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WebLogic Server のサービス パックとローリング パッチのインストール

Smart Update またはダウンロード可能なアップグレード インストーラのいずれかの方法を使用して、インストールされている WebLogic Server 7.0 をアップグレードできます。以下の節では、ソフトウェアの両方のアップグレード方法について説明します。

 


WebLogic Server のサービス パックとローリング パッチ

BEA は WebLogic Server のサービス パックまたはローリング パッチを定期的にリリースします。サービス パックとは、既知の問題に対する解決策やその他の製品機能の拡張が含まれた既存リリースの更新版です。通常、サービス パックでは、インストールされている WebLogic Server を置き換えるのではなく、変更と追加を行います。ローリング パッチとは、サービス パックによる更新がリリースされるまでの間に、バグの修正を提供するものです。

注意: サービス パックとローリング パッチによる更新は、登録済みのサポート カスタマに対して、パスワード保護された Web サイトからのみ提供されます。更新をダウンロードするには、BEA カスタマ サポートの Web サイトにログインする必要があります。eSupport アカウントを持っていない場合は、http://support.bea.com で登録できます。

サービス パックとローリング パッチは以下の方法を使用してインストールできます。

Smart Update でもパッケージ アップグレード インストーラでも、現在のインストールの環境状態やアップグレード時に追加されたファイルに関する情報が含まれたバックアップ ファイルが作成されます。このバックアップ ファイルは、インストール中にエラーが発生した場合や、アップグレード インストールをアンインストールしたり、元の状態に戻したりする場合に、システム状態を復元するために使用されます。WebLogic Platform の通常のアップグレード インストール、つまり、すべての WebLogic Platform コンポーネント製品がインストールされている場合のアップグレード インストールでは、バックアップ ファイルに最低でも 250MB のディスク スペースが必要になります。

パッケージ アップグレード インストーラに関する重要な注意事項

以下に、パッケージ アップグレード インストーラに関する重要な注意事項を示します。

クラスタ環境でノード マネージャを使用する場合の重要な注意事項

クラスタ環境のサーバをノード マネージャで管理している場合は、アップグレードの前に、ノード マネージャが動作しているすべてのマシン上で以下のディレクトリとファイルをバックアップしてください。

Windows:
WL_HOME¥common¥nodemanager
WL_HOME¥server¥bin¥startNodeManager.cmd

UNIX:
WL_HOME/common/nodemanager
WL_HOME/server/bin/startNodeManager.sh

上記のパス名で、WL_HOME は WebLogic Platform のルート ディレクトリです (c:¥bea¥weblogic700 など)。

アップグレードが完了したら、上記のファイルを復元してください。

ノード マネージャの詳細については、『WebLogic Server ドメイン管理』の「ノード マネージャによるサーバの可用性の管理」を参照してください。

http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wls/docs70/admin_domain/nodemgr.html

 


WebLogic Server 7.0 GA の更新に関する重要な注意事項

スタンドアロンの WebLogic Server 7.0 GA リリース (バージョン 7.0.0.0) をインストール済みで、WebLogic Platform 7.0 で入手できるバージョン (WebLogic Server バージョン 7.0.0.1) にアップグレードしていない場合は、Smart Update を使用してサービス パックをインストールすることはできません。代わりに、BEA Customer Support Web サイト (http://support.bea.com) からダウンロードできるパッケージ アップグレード インストーラを使用できます。手順については、ダウンロード可能なインストーラによるサービス パックとローリング パッチのインストールを参照してください。サービス パックのインストール後は、Smart Update を使用して以降のサービス パックをインストールできます。

インストールされている WebLogic Server のバージョンを確認するには、BEA_HOME¥logs¥log.txt (UNIX の場合は BEA_HOME/logs/log.txt) をテキスト エディタで開き、ログ ファイルの最後のエントリを参照します。ログ ファイルの各行は、現在の BEA ホームのインストール イベント (インストールまたはアンインストール) を表しています。ログ ファイルのエントリで、インストール済みのバージョンが WebLogic Platform 7.0 SP0 以前と示されている場合、Smart Update を使用することはできません。ログ ファイルのエントリで、インストール済みのバージョンが WebLogic Platform 7.0.0.1 以降と示されている場合は、Smart Update を使用してサービス パック 1 (7.0.1.0) およびそれ以降のサービス パックをインストールできます。

注意: WebLogic Server と WebLogic Platform では、同じインストール フレームワークを使用します。従って、インストール ログのエントリでは、「WebLogic Platform 」という語を使用して WebLogic Server または WebLogic Platform の両方のインストールを表します。

 


