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インストール ガイド

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インストール後の作業の実行

以下の節では、WebLogic Server のインストール後に実行する作業について説明します。

 


WebLogic Server の Windows ショートカットについて

Windows システムに WebLogic Server をインストールすると、インストール プログラムによりショートカット ファイルが自動的に [スタート] メニューに作成されます。[スタート] メニューのオプションは、インストール時に選択するオプションによって異なります。WebLogic Platform 7.0 フォルダ ([スタート|プログラム|WebLogic Platform 7.0]) には、図 7-1 で示すようなショートカット ファイルが含まれます。

図7-1 BEA WebLogic Platform [スタート] メニュー


 

図 7-2 に、WebLogic Server 7.0 メニューのオプションを示します ([スタート|プログラム|WebLogic Platform 7.0|WebLogic Server 7.0])。

図7-2 WebLogic Server 7.0 [スタート] メニュー


 

 


WebLogic Server のディレクトリ構造について

WebLogic Server 7.0 には、WebLogic Server の新しいディレクトリ構造、および WebLogic Server 上で動作するアプリケーション用の新しい格納場所が用意されています。ディレクトリ構造が新しくなったことで、柔軟性が高まり、アプリケーション開発のベスト プラクティスが促進されます。

インストールされるファイルとディレクトリ

WebLogic Server をインストールするときに、BEA ホーム ディレクトリと製品インストール ディレクトリを選択するか、作成する必要があります。BEA ホーム ディレクトリの詳細については、BEA ホーム ディレクトリを参照してください。標準インストールの場合、インストーラにより WebLogic Platform ソフトウェア用に次のディレクトリ構造が作成されますが、このディレクトリ構造は BEA ホーム ディレクトリの内部または外部のどちらに置くこともできます。


 

各ディレクトリの内容について以下の表で説明します。


 

ディレクトリ

内容

weblogic700

WebLogic Platform のすべてのコンポーネントが共有するファイル用のフォルダおよびインストールされた WebLogic Platform の各コンポーネント用の個別フォルダ。

common

コンフィグレーション ウィザードがドメインを作成するときに使用するテンプレートである jar ファイルなど、WebLogic Platform コンポーネントによって共有されるファイル。コンフィグレーション ウィザードによってこのフォルダの内容が読み込まれ、ディレクトリにある jar ファイルによるテンプレート オプションが表示される。コンフィグレーション ウィザードの使い方の詳細については、コンフィグレーション ウィザードによるドメイン、サーバ、およびクラスタのコンフィグレーションを参照。

samples

WebLogic 製品を使ってアプリケーションを開発する方法をわかりやすく示すためのサンプル コード、リソース、およびコンフィグレーション済みドメイン。サンプルはシステムにインストールされたコンポーネント別に構成される。samples フォルダ内に各 WebLogic Platform コンポーネント専用のフォルダがある。samples フォルダ内の server フォルダには、ドメイン examples および petstore、サンプル アプリケーション examples と petstore のソースコード、評価ソフトウェア PointBase が含まれる。

server

WebLogic Server のプログラム ファイル。

uninstall

WebLogic Server ソフトウェアをアンインストールするために必要なコード。

workshop

WebLogic Workshop アプリケーション ファイル、ドキュメント ファイル、および WebLogic Workshop サンプル ドメインをサポートするためのファイル。


 

ドメイン ディレクトリの新しい構造

以前のリリースの WebLogic Server では、ドメインはインストールされた WebLogic Server のディレクトリ構造内に各ドメインのアプリケーション コードと共に作成されました。WebLogic Server 7.0 では、任意の場所の独自のディレクトリ構造に、ドメインを作成することをお勧めします。ドメイン内のスクリプトとアプリケーションは、WebLogic Server インストールと JDK にアクセスできなければなりません。

この新しいディレクトリ構造によって、アプリケーション コードの格納時およびサーバ システムのコンフィグレーション時の柔軟性が高まります。また、アプリケーション開発のベスト プラクティスも促進されます。つまり、アプリケーション コードはアプリケーション サーバ コードと一緒に格納しないでください。

ドメインとドメイン ディレクトリの詳細については、『WebLogic Server ドメイン管理』の「WebLogic Sever ドメインの概要」を参照してください。

 


サンプル サーバ、Pet Store サーバ、および Workshop サンプル サーバの起動

WebLogic Server と共に任意でインストールされるサンプルは、WebLogic Server と WebLogic Workshop を使用したさまざまな機能を例示します。WebLogic Server サンプルのソース ファイルと Javadoc ファイルは、SAMPLES_HOME¥server¥src¥examples および SAMPLES_HOME¥server¥src¥petstore にインストールされます。サンプル サーバおよびサンプル アプリケーションのコンフィグレーションと実行の詳細については、SAMPLES_HOME¥server¥src¥examples¥examples.html ファイルを参照してください。WebLogic Workshop の Samples プロジェクト ソース ファイルは SAMPLES_HOME¥workshop¥applications¥samples にインストールされます。WebLogic Workshop の Samples プロジェクトの詳細については、WebLogic Workshop のドキュメントを参照してください。

