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e-docs > WebLogic Server > インストール ガイド > WebLogic Server のインストール準備 |
インストール ガイド
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BEA WebLogic Server は、可用性やスケーラビリティの高いセキュアなアプリケーションに対して信頼性のあるフレームワークを提供するために、J2EE 1.3 の技術、Web サービス、その他の主要なインターネット標準を実装しています。WebLogic Server には BEA WebLogic Workshop が含まれています。WebLogic Workshop は、WebLogic Server の能力や信頼性、スケーラビリティを自動的に活用する Web サービスを簡単に構築できるグラフィカルな開発環境です。
WebLogic Server リリース 7.0 サービス パック 2 では、Windows および Linux プラットフォーム用の BEA WebLogic JRockit SDK が WebLogic Server に付属しています。WebLogic JRockit SDK は、サーバサイド アプリケーション向けに開発および最適化されており、Intel アーキテクチャをサポートしています。
WebLogic Server と WebLogic Workshop は BEA WebLogic Platform の一部としても利用できます。WebLogic Platform の詳細については、WebLogic Platform のオンライン ドキュメントを参照してください。
WebLogic Server をインストールする前に、以下の内容に目を通してください。
このマニュアルは、WebLogic Server ソフトウェアの最新バージョンをインストールするシステム管理者またはアプリケーション開発者を対象としています。Web 技術、および Windows システムと UNIX システムの一般的な概念について読者が精通していることを前提として書かれています。
WebLogic Server は個別の製品 (WebLogic Workshop を含む) としても、WebLogic Platform の 1 コンポーネントとしても利用できます。WebLogic Server を個別の製品としてインストールする場合や、WebLogic Platform の WebLogic Server コンポーネント (WebLogic Server および WebLogic Workshop と関連するサンプル) のみをインストールする場合に、このマニュアルを使用します。このマニュアルでは WebLogic Platform 全体のインストールについては説明しません。他の WebLogic Platform コンポーネントと共に WebLogic Server をインストールする場合は、『BEA WebLogic Platform のインストール』を参照してください。
WebLogic Server 6.1 以前から WebLogic Server 7.0 へアップグレードする場合は、『BEA WebLogic Server 7.0 へのアップグレード』を参照してください。
BEA WebLogic Server のインストール プログラム
BEA WebLogic Server 7.0 は、以下の配布とインストールを提供する完全なフレームワークである BEA インストール配布システムを使用して、配布、インストールされます。
WebLogic Server インストール プログラムは、BEA WebLogic Express ソリューションをインストールする場合にも使用できます。BEA WebLogic Express は、BEA が提供している初歩的な Web アプリケーション サーバです。 WebLogic Express の詳細については、『BEA WebLogic Server の紹介』を参照してください。
BEA インストール プログラムでは、BEA WebLogic Server ソフトウェアをインストールするモードとして以下の 3 つをサポートしています。
グラフィカルモード インストールは、対話型の GUI ベースで WebLogic Server をインストールする方法です。GUI モード インストールは、Windows システムでも UNIX システムでも実行できます。 グラフィカルモード インストールによる WebLogic Server のインストールを参照してください。
コンソールモード インストールは、Windows および UNIX システムにコマンドラインから WebLogic Server をインストールするための、対話型でテキスト ベースの方法です。 コンソールモード インストールによる WebLogic Server のインストールを参照してください。
サイレントモード インストールは、WebLogic Server をインストールするために XML プロパティ ファイルをインストール オプションの選択に使用する非対話型の方法です。サイレントモード インストールはスクリプトの一部として、またはコマンドラインから実行できます。 サイレントモード インストールによる WebLogic Server のインストールを参照してください。
WebLogic Server は、BEA の Web サイトと CD-ROM の両方で配布されます。
