1.1.2 ポッド

Kubernetesには、「ポッド」の概念が導入されています。ポッドにより、1つ以上のコンテナと共有ストレージ、それらをまとめて実行する方法に関する特定のオプションをグループ化します。ポッドは、同じ論理ホストで実行され、同じシステム・リソースへのアクセスが必要になる可能性のある緊密に組み合されたアプリケーションに使用されます。一般に、ポッド内のコンテナは同一のネットワークとメモリー領域を共有し、ストレージの共有ボリュームにアクセスできます。こうした共有リソースにより、ポッド内のコンテナは、単一の論理ホストにインストールされているようにシームレスな方法で内部的に通信できるようになります。

ポッドは、コンテナのセットとしての簡単に作成または破棄できます。これにより、デプロイメントのスケーリングを制御することでローリング更新の実行が可能になります。さらに、レプリカ・ポッドの作成や削除によって簡単にスケール・アップまたはスケール・ダウンできます。ポッドの詳細は、次の場所にあるアップストリームのドキュメントを参照してください。

https://kubernetes.io/docs/concepts/workloads/pods/pod/