Smart Update を使用したサービス パックとローリング パッチのインストール

注意: Smart Update によるアップグレードでは、Windows をお使いの場合には、その環境で Sun Java 2 SDK が使用されるように、Linux をお使いの場合は Sun Java 2 SDK が使用されるようになります。別の SDK を使用する場合は、適切な SDK がバンドルされている WebLogic Platform アップグレード インストーラを使用するか、SDK を変更してください。詳細については、次の URL にある『WebLogic Platform リリース ノート』の「WebLogic Platform と共にバンドルされていない JVM を使用する」を参照してください。

http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/platform/docs70/relnotes/relnotes.html#migration

Smart Update 機能を使用すると、利用可能なソフトウェアの更新がないか定期的にチェックすることができます。Smart Update を開始すると、インストールされている製品のバージョン (現在の BEA ホーム ディレクトリと関連付けられている) がチェックされ、BEA の Web サイトへの接続が確立されてサービス パックの有無が確認できます。[Smart Update] ウィンドウには以下の 3 つのパネルがあります。

注意: Smart Update では、現在の BEA ホーム ディレクトリと関連付けられた製品の有無だけをチェックします。システム上に複数の BEA ホーム ディレクトリがある場合は、各ディレクトリごとに Smart Update を実行し、利用可能なサービス パックをインストールする必要があります。BEA ホーム ディレクトリの詳細については、BEA ホーム ディレクトリを参照してください。

Smart Update を使用してサービス パックまたはローリング パッチをインストールするには、次の手順に従います。

  1. 実行中のサーバをすべて停止します。サービス パックまたはローリング パッチの「ホット インストール」はサポートされていません。

  2. 表 6-1 の説明のとおりに Smart Update を起動します。

    表6-1 Smart Update の起動

    Smart Update を起動するプラットフォーム

    実行する手順

    Windows

    [スタート] メニューから起動する場合

    • [スタート|プログラム|BEA WebLogic Platform 7.0|Smart Update] を選択する。

    MS-DOS コマンド プロンプト ウィンドウから起動する場合

      1. BEA_HOME/utils ディレクトリに移動する。BEA_HOME は、インストールされている WebLogic Server の BEA ホーム ディレクトリ。

      2. プロンプトで次のコマンドを入力する。

    bsu.cmd

    [BEA Smart Update] ウィンドウが表示される。

    UNIX

    注意: UNIX システム上で Smart Update を実行するには、コンソールが Java ベースの GUI をサポートしている必要がある。

      1. UNIX システムにログインする。

      2. コマンド シェルを開き、BEA_HOME/utils ディレクトリに移動する。

      3. 次のコマンドを入力する。

    bsu.sh

    [BEA Smart Update] ウィンドウが表示される。


     

  3. [Smart Update] ウィンドウの左ペインで、更新する製品のリリースを選択します。

    利用可能なサービス パックまたはローリング パッチがある場合は、ウィンドウの [オプションのアップグレード] セクションに表示されます。

  4. [オプションのアップグレード] ペインで、インストールするサービス パックまたはローリング パッチを選択して、[OK] をクリックします。

    [Enter BEA eSupport Identification] ダイアログ ボックスが表示されます。

  5. 有効なユーザ名とパスワードを選択して、[Verify] をクリックします。

    注意: Smart Update を使用してサービス パックまたはローリング パッチをインストールするには、有効な eSupport アカウントを持っている必要があります。アカウントは http://support.bea.com で登録できます。

    BEA インストール プログラムの [ようこそ] ウィンドウが表示されます。

  6. [Next] をクリックしてインストールを続行します。[Exit] をクリックすると、インストールをいつでもキャンセルできます。

    [Downloading Archive Information] ウィンドウが短く表示され、続いて [ダウンロード オプションの指定] ウィンドウが表示されます。

  7. ソフトウェアのダウンロードに関する設定を以下のように指定します。

  8. [Next] をクリックします。

    [Archive Download] ウィンドウが表示されます。

  9. ダウンロードが完了したら自動的にインストールを開始するかどうかを、該当するチェック ボックスを選択または選択解除して指定します。このチェックボックスはデフォルトで選択されています。チェック ボックスをオフにした場合、ダウンロードが完了したときにインストールを開始するには、[Next] をクリックする必要があります。

    ダウンロードが完了すると、[アーカイブ整合性チェック] ウィンドウが表示され、ダウンロードしたアップグレード アーカイブ ファイルの整合性が検証されます。

    アーカイブの検証が完了すると、[製品ディレクトリを確認] ウィンドウが表示され、BEA ホーム ディレクトリへのパスと、WebLogic Server ソフトウェアが更新される製品ディレクトリへのパスが示されます。