WebLogic Server 7.0 ソフトウェアは、BEA の Web サイト (http://www.beasys.co.jp/evaluation/index.html) からダウンロードできます。
WebLogic Server を販売代理店からお買い求めになった場合は、WebLogic Server 製品パッケージに以下のものが入っています。
この他に、サービス パックとローリング パッチの Web 上での配布
サービス パックとローリング パッチがある場合は WebLogic Server 7.0 の最新の配布キットに含まれており、WebLogic Server の配布方法の説明のとおりに入手できます。まだ WebLogic Server 7.0 をインストールしていない場合は、最新の配布キットをインストールしてください。
WebLogic Server 7.0.0.0 をインストール済みで、BEA eSupport アカウントを持っている場合は、ソフトウェアをアップグレードするために、BEA カスタマ サポートの Web サイト (http://support.bea.com) からパッケージ アップグレード インストーラをダウンロードできます。
WebLogic Server 7.0.0.1 (WebLogic Platform の一部として入手できるバージョン) 以降をインストール済みで、BEA eSupport アカウントを持っている場合は、以下のいずれかの方法でソフトウェアをアップグレードできます。
注意: Smart Update によるアップグレードでは、Windows をお使いの場合には、その環境で Sun Java 2 SDK が使用されるように、Linux をお使いの場合は Sun Java 2 SDK が使用されるようになります。別の SDK を使用する場合は、適切な SDK がバンドルされている WebLogic Platform アップグレード インストーラを使用するか、SDK を変更してください。詳細については、次の URL にある『WebLogic Platform リリース ノート』の「WebLogic Platform と共にバンドルされていない JVM を使用する」を参照してください。
WebLogic Server のサービス パックとローリング パッチのインストール方法については、WebLogic Server のサービス パックとローリング パッチのインストールを参照してください。
BEA eSupport アカウントを持っていない場合は、BEA カスタマ サポートの Web サイト (http://support.bea.com) で登録できます。
BEA WebLogic JRockit は、サーバサイド アプリケーション向けに開発および最適化されており、Intel アーキテクチャをサポートしています。BEA WebLogic Server 7.0 SP2 以降では、WebLogic JRockit 7.0 SP2 SDK が WebLogic Server ソフトウェアに付属しています。
注意: WebLogic JRockit 7.0 は、Sun Microsystems によって動作確認されており、Java 2 Standard Edition (J2SE) バージョン 1.3.1 と互換性があります。
WebLogic Server/JRockit ソフトウェア パッケージは、http://www.beasys.co.jp/evaluation/index.html からダウンロードできます。また、BEA WebLogic Server 製品パッケージの CD-ROM にも収められています。
WebLogic Server/JRockit パッケージをインストールするには、以下の章で説明するインストール手順に従います。
注意: ネット ダウンロード インストーラを使用して、WebLogic Server/JRockit パッケージをダウンロードすることはできません。
WebLogic Server 7.0/JRockit パッケージをインストールすると、2 種類の JVM がシステムにインストールされます。サーバサイド アプリケーション向けに最適化された WebLogic JRockit JVM と、クライアントサイド アプリケーションで必要に応じて使用できるよう提供された Sun Hotspot Client JVM です。WebLogic Server 7.0 SP2 には、commEnv という便利なスクリプトがインストールされています。このスクリプトを使用して、クライアント JVM またはサーバ JVM のどちらを実行すべきかを判断する環境変数を定義できます。 詳細については、『BEA WebLogic Platform リリース ノート』の「WebLogic Platform 7.0 (Service Pack 2) の JVM オプションを指定する」を参照してください。
Sun Java 2 SDK が付属した WebLogic Server 7.0 をインストールし、WebLogic JRockit 7.0 SDK を使用するようにインストールを変更する場合の手順については、『BEA WebLogic Platform リリース ノート』の「WebLogic Platform と共にバンドルされていない JVM を使用する」を参照してください。
WebLogic JRockit の詳細については、JRockit のドキュメントを参照してください。
