予測関数

Essbaseの予測計算関数は、将来の値を平滑化、補間、または計算する目的でデータを操作します。多くの場合、予測関数は、アプリケーションの計画、分析、モデリングで使用されます。

一部の予測関数は、オプションの範囲リスト・パラメータrangeListまたはXrangeListを受け入れます。

表3-13 予測関数

関数 データ操作
@MOVAVG 移動平均をデータ・セットに適用し、リスト内の各条件を末尾の平均に置き換えます。この関数は、平滑化の目的でデータ・セットを変更します。
@MOVMAX 移動最大値をデータ・セットに適用し、リスト内の各条件を末尾の最大値に置き換えます。この関数は、平滑化の目的でデータ・セットを変更します。
@MOVMED 移動中央値をデータ・セットに適用し、リスト内の各条件を末尾の中央値に置き換えます。この関数は、平滑化の目的でデータ・セットを変更します。
@MOVMIN 移動最小値をデータ・セットに適用し、リスト内の各条件を末尾の最小値に置き換えます。この関数は、平滑化の目的でデータ・セットを変更します。
@MOVSUM 移動合計をデータ・セットに適用します。この関数は、平滑化の目的でデータ・セットを変更します。
@MOVSUMX 移動合計をデータ・セットに適用し、末尾のメンバーの値を指定できるようにします。この関数は、平滑化の目的でデータ・セットを変更します。
@SPLINE データ・ポイントのセットに補整スプラインを適用します。スプラインは、データを平滑化または補間するために使用される数学的な曲線です。
@TREND 実測値への曲線当てはめに基づいて将来の値を計算します