  10. [Next] をクリックして、アップグレードのインストールに進みます。

    ステータス ウィンドウに、インストールの進行状況が表示されます。

  11. [インストール完了] ウィンドウで [Done] をクリックします。

    [Smart Update] ウィンドウが表示されます。[インストール済みの製品] ペインに、アップグレードされたリリース レベルが表示されます。

 


ダウンロード可能なインストーラによるサービス パックとローリング パッチのインストール

WebLogic Server のサービス パックまたはローリング パッチが利用できる場合、BEA カスタマ サポートの Web サイト (http://support.bea.com) からそのリリースをダウンロードできます。

注意: サービス パックとローリング パッチによる更新は、登録済みのサポート カスタマだけが利用できます。ダウンロード サイトはパスワードで保護されています。更新をダウンロードするには、eSupport のユーザ名とパスワードを使用してログインする必要があります。eSupport アカウントを持っていない場合は、BEA カスタマ サポートの Web サイトで登録できます。

それぞれのリリースには、インストール用の WebLogic Server (WebLogic Workshop を含む) の更新ファイルとサーバ サンプルを含む専用のインストール プログラムが用意されています。ただし、アップグレード インストール プログラムは、システムにすでにインストールされているコンポーネントだけをアップグレードします。たとえば、サーバ サンプル コンポーネントを除いて WebLogic Server コンポーネントをインストールしている場合、アップグレード インストーラはサーバ ソフトウェアをアップグレードしますが、サーバ サンプルはインストールしません。アップグレード インストーラを使用して追加のコンポーネントをインストールすることはできません。追加のコンポーネントをインストールするには、WebLogic Server の配布方法で説明するように、ネット インストーラまたはパッケージ インストーラを使用する必要があります。

アップグレード インストール プログラムは、UNIX および Windows プラットフォームの両方で、以下のモードで実行できます。

注意: グラフィカルモード インストールを開始するには、コンソールが Java ベースの GUI をサポートしている必要があります。インストール プログラムによりシステムが Java ベース GUI をサポートできないと判定された場合、自動的にコンソールモード インストールが開始されます。

アップグレード インストーラはサイレントモード インストールをサポートしていません。

WebLogic Server インストール プログラムの実行には、Java 実行時環境 (JRE) が必要になります。JRE を含む Java 2 Software Development Kit (SDK) は、Windows インストール プログラムおよび一部の UNIX インストール プログラム (ファイル名が .bin で終わるプログラム) に付属しています。それ以外の UNIX プラットフォームに対しては、WebLogic Server インストール プログラムに Java 2 SDK が含まれません。これらのインストール プログラムのファイル名は .jar で終わります。.jar インストール プログラムを実行するには、Java 2 SDK の適切なバージョンをシステムにインストールした上で、Java 2 SDK の bin ディレクトリを PATH 変数の先頭で指定する必要があります。インストール プロセスでは、このディレクトリを指す JAVA_HOME と関連する変数が設定されるので、必ず SDK を使用してください。

グラフィカル モードを使用したサービス パック アップグレードのインストール

サービス パックまたはローリング パッチを、UNIX および Windows システム上にグラフィカル モードでダウンロードおよびインストールするには、次の手順に従います。

  1. BEA カスタマ サポートの Web サイト (http://support.bea.com) から、プラットフォーム固有のサービス パック アップグレード インストーラをダウンロードします。

    注意: サービス パックまたはローリング パッチをダウンロードするには、eSupport のユーザ名とパスワードを使用してログインする必要があります。eSupport アカウントを持っていない場合は、BEA カスタマ サポートの Web サイトで登録できます。

  2. 実行中のサーバをすべて停止します。サービス パックまたはローリング パッチの「ホット インストール」はサポートされていません。

  3. 表 6-2 の説明のとおりにアップグレード インストーラを起動します。

    表6-2 グラフィカル モードでのアップグレード インストーラの起動

    アップグレード インストーラを起動するプラットフォーム

    実行する手順

    Windows

      1. インストール プログラムをダウンロードしたディレクトリに移動して、filename.exe をダブルクリックする。filename.exe は、BEA カスタマ サポートの Web サイトからダウンロードしたインストール ファイルの名前 (serverXXX_upgrade_win32.exe など)。

