目的
このドキュメントには、このリリースのOracle Smart View for Officeに関する重要な最新情報が記載されています。Smart Viewをインストールする前に、このReadmeをよくお読みください。
リリース20.200の新機能
関連トピック
- ソースへのドリルスルーのサポート
- Smart ViewでのバニティURLサポート
- Microsoft Officeドキュメントの新しいヘルス・チェック
- ジョブ・コンソール自動リフレッシュ
- セルのスタイルで複数のスタイル・プロパティをサポート
- 標準モード・アド・ホック・グリッドの新しいインデント・オプション
- フレックス・フォームで行ディメンションのより高度な柔軟性に対する新しいオプション
- アド・ホック動作オプションが標準に設定されているときのグリッド保存のサポート
- Smart ViewでのEPM Cloudセルレベルのセキュリティのサポート
- Narrative Reportingの機能および更新
- 勘定科目照合とSmart Viewとの統合
- タスク・マネージャおよび補足データ・マネージャのSmart View拡張機能
ソースへのドリルスルーのサポート
Oracle Enterprise Performance Management Cloudデータ・プロバイダで作業して、Oracle Smart View for Officeからのドリル・データを表示するためにドリル・スルーを実行する際、ソース・データを表示する2つの方法がサポートされるようになりました。
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ハイパーリンクを使用したソース・ランディングWebページへのドリル・スルー。この場合、ソース・ドリルを開始すると、ソース・ランディング・ページがデフォルト・ブラウザに起動されます。
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EPM統合エージェント問合せを使用したソース・データへのドリル・スルー。この場合、ソース・データの問合せが実行され、データがSmart Viewの新規Excelシートに表示されます。
この新しいドリルスルー・オプションが有効な場合、最初のドリルスルー操作によって、メイン・ワークシートからステージング・シートに移動します。ステージング・シートにはプロバイダ・ソースからのデータが含まれています。このシートから、選択したセルのソース・データへとデータ・セルをにさらにドリルできます。ソースへのドリルスルーは、ステージング・シートの任意のディメンション/メンバーの組合せの任意のデータ・セルで可能です。ソース・シートから、ステージング・シートに戻り、メイン・シートに戻れます。この移動は、ステージング・シート名を変更した場合でも機能します。
ステージングまたはソース・ワークシートで、Smart Viewリボンの「シート情報」コマンドを使用して、「シート情報」ダイアログを開き、シート・タイプ: ステージングまたはソースを表示できます。
以前のリリースでは、ソースへのドリルはWebフォームでのみ可能でした。この新しいドリルスルー・オプションにより、ソース・データまでドリルし、ドリルスルー・レポートをSmart Viewで直接表示できます。
この機能を使用するには、サービス管理者が最初にソース・データベースでSQL問合せを実行し、その結果をデータ統合内のポップ・ウィンドウに表示する必要があります。詳細は、 Oracle Enterprise Performance Management Cloudデータ統合の管理 のランディング・ページがないソース・システムへのドリル・ダウンの作成を参照してください。
Smart Viewでのこのドリルスルー機能の使用の詳細は、 Oracle Smart View for Officeユーザーズ・ガイド のドリルスルー・レポートを参照してください。
Smart ViewでのバニティURLサポート
カスタムまたはバニティURLを使用して、Oracle Smart View for OfficeからOracle Enterprise Performance Management Cloudプロバイダにアクセスできます。カスタムURLを構成するには、T.ly、Bitly、Rebrandly、TinyUrlまたはis.gdなどのサードパーティのリンク短縮サービスや、YOURLSなどのオープン・ソース・ソリューションを使用します。次に、構成に応じて、共有接続、プライベート接続またはクイック接続としてカスタムURLを使用します。
管理者またはSmart ViewユーザーはバニティURLを作成できます。バニティURLの作成の詳細は、選択したサードパーティのリンク短縮サービスのドキュメントを参照してください。
ノート:
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バニティURLを使用する場合、機密データをサードパーティのリンク短縮サービス・ベンダーに送信する可能性があります。たとえば、リフレッシュまたは送信を実行するとき、トランザクション中にパスワード情報を送信する可能性があります。
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「オプション」ダイアログの「拡張機能」タブにある拡張機能のインストールおよび更新コマンドである「更新、新規インストールおよびアンインストールのチェック」は、バニティURLを使用してログインするとサポートされません。
Smart ViewでのバニティURLを使用したデータ・ソースへの接続の詳細は、 Oracle Smart View for Officeユーザーズ・ガイド のデータ・ソースへの接続内のトピックを参照してください。
Microsoft Officeドキュメントの新しいヘルス・チェック
