Deployed 属性が true に設定されていることを確認します。

    手順 12. WebLogic Integration のセキュリティ コンフィグレーションで説明したとおり、ドメインに対してキーストアをコンフィグレーションした場合は、この Deployed 属性は、false に設定したはずです。

    次のリストは、WebLogic Integration ドメイン用の config.xml ファイルの抜粋で、Deployed 属性が true に設定されています。

    <Application Name="WebLogic Integration" Deployed="true"
    Path="C:/bea/weblogic700/integration/lib" TwoPhase="true">

  2. ドメイン作成時に(手順 2. WebLogic Integration ドメインの作成参照)デフォルト以外のサーバ名を指定した場合は、ここで必ずドメイン内の次のディレクトリ名を変更してください。

    DOMAIN_HOME/applications/DefaultWebApp_myserver

    このパスで、DOMAIN_HOME は、作成したドメインのルート ディレクトリを表します。myserver という文字列を、管理サーバに対して指定した名前に置き換えます。

Node Manager がコンフィグレーションされていないドメインのサーバを起動する

Node Manager がコンフィグレーションされていないドメインのサーバを起動するには、次の手順を実行します。

  1. 次の startWebLogic コマンドを実行して管理サーバを起動します。

    cd DOMAIN_HOME
    startWeblogic

    このコマンドラインで、DOMAIN_HOME は、作成したドメインのルート ディレクトリを表します。

  2. 管理サーバが起動した後、各管理対象サーバに対して順に startManagedWebLogic コマンドを実行してドメインの管理対象サーバを起動します。言い換えれば、各管理対象サーバ インスタンスをインストールしたルート ディレクトリに移動し、次の startManagedWeblogic コマンドを実行します。

    cd DOMAIN_HOME
    startManagedWeblogic managedserver

    このコマンドラインで、managedserver はドメイン内の管理対象サーバの名前を表します。

    各管理対象サーバが起動すると、コマンド ウィンドウにステータス メッセージが表示されます。

Node Manager がコンフィグレーションされているドメインのサーバを起動する

Node Manager がコンフィグレーションされているドメインのサーバを起動するには、次の手順を実行します。

  1. 次の startWebLogic コマンドを実行して管理サーバを起動します。

    cd DOMAIN_HOME
    startWeblogic

    このコマンドラインで、DOMAIN_HOME は、作成したドメインのルート ディレクトリを表します。

  2. ドメインの管理対象サーバを起動します。

    1. 管理対象サーバをホストする各マシンで Node Manager を起動します(まだ起動していなかった場合)(手順 5. Node Manager を起動するを参照)。

    2. Administration Console のナビゲーション ツリーで、各管理対象サーバの名前を順に選択します。

    3. メイン コンソール ウィンドウで、[Control] タブを選択します。

    4. [Start this Server] をクリックします。

    サーバ起動コマンドに対する、 WebLogic Server Administration Console から行う他の設定の影響については、このソフトウェアおよび次の URL にある『Adminstration Console オンライン ヘルプ』を参照してください。

    http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wls/docs70/ConsoleHelp/index.html

サーバをモニタおよびシャットダウンする

起動が完了すると、WebLogic Server Administration Console を使用して、デプロイメントとステータスを確認できます。

その後、WebLogic Server Administration Console を使用して WebLogic Integration アプリケーションをシャットダウンします。コマンド ウィンドウを閉じる、〔Ctrl〕+〔c〕を押す、などの操作で WebLogic Integration を閉じないことをお勧めします。アプリケーションを正常にシャットダウンするには、『WebLogic Integration の起動、停止およびカスタマイズ』、「はじめに」の「WebLogic Integrationの停止」で説明するとおり、stopWebLogic コマンドを実行してください。

 

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