    インストール プログラムがアップグレードのインストールを開始する。

      2. この表の下の手順 4 に進む。

    UNIX

    ファイル名が .bin で終わるインストーラの場合

      1. インストール プログラムをダウンロードしたディレクトリに移動し、次のコマンドを入力してインストール手順を開始する。

    chmod a+x filename.bin
    ./
    filename.bin

    filename.bin は、BEA カスタマ サポートの Web サイトからダウンロードしたアップグレード インストール プログラムの名前 (serverXXX_upgrade_solaris.bin など)。

    インストール プログラムがアップグレードのインストールを開始する。

      2. この表の下の手順 4 に進む。

    ファイル名が .jar で終わるインストーラの場合

      1. 適切な SDK の bin ディレクトリを、対象システム上の PATH 変数の先頭で指定する。次に例を示す。

    PATH=JAVA_HOME/bin:$PATH
    export PATH

    JAVA_HOME は Java 2 SDK ディレクトリへの絶対パス。

      2. インストール ファイルをダウンロードしたディレクトリに移動し、次のコマンドを入力してインストール プログラムを呼び出す。

    java -jar filename.jar

    filename.jar は、BEA カスタマ サポートの Web サイトからダウンロードしたアップグレード インストール プログラムの名前 (pj_serverXXX_upgrade_generic.jar など)。

    インストール プログラムがアップグレードのインストールを開始する。

      3. この表の下の手順 4 に進む。


     

  4. [ようこそ] ウィンドウのテキストを確認してから [Next] をクリックします。

    [BEA ホーム ディレクトリの選択] ウィンドウが表示されます。

    注意: [Exit] をクリックすると、インストールをいつでもキャンセルできます。

  5. アップグレードするリリースの WebLogic Server を含む BEA ホーム ディレクトリを選択して、[Next] をクリックします。

    [製品ディレクトリを確認] ウィンドウが表示され、BEA ホーム ディレクトリへのパスと、更新される WebLogic Server ソフトウェアのディレクトリへのパスが示されます。

  6. [Next] をクリックします。

    アップグレードのインストール中に、進行状況を表すウィンドウが表示されます。インストールが終了すると、[インストール完了] ウィンドウが表示されます。

  7. [インストール完了] ウィンドウで [Done] をクリックして、インストール プログラムを終了します。

コンソール モードを使用したサービス パック アップグレードのインストール

サービス パックまたはローリング パッチを、UNIX および Windows システム上にコンソール モードで (コマンドラインから) ダウンロードおよびインストールするには、次の手順に従います。

注意: この節のサンプルのコンソール テキストとディレクトリ パス名では、UNIX のパス名の規則 (フォワード スラッシュ) を使用しています (/home1/bea/weblogic700 など)。Windows システムでパス名を入力する場合は、Windows のパス名の規則 (バック スラッシュ) を使用してください (c:¥bea¥weblogic700 など)。

  1. BEA カスタマ サポートの Web サイト (http://support.bea.com) から、プラットフォーム固有のサービス パック アップグレード インストーラをダウンロードします。

    注意: サービス パックまたはローリング パッチをダウンロードするには、eSupport のユーザ名とパスワードを使用してログインする必要があります。eSupport アカウントを持っていない場合は、BEA カスタマ サポートの Web サイトで登録できます。

  2. 実行中のサーバをすべて停止します。サービス パックまたはローリング パッチの「ホット インストール」はサポートされていません。

  3. 表 6-3 の説明のとおりにアップグレード インストーラを起動します。

    表6-3 コンソール モードでのアップグレード インストーラの起動

    アップグレード インストーラを起動するプラットフォーム

    実行する手順

    Windows

      1. MS-DOS コマンド プロンプト ウィンドウを開く。

      2. インストール プログラムをダウンロードしたディレクトリに移動し、次のコマンドを入力してインストール手順を開始する。

    filename.exe -mode=console

    filename.exe は、BEA カスタマ サポートの Web サイトからダウンロードしたインストール ファイルの名前 (serverXXX_upgrade_win32.exe など)。

    アップグレード インストーラが WebLogic Server メンテナンス リリースのインストールを開始する。

      3. この表の下の手順 4 に進む。

    UNIX

    ファイル名が .bin で終わるインストーラの場合

      1. インストール プログラムをダウンロードしたディレクトリに移動し、次のコマンドを入力してインストール手順を開始する。

    chmod a+x filename.bin
    ./
    filename.bin -mode=console

    filename.bin は、BEA カスタマ サポートの Web サイトからダウンロードしたアップグレード インストール プログラムの名前 (serverXXX_upgrade_solaris.bin など)。

