Administration Console オンライン ヘルプ
EJB
[EJB に関する属性と Administration Console 画面のリファレンス]
エンタープライズ JavaBeans (EJB) は、ビジネス ロジックを実装する再利用可能な Java コンポーネントです。EJB を使用すると、コンポーネントベースの分散ビジネス アプリケーションを開発できます。
EJB は、永続性、セキュリティ、トランザクション、同時実行性などの標準的なサービスを提供する EJB コンテナに格納されます。 エンタープライズ JavaBeans は、サーバサイドのコンポーネントを定義するための標準です。 WebLogic Server では、Sun Microsystems の EJB 仕様に準拠してエンタープライズ JavaBeans コンポーネント アーキテクチャを実装しています。
Administration Console を使用して、EJB のパフォーマンスのコンフィグレーション、割り当て、デプロイメント、停止、再デプロイメント、情報の表示、および監視が可能です。
EJB のタイプ、設計時の考慮事項、および開発の詳細については、『WebLogic エンタープライズ JavaBeans プログラマーズ ガイド』を参照してください。
タスク
以下のトピックでは、Administration Console を使用して EJB のコマンド タスクを実行する方法について説明します。
新しい EJB モジュールのデプロイメント
.jar ファイルまたは展開された .jar ディレクトリにパッケージ化されている EJB をデプロイするには、次の手順に従います。
- Administration Console の左ペインで、[デプロイメント|EJB モジュール] ノードを選択します。
.jar ファイルまたは展開された .jar ディレクトリにパッケージ化されている EJB が表示されます。
注意: エンタープライズ アプリケーションにパッケージ化されている EJB モジュールは、[デプロイメント|アプリケーション] ノードに表示されるアプリケーション名のノードの下に表示されます。エンタープライズ アプリケーションにパッケージ化されている EJB をデプロイする場合は、「新しいエンタープライズ アプリケーションまたは Web サービスのデプロイメント」を参照してください。
- 右ペインで、[新しい EJB モジュールのデプロイ] オプションをクリックします。
- [この EJB モジュールのアーカイブの選択] ページで、デプロイするアーカイブ ファイルまたは展開されたコンポート ディレクトリを参照し、項目の横にあるラジオ ボタンを選択して [モジュールの割り当て] をクリックします。
注意: デプロイする項目が管理サーバ上で使用できない場合は、[ファイルをアップロードして] というリンクをクリックしてアップロードします。
- [この EJB モジュールの対象の選択] ページで、EJB モジュールのデプロイ先となるサーバまたはクラスタを選択して [続行] をクリックします。
- [選択の再検討とデプロイ] ページで、EJB のソース ファイルにサーバがアクセスする方法を指定します。次の 2 つの方法があります。
- EJB をすべての対象にコピーする。
- すべての対象が EJB のソース ファイルにアクセスする場所を入力する。
- [選択の再検討とデプロイ] ページで、EJB を識別する名前を入力して [デプロイ] をクリックします。
[デプロイ] タブに、EJB モジュールのデプロイメント ステータスが表示されます。
Administration Console を使用したデプロイメントの概要については、「アプリケーションおよびモジュールのデプロイメント」を参照してください。
EJB モジュールのコンフィグレーション
.jar または展開された .jar ディレクトリとしてパッケージ化されている EJB がデプロイ済みの場合か、またはデプロイメント試行済みの場合、Administration Console の左ペインに EJB 名が表示されます。[デプロイメント|EJB|コンフィグレーション] タブを使用して、EJB モジュールをコンフィグレーションします。
[デプロイメント|EJB|コンフィグレーション] タブには、以下のページがあります。
- [一般]—このページには、EJB の名前、パス、ステージング モード、およびロード順が表示されます。
一般情報の表示とコンフィグレーションを参照してください。
- [記述子]—このページでは、以下のことができます。
- EJB モジュールの名前とそのタイプを表示する。
- EJB モジュールに対するチューニング関連のデプロイメント記述子要素の値を変更する。
- EJB デプロイメント記述子 (
ejb-jar.xml
、weblogic-ejb-jar.xml
、weblogic-cmp-rdbms-jar.xml
) の読み込み専用バージョンを表示する。
デプロイメント記述子の値のコンフィグレーションを参照してください。
- [コンパイラ オプション]—このページでは、EJB のコンパイルに使用する Java コンパイラおよび関連するオプションをコンフィグレーションできます。
[コンパイラ オプション] のコンフィグレーションを参照してください。
一般情報の表示とコンフィグレーション
デプロイ済みの EJB モジュールの情報をコンフィグレーションまたは表示するには、次の手順に従います。
- Administration Console の左ペインで、[デプロイメント|EJB モジュール] ノードを選択します。