注意: WebLogic Server/JRockit パッケージを適用せず、JRockit をスタンドアロン SDK としてインストールする方法については、『BEA WebLogic JRockit 7.0 for Windows and Linux Installation and Migration Guide』に記載されているインストール手順を参照してください。
WebLogic Server をインストールする前に以下の要件を確認してください。
表 1-1 に、WebLogic Server のシステム要件を示します。
動作保証された WebLogic Server プラットフォーム。 「動作確認状況」ページを参照。このページには、推奨される Java 実行時環境のバージョンに加えて、オペレーティング システムのパッチ、カーネル コンフィグレーション値、パフォーマンス パックなどの必要に応じた前提条件または推奨が記載されている。 パフォーマンス パックの詳細については、『BEA WebLogic Server パフォーマンス チューニング ガイド』の「WebLogic Server パフォーマンス パックの使い方」を参照。 |
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WebLogic Server 7.0 を Windows システムにインストールする場合-インストール製品用に約 236MB * の空きストレージ領域、およびインストーラ (ネット インストーラまたはパッケージ インストーラ) 用に一時的ストレージ領域約 170MB が必要。 WebLogic Server 7.0 を UNIX システムにインストールする場合-インストール製品に約 196MB ** の空きストレージ領域、およびインストーラ用に一時的ストレージ領域約 162MB が必要。 |
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WebLogic Server インストール プログラムの実行には、Java 実行時環境 (JRE) が必要になる。 JRE を含む Java 2 Software Development Kit (SDK) は、Windows インストール プログラムおよび一部の UNIX インストール プログラム (ファイル名が .bin で終わるプログラム) に付属している。それ以外の UNIX プラットフォームに対しては、WebLogic Server インストール プログラムに Java 2 SDK が含まれない。 これらのインストール プログラムのファイル名は .jar で終わる。.jar インストール プログラムを実行するには、Java 2 SDK の適切なバージョンをシステムにインストールした上で、SDK の bin ディレクトリを PATH 変数の先頭で指定する必要がある。 インストール プロセスでは、このディレクトリを指す JAVA_HOME と関連する変数が設定されるので、必ず SDK を使用すること。手順については、以下を参照。 |
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* Java 2 SDK の 35MB およびサンプルの 36MB を含む。 |
BEA インストール プログラムは一時ディレクトリを使用して、WebLogic Server を対象システム上にインストールするために必要なファイルを抽出します。インストール プロセスでは、インストール プログラムに付属の圧縮済み Java 実行時環境 (JRE) と、一時ディレクトリに展開される JRE の解凍済みコピーを格納するために十分な空き容量が、一時ディレクトリに必要です。抽出されたファイルは、インストール プロセスの最後に一時ディレクトリから削除されます。一般的に、インストール プログラムでは、インストールされるファイルに必要な容量の約 2.5 倍の一時スペースが必要です。
インストール プログラムでは、デフォルトで以下の一時ディレクトリを使用します。
注意: インストール プログラムを実行するのに十分な一時スペースがない場合は、代替ディレクトリを指定するか、インストール プログラムを終了するように要求されます。
一時ディレクトリが適切な空き容量を必ず持つようにするために、インストール用の一時ディレクトリとして代替ディレクトリを割り当てることもできます。 その場合は、表 1-2 の指示に従ってください。
インストール プログラムを起動するときに、次のオプションをコマンドラインに入力する。 tempdirpath は、WebLogic Server インストール プログラムが使用するファイルを一時的に格納するために使用するディレクトリの絶対パス。 |
コンフィグレーション ウィザード (カスタム インストールの一環として起動) を使ってユーザ ドメインを作成する場合は、サーバを Windows サービスとしてインストールできます。サーバを Windows サービスとしてインストールすると、Windows システムを起動するたびにサーバが自動的に起動します。サーバを Windows サービスとしてインストールするには、Administrator 特権が必要です。
詳細については、『管理者ガイド』の「WebLogic Server の Windows サービスとしての設定」を参照してください。
