4.22 untilClause
目的
untilClause
副次句を使用すると、各種のRMAN操作に対して時刻、SCNまたはログ順序番号による上限を指定できます。
使用上の注意
リストア・ポイントを指定するには、TO
RESTORE
POINT
句を使用します。この例は、「SET」を参照してください。
セマンティクス
構文要素 | 説明 |
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SCNを上限として指定します。指定したSCNは含まれません。 RMANは、指定したSCNの前までのリストアまたはリカバリに使用できるファイルのみを選択します(例4-41を参照)。たとえば、 |
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REDOログ順序番号とスレッドを上限として指定します。指定した値は含まれません。 RMANは、指定した順序番号の前までのリストアまたはリカバリに使用できるファイルのみを選択します。たとえば、 |
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REDOスレッドの番号を指定します。 |
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時刻を上限として指定します。指定した時刻は含まれません(例4-42を参照)。 RMANは、指定した時刻の直前までのリストアまたはリカバリに使用できるファイルのみを選択します。たとえば、 RMANコマンドで日付を指定する場合は、次のいずれかの日付文字列を使用する必要があります。
RMANにおける日付設定の代表例を次に示します。 BACKUP ARCHIVELOG FROM TIME 'SYSDATE-31' UNTIL TIME 'SYSDATE-14'; RESTORE DATABASE UNTIL TIME "TO_DATE('09/20/06','MM/DD/YY')"; 注意: 時間ベース・リカバリの粒度は、REDOログのタイムスタンプによって異なります。たとえば、次のコマンドを指定するとします。 RECOVER DATABASE UNTIL TIME '2013-07-26 17:45:00';
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例
例4-41 指定したSCNまでの不完全リカバリの実行
この例では、マウントされたデータベースを想定して、指定したSCNの前までデータベースをリカバリします。
STARTUP FORCE MOUNT RUN { SET UNTIL SCN 1418901; # set to 1418901 to recover database through SCN 1418900 RESTORE DATABASE; RECOVER DATABASE; } ALTER DATABASE OPEN RESETLOGS;
例4-42 不要なバックアップのレポート
この例は、過去1週間以内のいずれかの時点までリカバリできることを前提条件としています。1週間前の時点までデータベースをリカバリするために使用できるバックアップは、すべて不要とみなされます。
REPORT OBSOLETE UNTIL TIME 'SYSDATE-7';