ダッシュボードを起動するには、プロキシ・サービスを実行して、そのサービスを実行しているノードのトラフィックが、ダッシュボード・アプリケーションを実行している内部ポッドに到達できるようにします。これは、kubectl proxy
サービスを実行することで実現します。
$ kubectl proxy
Starting to serve on 127.0.0.1:8001
ダッシュボードは、プロキシを実行しているノードで使用できるようになります(プロキシを終了するまで)。プロキシを終了するには、[Ctrl]+[C]
を使用します。
これは、systemd
サービスとして実行できます。次のようにして有効化すると、それ以降の再起動後に常に使用できるようになります。
$ sudo systemctl enable --now kubectl-proxy
このsystemd
サービスを実行するには、/etc/kubernetes/admin.conf
が存在している必要があります。このプロキシ・サービスに使用するポートを変更する場合や、別のプロキシ構成パラメータを追加する場合は、/etc/systemd/system/kubectl-proxy.service.d/10-kubectl-proxy.conf
でsystemd
ドロップイン・ファイルを編集して目的の構成を実施します。kubectl proxy
サービスに使用可能な構成オプションの詳細は、次を実行することで取得できます。
$ kubectl proxy ‐‐help