Oracle BIサーバーの問合せキャッシュについて

Oracle BIサーバーを構成して、問合せ結果セットのディスクベース・キャッシュをローカルに保持できます(問合せキャッシュ)。

問合せキャッシュを使用すると、Oracle BIサーバーがバックエンド・データソースにアクセスせずに、後続の問合せリクエストを多数処理できるため、問合せパフォーマンスが向上します。

バックエンド・データベースで更新が発生すると、問合せキャッシュのエントリが古くなることがあります。このため、次のいずれかの方法を使用して、問合せキャッシュから定期的にエントリを削除する必要があります。

  • 手動。管理ツール「管理」メニューで「キャッシュ」を選択して、キャッシュ・マネージャを開きます。キャッシュ・マネージャでは、パージするキャッシュ・エントリやパージする日時をきわめて柔軟に選択できますが、手動の作業が必要です。キャッシュ・マネージャの使用を参照してください。

  • 自動。管理ツールでは、システムのキャッシュの無効化、特定の物理表のキャッシュ属性の設定、およびOracle Analytics Serverイベント表を使用したキャッシュの自動パージが可能です。キャッシュのモニターおよび管理を参照してください。

  • プログラム。Oracle BIサーバーには、プログラムでキャッシュ・エントリをパージするためのODBC拡張関数があります。これらの関数により、イベント表の自動化に関して、キャッシュ・マネージャの選択とタイミングの柔軟性が高まります。独自のスクリプトを記述して、これらの関数を必要に応じて呼び出すことができます。ODBCプロシージャを使用したキャッシュのパージと保守を参照してください。

問合せキャッシングを制御するパラメータは、Fusion Middleware Controlと、「構成ファイル設定」に記載されているNQSConfig.INIファイルにあります。Oracle BIサーバー・キャッシュをシードするためのエージェントの使用を参照してください。

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