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WebLogic Integration Studio ユーザーズ ガイド

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Studio インタフェースの使用法

この章では、Studio の起動方法について説明し、Studio のグラフィカル ユーザ インタフェースの概要について説明します。

 


Studio の起動とログオン

Studio は、以下のいずれかの方法で起動します。

[WebLogic Integration へのログオン] ダイアログ ボックスが表示されます。

図2-1 [WebLogic Integration へのログオン] ダイアログ ボックス


 

WebLogic Integration にログオンする手順は、次のとおりです。

  1. ユーザ名とパスワードを該当するフィールドに入力します。Studio のユーザ名およびパスワードの割り当てを受けていない場合は、デフォルトのユーザ名とパスワードを入力します。デフォルトのユーザ名とパスワードのリストについては、『WebLogic Integration の起動、停止およびカスタマイズ』の「はじめに」にある「WebLogic Integration ユーザおよびパスワード」を参照してください。

    注意: ユーザ名とパスワードは大文字と小文字の区別が必要です。ユーザ名とパスワードは必ず小文字で入力してください。

  2. [サーバ URL(プロトコル : ホスト : ポート)] フィールドで、WebLogic Integration サーバを実行しているシステムを以下のように指定します。

    t3://host:port

    クラスタ化サーバにログインするには、[ サーバ URL(プロトコル : ホスト : ポート)] フィールドに次のように入力します。

    t3://host1,host2,host3:port

    この場合、host1、host2、および host3 は WebLogic Integration クラスタ化サーバのコンピュータ名または IP アドレスです。

  3. [OK] をクリックして Studio のメイン ウィンドウを表示します。

    図2-2 WebLogic Integration Studio メイン ウィンドウ


     

 


Studio インタフェースの概要

この節では、Studio ユーザ インタフェースの各部分およびそれぞれの機能について説明します。

メニュー オプション

以下の節では、Studio でのメニュー バーの使い方について説明します。

[ファイル] メニュー

[ファイル|オプション] の順に選択し、以下の表に示す機能を実行します。

メニュー オプション

機能

[ログオン]

WebLogic Integration サーバにログオンする。

[ログオフ]

WebLogic Integration サーバからログオフする。

[終了]

WebLogic Integration サーバからログオフして、WebLogic Integration Studio を終了する。


 

[表示] メニュー

[表示|オプション] の順に選択し、以下の表に示す機能を実行します。

メニュー オプション

機能

[最新の情報に更新]

別のクライアント アプリケーションによってデータベースが変更された場合に、情報を更新する。

[フローチャートで色を使用]

ワークフロー図をカラーまたは白黒で表示する。

[選択内容とツリーを同期]

フォルダ ツリー階層内のワークフロー コンポーネントを、設計領域のワークフロー コンポーネントと同期させる。たとえば、ワークフロー図内の開始ノードをクリックすると、フォルダ ツリー階層構造内の対応する開始ノード フォルダが開く。

[ルック&フィール]

Studio 表示のルック&フィールを変更する。オプションは次のとおり。

[インタフェース ビュー . .]

ビジオネス オペーレーション、サブワークフロー、XML ドキュメントおよびプラグインを表す追加の視覚オブジェクトを表示する。このメニュー項目を設定すると [インタフェース ビュー 設定] ダイアログ ボックスが表示される。インタフェースの表示プリファレンスの設定方法については、インタフェース ビューの使用法を参照。開始、イベント、または完了ノードに、プラグインによって定義されたカスタム プロパティが含まれる場合、ノードのアイコンの右上隅に小さなプラグイン アイコンが表示されます。


 

[コンフィグレーション] メニュー

[コンフィグレーション|オプション] の順に選択し、以下の表に示す機能を実行します。

メニュー オプション

機能

[オーガニゼーション]

ビジネス エンティティや地理的な位置など、企業の特定のビジネスを区別するオーガニゼーションを定義する。オーガニゼーションを定義する方法の詳細については、オーガニゼーションの保守を参照。

[ビジネス オペレーション]

EJB インスタンスまたは Java Class インスタンスに関するメソッド呼び出しを表す、ビジネス オペレーションを定義する。ビジネス オペレーションを定義する方法の詳細については、ビジネス オペレーションのコンフィグレーションを参照。

[イベント]

イベント キーの式を定義する。イベント キー式を定義する方法の詳細については、イベント キーのコンフィグレーションを参照。

[プラグイン]

使用可能なプラグインを、表示およびコンフィグレーションする。プラグインのコンフィグレーション方法の詳細については、プラグインのコンフィグレーションを参照。

[パーミッション]

ユーザおよびロールのパーミッション レベルを定義する。パーミッション レベルを定義する方法の詳細については、ユーザに対してパーミッションを設定するおよびロールに対してパーミッションを設定するを参照。

[ロール マッピング]

現在定義されているロールを WebLogic Server グループに対してマップする。ロールのマッピングの詳細は、ロールに対するマッピングを変更するを参照。


 

[ツール] メニュー

[ツール|オプション] の順に選択し、以下の表に示す機能を実行します。

メニュー オプション

機能

[パッケージをエクスポート . .]