以下の節では、Windows または UNIX システム上でサンプル サーバ、Pet Store サーバ、および cgServer (WebLogic Workshop の Samples プロジェクト用) を起動する手順について説明します。

注意: サンプル サーバ、Pet Store サーバ、および Workshop サンプル サーバは、いずれもポート 7001 を非セキュア リスン ポートとして、ポート 7002 をセキュア リスン ポートとして使用するようにコンフィグレーションされているため、これらのサーバをインストール状態のままで同時には起動できません。同時に実行するには、Administration Console オンライン ヘルプの「リスン ポートの設定」で説明されているように、リスン ポートを再コンフィグレーションする必要があります。

Windows システム上でのサンプル サーバの起動

Windows システム上でサンプル サーバを起動するには、次の手順に従います。

サーバが起動した後、Web ブラウザが自動的に開きます。[Administration Console に移動] テキストリンクをクリックするか、ブラウザ ウィンドウで http://hostname:7001/console の URL を入力し、Administration Console を起動します。

WebLogic Server の起動と停止の詳細については、『管理者ガイド』の「WebLogic Server の起動と停止」を参照してください。

注意: サンプル サーバ、Pet Store サーバ、および Workshop サンプル サーバは、いずれもポート 7001 を非セキュア リスン ポートとして、ポート 7002 をセキュア リスン ポートとして使用するようにコンフィグレーションされているため、これらのサーバをインストール状態のままで同時には起動できません。同時に実行するには、Administration Console オンライン ヘルプの「リスン ポートの設定」で説明されているように、リスン ポートを再コンフィグレーションする必要があります。

UNIX システム上でのサンプル サーバの起動

UNIX システム上でサンプル サーバを起動するには、次の手順に従います。

  1. コマンド シェルで、次のディレクトリに移動します。
    SAMPLES_HOME/server/config/examples

    ここで、SAMPLES_HOME は、bea/weblogic700/samples など、WebLogic Platform の全サンプルの場所を表します。

  2. 次のコマンドを入力します。
    startExamplesServer.sh

    startExamplesServer.sh スクリプトにより、サンプル サーバの正しい CLASSPATH 変数が設定され、コンフィグレーションが SAMPLES_HOME/server/config/examples/config.xml ファイルにロードされます。

サーバの起動と停止の詳細については、『管理者ガイド』の「WebLogic Server の起動と停止」を参照してください。

注意: サンプル サーバ、Pet Store サーバ、および Workshop サンプル サーバは、いずれもポート 7001 を非セキュア リスン ポートとして、ポート 7002 をセキュア リスン ポートとして使用するようにコンフィグレーションされているため、これらのサーバをインストール状態のままで同時には起動できません。同時に実行するには、Administration Console オンライン ヘルプの「リスン ポートの設定」で説明されているように、リスン ポートを再コンフィグレーションする必要があります。

Windows システム上での Pet Store サーバおよびアプリケーションの起動

WebLogic ServerPet Store Demo で提供される Pet Store サーバは Pet Store アプリケーションを実行して、J2EE プラットフォームおよび WebLogic Server の機能を例示します。サーバが起動したら、ブラウザが自動的に起動して、サーバ上で実行中の WebLogic Server Pet Store Demo が表示されます。Pet Store サーバおよび Pet Store アプリケーションのコンフィグレーションと実行の詳細については、WL_HOME¥samples¥server¥src¥petstore¥petstore.html ファイルを参照してください。

Windows システム上で Pet Store サーバを起動するには、次の手順に従います。

WebLogic Server の起動と停止の詳細については、『管理者ガイド』の「WebLogic Server の起動と停止」を参照してください。

注意: サンプル サーバ、Pet Store サーバ、および Workshop サンプル サーバは、いずれもポート 7001 を非セキュア リスン ポートとして、ポート 7002 をセキュア リスン ポートとして使用するようにコンフィグレーションされているため、これらのサーバをインストール状態のままで同時には起動できません。同時に実行するには、Administration Console オンライン ヘルプの「リスン ポートの設定」で説明されているように、リスン ポートを再コンフィグレーションする必要があります。

UNIX システム上での Pet Store サーバおよびアプリケーションの起動

WebLogic ServerPet Store Demo で提供される Pet Store サーバは Pet Store アプリケーションを実行して、J2EE プラットフォームおよび WebLogic Server の機能を例示します。サーバが起動したら、ブラウザが自動的に起動して、サーバ上で実行中の WebLogic Server Pet Store Demo が表示されます。Pet Store サーバおよび Pet Store アプリケーションのコンフィグレーションと実行の詳細については、SAMPLES_HOME/server/src/petStore/petstore.html ファイルを参照してください。