WebLogic Server ソフトウェアは有効なライセンスがなければ使用できません。WebLogic Server をインストールすると、インストール プログラムにより最大 20 のクライアント接続でアクセス可能な評価ライセンスが作成されます。評価期間を経過してご使用を継続するには、開発ライセンスまたは製品ライセンスを購入してください。 WebLogic Server および他の WebLogic Platform コンポーネントで使用できるライセンスの詳細については、e-docs Web サイトのライセンスのページを参照してください。
7.0 より前のバージョンの WebLogic Server のライセンスは WebLogic Server 7.0では動作しません。ライセンス ファイルを 7.0 の license.bea フォーマットにアップグレードする必要があります。 ライセンス ファイルをアップグレードし、永続的なライセンスをインストールする手順については、WebLogic Server ライセンスのインストールおよび更新を参照してください。
セキュア ソケット レイヤ (SSL) 暗号化ソフトウェアは、56 ビットおよび 128 ビットの 2 つの暗号レベルで使用可能です。SSL の 128 ビット クライアント バージョンのライセンスは、アメリカまたはカナダで有効です。適切な認証があれば、アメリカおよびカナダ以外でも 128 ビット暗号で有効なライセンスを取得できます。
WebLogic Server のライセンスには、56 ビット暗号がデフォルトで付属しています。SSL で 128 ビット暗号を有効にするには、WebLogic Server ソフトウェアをインストールする前に、license.bea ファイルで 128 ビット暗号を指定する必要があります。
128 ビット暗号ライセンスのインストール方法については、128 ビット暗号の有効化を参照してください。
WebLogic Server のインストール プログラムには、標準とカスタムの 2 種類のインストール タイプがあります。
標準インストールの結果はソフトウェアの配布方法によって異なります。
WebLogic Server インストール プログラムのネット インストーラ版をダウンロードした場合、標準インストールでは、WebLogic Platform に含まれるすべてのコンポーネントとサンプルがインストールされます。WebLogic Platform には、WebLogic Server と WebLogic Workshop、BEA WebLogic Integration、および BEA WebLogic Portal が含まれています (約 295MB)。ネット インストーラを使用する場合に WebLogic Integration と WebLogic Portal を除いて WebLogic Server をインストールするには、カスタム インストール オプションを選択する必要があります。 カスタム インストールを参照してください。
注意: 選択するダウンロード オプションに関係なく、コンフィグレーション ウィザードは標準インストールでは起動されません。標準インストール オプションを選択する場合、[スタート] メニューから (Windows のみ)、またはコマンドライン スクリプトで、コンフィグレーション ウィザードを手動で起動できます。 コンフィグレーション ウィザードによるドメイン、サーバ、およびクラスタのコンフィグレーションを参照してください。
カスタム インストールでは、システムにインストールするコンポーネントを指定できます。コンポーネント オプションはソフトウェアの入手方法によって異なります。
CD-ROM から、またはパッケージ インストール プログラムをダウンロードして WebLogic Server インストール プログラムを入手した場合、カスタム インストール中に以下のオプションを選択できます。
WebLogic Server インストール プログラムのネット インストーラ版をダウンロードして、カスタム インストール オプションを選択した場合は、サーバ オプション、WebLogic Workshop オプション、およびサーバ サンプル オプションの他に、追加の WebLogic Platform コンポーネントのオプションも選択できます。追加のオプションの詳細については、このマニュアルでは説明しません。 WebLogic Platform とその全コンポーネントのインストールの詳細については、『BEA WebLogic Platform のインストール』を参照してください。
WebLogic Server インストールのディレクトリ選択
WebLogic Server のインストールのときに、以下のディレクトリの位置を指定する必要があります。
WebLogic Server をインストールする際に、BEA ホーム ディレクトリを指定するよう要求されます。BEA ホーム ディレクトリとは共通ファイル用のリポジトリのことで、同じマシンにインストールされる複数の BEA 製品が使用します。この理由により、BEA ホーム ディレクトリを、システム上にインストールされた BEA 製品の「中央サポート ディレクトリ」とみなすことができます。
BEA ホーム ディレクトリ内のファイルは、BEA ソフトウェアがシステム上で正しく動作するために不可欠です。これらのファイルは、以下の機能を実行します。
付属の SDK を含む WebLogic Server インストール プログラムによって作成されるサンプル BEA ホーム ディレクトリの構造を以下に示します。