.jar または展開された .jar ディレクトリとしてパッケージ化されている EJB が表示されます。
注意: エンタープライズ アプリケーションにパッケージ化されている EJB モジュールは、[デプロイメント|アプリケーション] ノードに表示されるアプリケーション名のノードの下に表示されます。
- 目的の EJB モジュールを選択し、[コンフィグレーション|一般] タブを選択します。
Administration Console の右ペインに、以下の情報が表示されます。
- [名前]—デプロイメントの名前。
- [パス]—アーカイブまたはアプリケーション ディレクトリへのパス。
- [ロード順]—EJB モジュールが起動時にロードされる順序。ロード順を設定または変更するには、数値を入力して [適用] をクリックします。
- [ステージング モード]
属性の説明については、「[EJB] --> [コンフィグレーション] --> [一般]」を参照してください。
デプロイメント記述子の値のコンフィグレーション
[デプロイメント|EJB モジュール] ノードの [コンフィグレーション|記述子] タブでは、以下のことができます。
- デプロイ済みの EJB モジュールのすべての EJB デプロイメント記述子 (
ejb-jar.xml
、weblogic-ejb-jar.xml
、weblogic-cmp-rdbms-jar.xml
) の読み込み専用バージョンを表示する。
- 展開されたアプリケーションとしてデプロイされている EJB の、選択されたデプロイメント記述子要素の値をコンフィグレーションする。
展開されたアプリケーションとしてデプロイされている EJB の、選択されたデプロイメント記述子の値をコンフィグレーションするには、次の手順に従います。
- Administration Console の左ペインで、[デプロイメント|EJB モジュール] ノードを選択します。
スタンドアロン EJB モジュールが表示されます (エンタープライズ アプリケーションにパッケージ化されている EJB モジュールは、[デプロイメント|アプリケーション] ノードに表示されるアプリケーション名のノードの下に表示されます)。
- 目的の EJB モジュールを選択し、[コンフィグレーション|記述子] タブを選択します。
展開された EJB の場合、EJB 名とそのタイプが右ペインに表示されます。
- 右ペインで、EJB モジュール名をクリックします。
EJB モジュールの選択されたデプロイメント記述子要素が表示されます。
- 変更する要素の新しい値を入力し、[適用] をクリックします。
- 読み込み専用のデプロイメント記述子ファイルを表示するには、ファイル名をクリックします。
属性の説明については、「[EJB] --> [コンフィグレーション] --> [記述子]」を参照してください。
[コンパイラ オプション] のコンフィグレーション
デプロイ済みの EJB モジュールのコンパイラ オプションをコンフィグレーションするには、次の手順に従います。
- Administration Console の左ペインで、[デプロイメント|EJB モジュール] ノードを選択します。
.jar または展開された .jar ディレクトリとしてパッケージ化されている EJB が表示されます。
注意: エンタープライズ アプリケーションにパッケージ化されている EJB モジュールは、[デプロイメント|アプリケーション] ノードに表示されるアプリケーション名のノードの下に表示されます。
- [コンフィグレーション|コンパイラ オプション] タブを選択します。
- この EJB モジュールに使用する Java コンパイラ名を入力します。
注意: [サーバ|コンフィグレーション|一般] ページでは、RMI コンパイラ オプションおよび EJB コンパイラ オプションをサーバ レベルで指定できます。EJB レベルの設定は、サーバ レベルの設定よりも優先されます。
- 生成されたソース ファイルを保存する機能を有効/無効にするボックスをチェックします。
- ラッパー クラスの強制的な再生成を有効/無効にするボックスをチェックします。
属性の説明については、「[EJB] --> [コンフィグレーション] --> [コンパイラ オプション]」を参照してください。
EJB モジュールのデプロイメント ステータスの表示
EJB のデプロイメント ステータスを表示するには、次の手順に従います。
- Administration Console の左ペインで、[デプロイメント|EJB モジュール] ノードを選択します。
[デプロイメント|EJB モジュール] ノードを展開すると、.jar または展開された .jar ディレクトリにパッケージ化されている、デプロイ済みまたはデプロイメント試行済みの EJB が表示されます。
注意: エンタープライズ アプリケーション (.ear) にパッケージ化されている EJB モジュールは、[デプロイメント|アプリケーション] ノードに表示されるアプリケーション名のノードの下に表示されます。
EJB モジュールのデプロイメント ステータスが右ペインに表示されます。
- [アクティブ]—モジュールがデプロイされている。
- [非アクティブ]—デプロイメントに失敗したか、モジュールが停止されたために、モジュールがデプロイされていない。
- [失敗]—デプロイメントに失敗した。
EJB の停止と再デプロイメント
デプロイ済みの EJB を停止する、または停止された EJB を再デプロイするには、次の手順に従います。