UNIX システム上で Pet Store サーバを起動するには、次の手順に従います。

  1. 次のディレクトリに移動します。
    SAMPLES_HOME/server/src/petStore

    ここで、SAMPLES_HOME は、bea/weblogic700/samples など、WebLogic Platform の全サンプルの場所を表します。

  2. 次のコマンドを入力します。
    startPetStore.sh

    startPetStore.sh スクリプトによって、Pet Store サーバの適切な CLASSPATH 変数が設定され、コンフィグレーションが SAMPLES_HOME/server/config/petstore/config.xml ファイルにロードされます。

サーバの起動と停止の詳細については、『管理者ガイド』の「WebLogic Server の起動と停止」を参照してください。

注意: サンプル サーバ、Pet Store サーバ、および Workshop サンプル サーバは、いずれもポート 7001 を非セキュア リスン ポートとして、ポート 7002 をセキュア リスン ポートとして使用するようにコンフィグレーションされているため、これらのサーバをインストール状態のままで同時には起動できません。同時に実行するには、Administration Console オンライン ヘルプの「リスン ポートの設定」で説明されているように、リスン ポートを再コンフィグレーションする必要があります。

WebLogic Workshop サンプル サーバの起動

WebLogic Workshop は Samples というプロジェクトと共にインストールされます。Samples プロジェクトには、WebLogic Workshop Web サービスの特定の機能を例示する多数のサンプル Web サービスが用意されています。Samples プロジェクトをサポートするために、WebLogic Workshop は、コンフィグレーション済みですぐに実行できる Workshop ドメインと共にインストールされます。

Windows システム上で Workshop サンプル サーバを起動するには、次の手順に従います。

注意: サンプル サーバ、Pet Store サーバ、および Workshop サンプル サーバは、いずれもポート 7001 を非セキュア リスン ポートとして、ポート 7002 をセキュア リスン ポートとして使用するようにコンフィグレーションされているため、これらのサーバをインストール状態のままで同時には起動できません。同時に実行するには、Administration Console オンライン ヘルプの「リスン ポートの設定」で説明されているように、リスン ポートを再コンフィグレーションする必要があります。

 


Administration Console の起動

Administration Console は、WebLogic Server の Web ベースの管理ツールです。サーバの Administration Console にアクセスする前に、サーバを起動する必要があります。

注意: WebLogic Server の各サーバの起動方法については、サンプル サーバ、Pet Store サーバ、および Workshop サンプル サーバの起動を参照してください。Administration Console の詳細については、『管理者ガイド』を参照してください。

Administration Console を起動するには、次の手順に従います。

  1. サポートされているブラウザで、次の URL にアクセスします。
    http://hostname:port/console

    各値の説明は次のとおりです。

  2. Administration Console では、ユーザ名とパスワードが要求されます。管理するサーバのユーザ名とパスワードを入力します。サンプル サーバと Pet Store サーバでは、weblogic (ユーザ名とパスワード) がデフォルトの管理ユーザです。Workshop サンプル サーバでは、installadministrator (ユーザ名とパスワード) がデフォルトの管理ユーザです。

 


使用している SDK のバージョンの判別

使用している SDK のバージョンを判別する方法には、コマンドラインを使用する方法と、サーバ用に作成されたログ ファイルの内容を調べる方法の 2 種類があります。表7-1では、それぞれの方法における手順を示します。

表7-1 SDK のバージョンの判別

SDK の判別方法

実行する手順

コマンド ラインの使用

    1. コマンド プロンプト ウィンドウを開き、次のディレクトリに移動する。

WL_HOME¥server¥bin (Windows)

WL_HOME/server/bin (UNIX)

WL_HOME は WebLogic Platform のインストール ディレクトリを表す。

    2. プロンプトで次のコマンドを入力し、環境の設定を確認する。

setWLSenv.cmd (Windows)

setWLSenv.sh (UNIX)

    3. プロンプトで次のコマンドを入力する。

java -version

WebLogic JRockit を使用している場合は、「BEA WebLogic JRockit(R) Virtual Machine」と出力に表示される。

サーバ ログ ファイルの使用

    1. テキスト エディタで、ドメインのサーバ ログ ファイルを開く。

サーバ ログ ファイルの場所は固定されていない。一部のドメインでは、ログ ファイル名は weblogic.log となり、domain_name¥logs ディレクトリにある。domain_name は、コンフィグレーション ウィザードを使用してドメインを作成したときに指定したドメイン名またはサンプル ドメイン名のいずれかになる。

たとえば、C:¥bea¥user_projects¥mydomain¥logs¥weblogic.log など。

サーバ ログ ファイルの詳細については、『管理者ガイド』の「ログ メッセージを使用した WebLogic Server の管理」を参照。

注意: サーバ ログ ファイルは、サーバが最初に起動したときに作成される。

    2. ログ ファイルで以下の値を検索する。

java.vm.version

java.vm.vendor

ログ ファイル内のこれらのエントリには、JVM のビルド バージョンおよび JVM ベンダ (Sun Microsystems Inc.、BEA Systems, Inc. など) が示される。


 

 

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