ワークフロー オブジェクトを JAR ファイルとしてエクスポートする。パッケージをエクスポートする方法の詳細については、ワークフロー パッケージのインポートとエクスポートを参照。

[パッケージをインポート . .]

ワークフロー オブジェクトを JAR ファイルからインポートする。パッケージをインポートする方法の詳細については、ワークフロー パッケージのインポートとエクスポートを参照。

[XML ファインダを表示 . .]

XML リポジトリの管理に使用する [XML ファインダ] ダイアログ ボックスを表示する。XML リポジトリを管理する方法の詳細については、リポジトリにあるエンティティの管理を参照。


 

[ヘルプ] メニュー

[ヘルプ|オプション] の順に選択し、以下の表に示す機能を実行します。

メニュー オプション

機能

[ヘルプ トピック]

Studio のオンライン ヘルプにアクセスする。

[プラグイン ヘルプ]

ロードしたプラグインのオンライン ヘルプにアクセスする。

[WebLogic Integration Studio のバージョン情報]

WebLogic Integration Studio ソフトウェアのバージョン情報を表示する。


 

フォルダ ツリー表示

WebLogic Integration Studio インタフェースにはフォルダ ツリー表示が含まれていて、ワークフロー コンポーネントを標準ツリー構造で表示します。

図2-3 WebLogic Integration フォルダ ツリー表示


 

異なるオーガニゼーションを選択するには、ウィンドウ最上部の [オーガニゼーション] ドロップダウン リストを使用します。

フォルダ ツリー表示に示される以下の各項目の詳細を表示するには、該当する項目をダブルクリックして展開します。

たとえば、[テンプレート] フォルダをダブルクリックすると、ワークフロー テンプレートのリストが表示される。ワークフロー テンプレートをダブルクリックすると、すべてのワークフロー テンプレート定義のリストが表示される。特定のワークフロー テンプレート定義を展開すると、そのワークフロー テンプレート定義に対する タスク、分岐、イベント、結合、開始、完了、変数 などを格納しているフォルダが表示されます。

フォルダツリーにあるほとんどの項目は、右クリックすると強調表示され、その項目に関連するオプションを列挙するメニューが表示されます。たとえば、既存のワークフロー テンプレートを右クリックすると、次の図に示すオプションを列挙するメニューが表示されます。

図2-4 ワークフロー テンプレートのメニュー オプション


 

ワークフローの設計領域とツールバー

既存のワークフローテンプレート定義を作成またはオープンする(その手順についてはテンプレート定義に関する作業を参照)と、次の図のようなワークフロー設計領域でワークフロー設計を作成できます。ワークフロー ツールバーには、ワークフローの定義に使用する、ワークフローの各ノードとコネクタを表すシェイプがあります。

図2-5 [ワークフロー設計] ウィンドウ


 

同時に複数のワークフロー設計を開くことができます。複数のワークフローを表示しておき、相互に切り替えることができます。

図2-6 複数ワークフロー ダイアグラム


 

ツールバーの使い方

また、このツールバーには、次の切り替えコントロールもあります。

表2-1 ツールバー ボタン

ツールバー ボタン

説明


ダイアグラムのズーム アウト。複雑なダイアグラムに取り組んでいて、全体のフローを確認する必要がある場合に便利なボタン。


ダイアグラムのズーム イン。


ダイアグラムでグリッドを表示または非表示にする。


ダイアグラム内の図形の整列。


図形の自動整列をオンまたはオフに設定。


インタフェース ビューのオン/オフ切り替え。インタフェース ビューの詳細については、インタフェース ビューの使用法を参照。

デフォルトでは、ワークフロー ツールバーは、設計領域の最上部に現れます。[Studio] ウィンドウや設計領域のサイズによっては、ツールバー全体が表示されない場合があります。ツールバー全体を表示するには、ツールバーを Studio の他の設計領域またはデスクトップ上の他の場所に移動します。

ツールバーを移動するには、ツールバーの背景領域([コネクタを描画] ボタンと [縮小] ボタンの間など)をクリックして、ツールバーを移動先にドラッグします。

ツールバーを、デスクトップ上の Studio の設計領域以外の場所に移動すると、ツールバーはデスクトップ上の別のウィンドウとなり、最小化、最大化、クローズの各操作が可能になります。

 


インタフェース ビューの使用法

テンプレート定義を作成して、ノードの定義を開始し、アクションの追加が完了した際には、一般的には、ワークフローがインタフェースを取る対象オブジェクトが、オブジェクトを参照するノード別に表示されていると便利です。インタフェース ビューを使って、ワークフロー ダイアグラム中のコンポーネント、およびそのワークフローがインタフェースを取る以下のオブジェクトを表すアイコンを表示できます。

