1.1.1.3 ワーカー・ノード

Kubernetesクラスタ内のワーカー・ノードは、コンテナ化されたアプリケーションを実行することと、クラスタ全体およびクラスタの外部からのアプリケーション間のトラフィックを適切に円滑化できるようにネットワークを処理することを目的として使用されます。ワーカー・ノードは、マスター・ノードで実行されているKubernetes APIによってトリガーされる操作を実行します。

Kubernetesクラスタ内のすべてのノードで、次のサービスを実行する必要があります。

  • Kubelet Service: 各ワーカー・ノードがマスター・ノードで実行されているAPI Serverと通信できるようにするエージェント。このエージェントは、ポッドの要件(ボリュームのマウント、コンテナの起動、ステータスの報告など)を設定する役割も果たします。

  • Container Runtime: コンテナを実行できる環境。このリリースでは、コンテナ・ランタイムはrunCまたはKata Containersのどちらかです。コンテナ・ランタイムの詳細は、コンテナ・ランタイムを参照してください。

  • Kube Proxy Service: ポッド・ネットワークの外部からのネットワーク・トラフィックが透過的にサービス内のポッドにプロキシされるように、ポート転送とIPリダイレクトを処理するためのルールをプログラムするサービス。

どのような場合でも、これらのサービスは相互依存するデーモンとしてsystemdから実行されます。