Oracle Smart View for Officeの新しいヘルス・チェック・ツールを使用すると、ヘルス・チェックを実行して、Microsoft Excelワークブック、WordドキュメントまたはPowerPointプレゼンテーションのSmart Viewパフォーマンスを最適化できます。
ノート:
この新しいヘルス・チェック・ツールは、Smart Viewリボンの「ヘルプ」メニューにあるシステムのヘルス・チェックとは異なる機能です。
ヘルス・チェック・ツールで実行したアクションにより、Smart Viewパフォーマンスが最適化され、一部の非Smart View関連のオブジェクトが修正または削除(あるいはその両方)されます。
また、ヘルス・チェック・ツールを使用して、各Officeアプリケーションの名前付き範囲、スタイル、タグ、問合せオブジェクト、他のオブジェクトなどの特定のアイテムの情報を取得できます。
新しい「ヘルス・チェック」ダイアログにアクセスするには、Smart Viewリボンに移動してから、次のようにします。
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Excelの場合、「詳細」、「ワークブックのヘルス・チェック」の順に選択します
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Wordの場合、「ドキュメントのヘルス・チェック」を選択します
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PowerPointの場合、「プレゼンテーションのヘルス・チェック」を選択します
新しいヘルス・チェック・ツールの使用の詳細は、 Oracle Smart View for Officeユーザーズ・ガイド のMicrosoft Officeドキュメントでのヘルス・チェックの実行を参照してください。
ジョブ・コンソール自動リフレッシュ
新しいWindowsレジストリ設定のJobConsoleAutoRefreshIntervalで指定する間隔で自動リフレッシュするように、「ジョブ・コンソール」ウィンドウを構成できます。
「実行」ボタンを使用すると、必要に応じて「ジョブ・コンソール」ウィンドウをリフレッシュできます。ただし、JobConsoleAutoRefreshInterval設定をレジストリに追加して、「実行」をクリックせずにウィンドウが自動的に更新されることを確認することもできます。
ここで、HKEY_CURRENT_USERレジストリ・フォルダの新しいDWORDとしてJobConsoleAutoRefreshInterval設定を追加します。
Computer\HKEY_CURRENT_USER\Software\Hyperion Solutions\HyperionSmartView\Preferences
必要な時間間隔を指定します。最小は15秒です(ベースが「小数」、値データが15000に設定されている場合)。
設定を追加した後、Oracle Smart View for Officeで「ジョブ・コンソール」ウィンドウを開いたままにし、指定した間隔でウィンドウがリフレッシュされることに注意してください。
コンピュータのレジストリを変更する権限がある人は誰でも、この設定を構成できます。「ジョブ・コンソール」の使用の詳細は、ジョブ・ステータスのモニタリングを参照してください。
セルのスタイルで複数のスタイル・プロパティをサポート
「セルのスタイル」を使用して、複数のタイプのスタイル・プロパティをセルに適用できるようになりました。
前のリリースでは、「セルのスタイル」を使用して、1つのスタイル・プロパティ・タイプのみをセルフォント・スタイル、セル背景スタイルまたはセル枠線スタイルに適用できました。
各スタイル・プロパティ(「フォント」、「背景」および「枠線」)の横にあるチェック・ボックスを選択して、スタイル選択を適用することによって、1つ、2つまたは3つすべてのスタイル・プロパティを指定することを選択できるようになりました。たとえば、「Planning」データ・ソースに接続している場合、サポート詳細セルのデフォルトのスタイルは青緑色の背景です。フォントに太字を適用し、セルの周りに青い枠線を追加して、サポート詳細セルをさらに目立たせることを選択できます。
スタイルを削除するには、プロパティの横にあるチェック・ボックスの選択を解除します。選択されているスタイル・プロパティは適用されます。
詳細は、 Oracle Smart View for Officeユーザーズ・ガイド のセルのスタイルを参照してください。
標準モード・アド・ホック・グリッドの新しいインデント・オプション
適用対象: 21.02以降のOracle Enterprise Performance Management Cloud: Planning、Planningモジュール、Financial Consolidation and Close、Tax Reporting
Oracle Smart View for Office 20.200の新しいオプションは、アド・ホック・グリッドのインデントに使用されるネイティブExcelフォーマットを保持します。新しいオプション「Excelインデントの使用(アドホック標準モード)」は、「オプション」ダイアログの「メンバー・オプション」タブに表示されます。
標準モードでは、Smart Viewの「インデント」オプションが「サブアイテム」に設定された場合、インデントに使用される空白スペースによって一部のユーザーで問題が発生することがありました。現在は、「Excelインデントの使用」オプションを有効にすることにより、アプリケーションが標準モードに設定されている場合は小計と合計のインデントが正しく処理され、ユーザーがアド・ホック・グリッドで正しいメンバー・インデントを参照できるようになりました。