- Administration Console の左ペインで、[デプロイメント|EJB モジュール] ノードを選択します。
[デプロイメント|EJB モジュール] ノードを展開すると、.jar または展開された .jar ディレクトリにパッケージ化されている、デプロイ済みまたはデプロイメント試行済みの EJB が表示されます。
注意: エンタープライズ アプリケーション (.ear) にパッケージ化されている EJB は、[デプロイメント|アプリケーション] ノードに表示されるアプリケーション名のノードの下に表示されます。
- 目的の EJB を選択して [デプロイ] タブをクリックします。
[EJB デプロイメント] ページに、EJB のデプロイメント ステータスが表示されます。
- [アクティブ]—モジュールがデプロイされている。
- [非アクティブ]—デプロイメントに失敗したか、モジュールが停止されたために、モジュールがデプロイされていない。
- [失敗]—デプロイメントに失敗した。
- デプロイ済みの EJB モジュールを停止するには [停止] をクリックし、停止された EJB モジュールを再デプロイするには [再デプロイ] をクリックします。
EJB モジュールの対象サーバまたはクラスタの設定
EJB を 1 つまたは複数のサーバまたはクラスタに割り当てるには、次の手順に従います。
- Administration Console の左ペインで、[デプロイメント|EJB モジュール] ノードを選択します。
[デプロイメント|EJB モジュール] ノードを展開すると、.jar または展開された .jar ディレクトリにパッケージ化されている、デプロイ済みまたはデプロイメント試行済みの EJB が表示されます。
注意: エンタープライズ アプリケーション (.ear) にパッケージ化されている EJB モジュールは、[デプロイメント|アプリケーション] ノードに表示されるアプリケーション名のノードの下に表示されます。
- 目的の EJB を選択して [対象] タブをクリックします。
ドメイン内のサーバおよびクラスタが表示されます。
- EJB のデプロイ先にする個々のサーバまたはクラスタを選択して [適用] をクリックします。
デフォルトでは、Administration Console は、クラスタ内の全サーバ インスタンスに EJB をデプロイします ([クラスタ内の全サーバ] オプションが選択されています)。クラスタ内の選択したサーバに EJB をデプロイする場合は、[クラスタの一部] を選択してから、EJB のデプロイ先にする個々のサーバ インスタンスを選択します。
EJB のモニタ
デプロイ済みの EJB をモニタするには、次の手順に従います。
- Administration Console の左ペインで、[デプロイメント|EJB モジュール] ノードを選択します。
[デプロイメント|EJB モジュール] ノードを展開すると、.jar または展開された .jar ディレクトリにパッケージ化されている、デプロイ済みまたはデプロイメント試行済みの EJB が表示されます。
注意: エンタープライズ アプリケーション (.ear) にパッケージ化されている EJB モジュールは、[デプロイメント|アプリケーション] ノードに表示されるアプリケーション名のノードの下に表示されます。
- 目的の EJB を選択して [モニタ] タブをクリックします。
EJB の統計情報を示すテーブルが右ペインに表示されます。データの説明については、以下を参照してください。
- 1 つのサーバ上、またはデプロイ先となっているすべてのサーバ上の EJB をモニタできます。[サーバの選択] ドロップダウンリストからモニタするデプロイメントを選択します。
EJB のテスト
EJB をテストするには、次の手順に従います。
- Administration Console の左ペインで、[デプロイメント|EJB モジュール] ノードを選択します。
[デプロイメント|EJB モジュール] ノードを展開すると、.jar または展開された .jar ディレクトリにパッケージ化されている、デプロイ済みまたはデプロイメント試行済みの EJB が表示されます。
注意: エンタープライズ アプリケーション (.ear) にパッケージ化されている EJB モジュールは、[デプロイメント|アプリケーション] ノードに表示されるアプリケーション名のノードの下に表示されます。
テストに成功すると、次のメッセージが表示されます。
EJB
EJB_name は JNDI_name の JNDI 名で正常にテストされました。
テストに失敗すると、次のメッセージが表示されます。
EJB
EJB_name は正常にテストされていません。指定された Bean の JNDI 名の決定に問題がありました。
EJB デプロイメントのメモの追加または編集
EJB デプロイメントのメモを追加または編集するには、次の手順に従います。
- Administration Console の左ペインで、[デプロイメント|EJB モジュール] ノードを選択します。
[デプロイメント|EJB モジュール] ノードを展開すると、.jar または展開された .jar ディレクトリにパッケージ化されている、デプロイ済みまたはデプロイメント試行済みの EJB が表示されます。
注意: エンタープライズ アプリケーション (.ear) にパッケージ化されている EJB モジュールは、[デプロイメント|アプリケーション] ノードに表示されるアプリケーション名のノードの下に表示されます。
- [メモ] スクロール ボックスで情報を追加または編集します。