1.1.1.2 マスター・レプリカ・ノード

マスター・レプリカ・ノードは、高可用性向けに構成されたKubernetesクラスタ内のマスター・ノードに含まれた機能とデータを複製する役割を果たします。稼働時間と復元力の向上によるメリットを得るには、マスター・レプリカ・ノードを別のゾーンでホストして、Kubernetesクラスタのロード・バランスを取るように構成します。

レプリカ・ノードの目的は、マスター・ノードの構成と現在のクラスタの状態をリアルタイムでミラー化することです。これにより、マスター・ノードが使用不能になった場合、Kubernetesクラスタはレプリカ・ノードが必要とされるとすぐにレプリカ・ノードに自動的にフェイルオーバーできるようになります。マスター・ノードに障害が発生しても、APIは使用可能な状態が維持され、クラスタは別のノードの障害に自動的に対応できるようになり、クラスタ内での通常の操作(リソースの作成や既存のリソースの編集)を引き続き実行できます。