インタフェース ビューは、デフォルトでは無効化されています。インタフェース ビューを使用するには、各テンプレート定義に対してインタフェース ビューを有効化し、そのテンプレート定義にアクセスする新しくなった各セッションも有効化する必要があります。

一方、表示されるオブジェクトを決定するインタフェース ビュー プリファレンスは、システム全体を対象として設定されます。すなわち、すべてのテンプレート定義に適用されます。設定は Studio におけるセッションを切り替えても保存されますが、テンプレート定義の一部としては保存されません。

表示する項目を指定する手順は、以下のとおりです。

  1. [表示|インタフェース ビュー] の順に選択して、[インタフェース ビュー 設定] ダイアログ ボックスを表示します。

    図2-7 [インタフェース ビュー 設定] ダイアログ ボックス


     

  2. 表示するオブジェクトのチェック ボックスにチェックし、表示しないオブジェクトのチェック ボックスのチェックを外します。

現在のテンプレートのノーマル ビューとインタフェース ビューを切り替えるには、ツールバーにある次のボタンをクリックします。

受信 XML ドキュメント データを表示する

インタフェース ビューに表示される以下のアイコンは、ワークフロー図内の受信 XML ドキュメントを表します。


 

注意: テンプレート ノード向きの矢印は、受信方向を示しています。

受信 XML ドキュメント アイコンは、受信 XML ドキュメントに応答する開始ノードとイベント ノードに対して表示されます。ワークフロー ダイアグラムの XML ドキュメント アイコンにマウス ポインタを保持すると、その XML ドキュメントのタイプ(受信または送信)、ルートおよびキーが示されているテキスト ボックスが表示されます。

送信 XML ドキュメント データを表示する

インタフェース ビューに表示される以下のアイコンは、ワークフロー図内の送信 XML ドキュメントを表します。


 

注意: テンプレート ノードを出発点とする向きになっている矢印は、送信方向を示しています。

オブジェクトに対して [XML をクライアントに送信] アクションまたは [XML イベントをポスト] アクションが定義されている場合に、送信 XML ドキュメントのアイコンが表示されます。XML ドキュメントに関する情報を取得する方法は次のとおりです。

[XML をクライアントに送信] アクションおよび [XML イベントをポスト] アクションの詳細は、クライアント アプリケーションに対し XML メッセージを送信するおよびJMS トピックまたはキューへの XML メッセージのポストを参照してください。

サブワークフロー データを表示する

インタフェース ビューでは、ワークフローダイアグラムにあるサブワークフローは次のアイコンで表されます。


 

サブワークフロー アイコンは、あるオブジェクトに対して ワークフローを開始アクションが定義されている場合に表示されます。サブワークフローに関する情報は、以下の手順で取得できます。

[ワークフローを開始] アクションの詳細は、サブワークフローを呼び出すを参照してください。

ビジネス オペレーション データを表示する

インタフェース ビューに表示される以下のアイコンは、ワークフロー図内のビジネス オペレーションを表します。


 

オブジェクトに対して [ビジネス オペレーションを実行] アクションが定義されている場合に、ビジネス オペレーションのアイコンが表示されます。ビジネス オペレーションに関する情報を取得する方法は次のとおりです。

ビジネス オペレーションを実行アクションの詳細については、ビジネス オペレーションを呼び出すを参照してください。

プラグイン データを表示する

インタフェース ビューに表示される以下のアイコンまたはカスタム アイコンは、ワークフロー図内のプラグインを表します。


 

ノードにプラグイン アクションが含まれる場合、アクションに関する情報を取得する方法は次のとおりです。

注意: 開始、イベント、完了の各ノードに、プラグインで定義された、カスタマイズされたプロパティが設定されている場合は、ノード アイコンの右上のコーナーに小さなプラグイン アイコンが表示されます。

 


Studio の終了

WebLogic Integration からログオフして Studio は表示したままにしておく手順は、以下のとおりです。

  1. ワークフローに加えた変更を保存するには、ワークフロー テンプレート定義を右クリックするとメニューが表示され、そこから [保存] を選択します。

  2. [ファイル|ログオフ] を選択します。

Studio を終了する手順は、以下のとおりです。

  1. ワークフローに加えた変更を保存するには、ワークフロー テンプレート定義を右クリックするとメニューが表示され、そこから [保存] を選択します。

  2. [ファイル|ログオフ] を選択します。削除の確認を求めるダイアログ ボックスが表示されます。[はい] をクリックすると終了します。

注意: 変更内容を保存しないで Studio を終了すると、ダイアログ ボックスに保存を指示するメッセージが表示されます。

 

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