この図は BEA ホーム ディレクトリで必須のファイルとディレクトリのみを示します。デフォルトの製品インストール ディレクトリを選択すると、BEA ホーム ディレクトリの中に、weblogic700 (WebLogic Server インストール ディレクトリ) や user_projects (ユーザが作成する WebLogic ドメイン用のフォルダ) などのディレクトリが追加されます。WebLogic Server インストール ディレクトリのデフォルトの場所は BEA ホーム ディレクトリ内ですが、BEA ホーム ディレクトリ以外の別の場所を選択できます。 WebLogic Server のディレクトリ構造についてを参照してください。
注意: 一部の UNIX プラットフォームに対しては、WebLogic Server インストール プログラムは SDK をインストールしません。
WebLogic Server のインストール時に、既存の BEA ホーム ディレクトリを選択するか、または新しい BEA ホーム ディレクトリへのパスを入力するよう要求されます。新しいディレクトリの作成を選択した場合、WebLogic Server インストール プログラムにより、自動的にディレクトリが作成されます。
注意: BEA ホーム ディレクトリに対しては、BEA ホーム ディレクトリ規約を使用する BEA 製品の各バージョンで 1 つのインスタンスのみのインストールが可能です。たとえば、BEA ホーム ディレクトリにインストールできる WebLogic Server 7.0 のインスタンスは 1 つのみですが、BEA ホーム ディレクトリには WebLogic Server 6.1 のインスタンスを含むことができます。
表 1-3 で、BEA ホーム ディレクトリのファイルおよびディレクトリについて説明します。
WebLogic Server と共にインストールされた Java 2 SDK のソフトウェアを含む。SDK は Java 実行時環境 (JRE) と、Java アプリケーションのコンパイルおよびデバッグ用ツールを提供する。オプションは以下のとおり。 注意: SDK オプションは、ハードウェア プラットフォームによって異なる。一部の UNIX プラットフォームでは、WebLogic Platform インストール プログラムに SDK が含まれていない。 |
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BEA WebLogic Platform の全製品のインストールをサポートするユーティリティを含む。utils.jar ファイルには、UpdateLicense ユーティリティをサポートするコードが格納されている。 |
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システム上にインストールされ、BEA ホーム ディレクトリ規約を使用する BEA WebLogic Platform の全製品のライセンス キーが入った XML 形式のライセンス ファイル。 このライセンスの形式は WebLogic Server 7.0 で変更された。 7.0 より前の license.bea ファイルを WebLogic Server 7.0 の license.bea ファイルに変換するには、5-5 ページの「WebLogic Server の旧リリースからのライセンスのアップグレード」の手順を参照すること。無期限 (永続的) ライセンスを追加したり、追加機能用にライセンス ファイルを更新したりするには、UpdateLicense ユーティリティを使って license.bea ファイルを更新する必要がある。 詳細については、license.bea ファイルの更新を参照。 注意: このファイルは編集しないこと。ファイルを編集すると、現在インストールされている BEA 製品で操作に関する問題が発生したり、将来の BEA 製品のインストールまたはメンテナンス アップグレードでインストールに関する問題が発生することがある。 |
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対象システム上にインストールされている BEA 製品の永続的レコードが入ったレジストリ ファイル。このレジストリには、バージョン番号、サービス パック番号、およびインストール ディレクトリなどの製品関連の情報が格納されている。 注意: このファイルは編集しないこと。ファイルを編集すると、現在インストールされている BEA 製品で操作に関する問題が発生したり、将来の BEA 製品のインストールまたはメンテナンス アップグレードでインストールに関する問題が発生することがある。 |
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新しいライセンス セクションを使って現在の license.bea ファイルを更新するコマンド ファイル (Windows) またはシェル スクリプト (UNIX)。実行すると、既存のライセンス セクションに新しいライセンス セクションが結合される。 UpdateLicense ユーティリティの使い方の詳細については、license.bea ファイルの更新を参照。 |
複数の BEA ホーム ディレクトリを作成することはできますが、できる限り避けてください。ほとんどすべての場合で、BEA ホーム ディレクトリは 1 つで十分です。ただし、開発環境とプロダクション環境を分けておくために、それぞれに製品スタックを入れた方がよい場合もあります。ディレクトリを 2 つ作成しておけば、開発環境を (BEA ホーム ディレクトリ内で) 更新しても、準備が整うまでプロダクション環境を変更せずに済みます。