    インストール プログラムがアップグレードのインストールを開始する。

      2. この表の下の手順 4 に進む。

    ファイル名が .jar で終わるインストーラの場合

      1. 適切な SDK の bin ディレクトリを、対象システム上の PATH 変数の先頭で指定する。次に例を示す。

    PATH=JAVA_HOME/bin:$PATH
    export PATH

    JAVA_HOME は Java 2 SDK ディレクトリへの絶対パス。

      2. インストール ファイルをダウンロードしたディレクトリに移動し、次のコマンドを入力してインストール プログラムを呼び出す。

    java -jar filename.jar -mode=console

    filename.jar は、BEA カスタマ サポートの Web サイトからダウンロードしたアップグレード インストール プログラムの名前 (pj_serverXXX_upgrade_generic.jar など)。

    インストール プログラムがアップグレードのインストールを開始する。

      3. この表の下の手順 4 に進む。


     

注意: インストール中に冗長なログ ファイルを作成するには、コマンドラインで -log=/full_path_to_log_file オプションを含めます。

次に例を示します。

serverXXX_upgrade_solaris.bin -mode=console -log=/home/bea/logs/server_install.log

パスではファイルを指定する必要があります。コマンドを実行する前に、パス内のすべてのフォルダが存在していなければなりません。見つからない場合、インストール プログラムはログ ファイルを作成しません。

  1. [ようこそ] プロンプトで、next と入力するか、〔Enter〕を押して、インストール プロセスを続行します。

    [BEA ホーム ディレクトリの選択] プロンプトが表示されます。

  2. 更新する WebLogic Server インストールに関連付けられている BEA ホーム ディレクトリを選択します。現在のマシンに WebLogic Server が 1 つだけインストールされている場合は、BEA ホーム ディレクトリは 1 つだけ表示されます。BEA ホーム ディレクトリの詳細については、BEA ホーム ディレクトリを参照してください。

    インストール プログラムでは以下のプロンプトが表示されます。

    BEA ホーム ディレクトリの選択:
    ->1| /nfs/home/user1/bea1
    2| /nfs/home/user1/bea2
    選択するインデックス番号を入力してください OR [Exit][Previous][Next]>

    〔Enter〕を押して、選択されている BEA ホーム ディレクトリを使用するか、選択する BEA ホーム ディレクトリの番号を入力します。

    選択されている BEA ホーム ディレクトリを受け入れる場合でも、別の BEA ホーム ディレクトリを選択する場合でも、以下の例のように選択内容の確認を求められます。

    BEA ホーム ディレクトリの選択:


    ->1- はい、この BEA ホーム ディレクトリを使用します [/nfs/home/user1/bea1]
    2- いいえ、BEA ホーム ディレクトリの選択に戻ります

    選択するインデックス番号を入力してください OR [Exit][Previous][Next]>

    選択内容を受け入れるには、1 を入力するか、〔Enter〕を押します。受け入れない場合は、2 を入力して [BEA ホーム ディレクトリの選択] パネルに戻り、入力を修正できます。

    [製品ディレクトリを確認] パネルが表示されます。

  3. [製品ディレクトリを確認] パネルでは、WebLogic Server ソフトウェアが更新されるフォルダが表示されます。次に例を示します。
    製品ディレクトリを確認:
        製品のインストール ディレクトリ : [/nfs/home/user1/bea1/weblogic700]
    //nfs/home/user1/bea1/weblogic700 内のファイルが 7.0.2.0 メンテナンス レベルにアップグレードされます。
    Enter [Exit][Previous][Next]>

    〔Enter〕を押すか、または next を入力して続行します。

  4. 製品ディレクトリを確認すると、インストール プログラムでは、それまでのインストールから特定のファイルのバックアップ コピーを作成し、次にそのファイルの新しいバージョンをインストールします。

    インストールが完了すると、以下のプロンプトが表示されます。

    [インストール完了]
    WebLogic Platform 7.0.2.0 の 
    /nfs/home/user1/bea1/weblogic700 へのインストールが正常に完了しました。
    続行するには、どれかキーを押してください。または [Exit]>。

  5. いずれかのキーを押して、インストール プログラムを終了します。

 


次のステップ

インストールされている WebLogic Server 7.0 をアップグレードしたら、場合に応じてユーザ ドメインをアップグレードする必要があります。コンフィグレーション ウィザードと WebLogic Platform 7.0 GA ソフトウェアまたは現在のサービス パックより古いサービス パックで入手できるテンプレートを使用してユーザ ドメインを作成した場合は、現在のサービス パックで使用するためにドメインを更新しなければならないことがあります。アップグレードの手順については、『BEA WebLogic Platform リリースノート』の「コンフィグレーション ウィザードを使用して作成されたドメインを移行する」を参照してください。

 

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