製品インストール ディレクトリには、プログラム ファイルとサンプルを含む、システムにインストールするソフトウェア コンポーネントがすべて含まれます。インストール時に、製品インストール ディレクトリの選択を要求されます。デフォルトのディレクトリを受け入れると、次に示すディレクトリに WebLogic Server ソフトウェアがインストールされます。
c:¥bea¥weblogic700
c:¥bea は BEA ホーム ディレクトリ、weblogic700 は製品インストール ディレクトリです。ただし、製品インストール ディレクトリには任意の名前とシステム内の任意の場所を指定できます。ディレクトリ名を weblogic700 としたり、ディレクトリを BEA ホーム ディレクトリの下に作成する必要はありません。
インストーラは製品インストール ディレクトリを WL_HOME ディレクトリとして使用し、ソフトウェア コンポーネントはこのディレクトリの下にインストールされます。 詳細については、インストールされるファイルとディレクトリを参照してください。
コマンド ラインまたはスクリプトからインストール プロセスを起動する場合は、冗長なインストール ログを生成する -log オプションを指定できます。 インストール ログには、情報メッセージ、警告メッセージ、エラー メッセージ、および致命的メッセージなど、インストール プロセス中のイベントに関するメッセージが示されます。 これは、サイレント インストールを行う場合に特に有用です。
注意: インストール ログ内で、いくつかの警告メッセージが表示される場合があります。 しかし、致命的エラーがある場合を除き、インストール プログラムはインストールを正常に完了させます。 インストール ユーザ インタフェースで、インストールが成功したか失敗したかが示されます。 ユーザ インタフェースがないサイレント インストールの場合は、インストール ログに致命的エラーがあればインストールは正常に完了しなかったということです。 インストール ログに致命的エラーがなければ、インストールは正常に完了しています。
インストール中に冗長なログ ファイルを作成するには、コマンドラインまたはスクリプトに -log=/full_path_to_log_file オプションを含めます。次に例を示します。
serverXXX_win32.exe -log=D:¥logs¥wls_install.log
パスは、ファイルへの絶対パスとする必要があります。 ファイルが存在しない場合は、コマンドを実行する前に、パス内のすべてのフォルダが存在していなければなりません。見つからない場合、インストール プログラムはログ ファイルを作成しません。
インストールされている WebLogic Server を最新のサービス パックでアップグレードするための情報については、WebLogic Server のサービス パックとローリング パッチのインストールを参照してください。
WebLogic Server のアップグレードと移行に関する補足情報については、以下のドキュメントを参照してください。
Smart Update 機能を使用すると、WebLogic Server ソフトウェアを、サービス パック、ソフトウェア パッチ (ローリング パッチと呼ぶこともある)、およびソフトウェアの後続バージョンにすばやく簡単にアップグレードできます。
注意: Smart Update によるアップグレードでは、Windows をお使いの場合には、その環境で Sun Java 2 SDK が使用されるように、Linux をお使いの場合は Sun Java 2 SDK が使用されるようになります。別の SDK を使用する場合は、適切な SDK がバンドルされている WebLogic Platform アップグレード インストーラを使用するか、SDK を変更してください。詳細については、次の URL にある『WebLogic Platform リリース ノート』の「WebLogic Platform と共にバンドルされていない JVM を使用する」を参照してください。
Windows の [スタート] メニューまたはコマンドラインから Smart Update を起動すると、インストールされている製品のバージョン (現在の BEA ホーム ディレクトリと関連付けられている) がチェックされ、BEA の Web サイトへの接続が確立されて利用可能な更新の有無が確認できます。インストールされた製品の更新がある場合、利用可能なアップグレードのインストール方法が説明された [Smart Update] ウィンドウが開きます。アップグレードがない場合、利用可能なメンテナンスがないことを示すメッセージが表示されます。
注意: WebLogic Server 7.0 GA (バージョン 7.0.0.0) をインストール済みの場合は、WebLogic Server 7.0.0.1 (WebLogic Platform 7.0 で入手できるバージョン) またはサービス パックにアップグレードしてからでないと、Smart Update を使用して以降のサービス パック (WebLogic Server 7.0.1.0 以降) をインストールできません。 詳細については、WebLogic Server 7.0 GA の更新に関する重要な注意事項を参照してください。
Smart Update の使い方の詳細については、WebLogic Server のサービス パックとローリング パッチのインストールを参照してください。
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