アド・ホック・グリッドのインデントを改善するために「Excelインデントの使用」を有効にするには、Smart View 20.200をインストール済で、EPM Cloudソース21.02以降の標準モード・アプリケーションに接続していることを確認してください。次に、「オプション」ダイアログの「メンバー・オプション」タブにアクセスし、次の選択を行います。
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「Excelインデントの使用(アドホック標準モード)」チェック・ボックスを選択します。
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「インデント」ドロップダウン・リストで、「サブアイテム」を選択します。
「OK」をクリックし、選択した内容を保存します。
アド・ホック分析を使用してグリッド・レイアウトを作成するか、アド・ホック・グリッドを含むワークブックを開いて、Smart Viewリボンの「リフレッシュ」ボタンをクリックします。
詳細は、 Oracle Smart View for Officeユーザー・ガイド のメンバー・オプションを参照してください。
フレックス・フォームで行ディメンションのより高度な柔軟性に対する新しいオプション
適用対象: Financial Consolidation and Close、Planning、Planning Modules、Tax Reporting
フレックス・フォームの行ディメンションに対する新しいオプション「柔軟な定義の許可」が使用可能になりました。フォームの定義時にフレックス・フォームの行ディメンションに「柔軟な定義の許可」プロパティが適用される場合、Smart Viewユーザーはフォームの行軸内にフォームに定義されていないディメンション・メンバーを入力できます。これにより、フレックス・フォームのユーザーはフレックス・フォームに表示されないメンバーのデータを入力できます。ユーザーは、入力する有効なメンバーに対するアクセス権を持っている必要があります。
たとえば、Visionアプリケーションを使用する場合に、フレックス・フォームの行ディメンションとして製品ディメンションが配置されているとします。フォーム定義時に、製品ディメンションのSentinal Standard NotebookメンバーとSentinal Custom Notebookメンバーのみがフォームに表示する対象に選択されました。製品ディメンションの「柔軟な定義の許可」オプションを有効にすることで、Smart Viewユーザーはフレックス・フォームの行に製品ディメンションの他の製品(Tablet ComputerやKeyboardなど)を入力できます。これらのメンバーへのアクセス権があれば、ユーザーは既存のフレックス・フォームに追加メンバーの行を追加することも、必要とする製品メンバーで既存の製品メンバーを置き換えることもできます。
柔軟な定義の有効化オプションはディメンションごとを基準に選択する必要があります。オプションは選択したディメンションにのみ適用されます。行ディメンションのすべてには適用されません。
フォームの定義中にフレックス・フォームに対する「柔軟な定義の許可」オプションを有効にするには、フォームをフレックス・フォームとして有効にし、「フレックス・フォームの有効化」オプションをそれぞれの適用可能な行ディメンションに適用させる必要があります。
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フォーム・デザイナの「レイアウト」タブの「Smart Viewのオプション」で、「フレックス・フォームの有効化」を選択します。
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行ディメンションを選択して、「ディメンション・プロパティ」で柔軟な定義の有効化を選択します。
柔軟な定義の有効化オプションは、「フレックス・フォームの有効化」オプションが「Smart Viewのオプション」で選択されている場合(ステップ1)にのみ表示できます。
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各行ディメンションを柔軟な定義に対して有効にするにはステップ3を繰り返します。
フォームの行に複数のディメンションがある場合は、適用可能な行ディメンションごとに柔軟な定義の有効化プロパティを選択する必要があります。
「ディメンション・プロパティ」オプションの「適用」を使用して、柔軟な定義の有効化プロパティをすべてのディメンションに適用する場合があります。行セグメントの他のすべてのディメンションにも適用される他のすべてのディメンション・プロパティの選択のように慎重に使用してください。
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フォームを保存します。
詳細は、次を参照してください:
- Planningの管理:
- Oracle Smart View for Officeの使用のフレックス・フォーム
アド・ホック動作オプションが標準に設定されているときのグリッド保存のサポート
「Smart Viewアド・ホック動作」オプションがアプリケーションの「標準」に設定されている場合、Oracle Smart View for Officeのプロバイダのアド・ホック・リボンの「アド・ホック・グリッドの保存」ボタンを使用してアド・ホック・グリッドを保存できるようになりました。適切な許可によって、Smart Viewユーザーはアド・ホック・グリッドを保存および格納できます。
以前は、「Smart Viewアド・ホック動作」オプションが「標準」に設定されているアプリケーションに接続されている場合、リボンの「アド・ホック・グリッドの保存」オプションは使用できませんでした。「アド・ホック・グリッドの保存」ボタンを使用できるのは、このオプションが「ネイティブ」に設定されている場合のみでした。
「Smart Viewアド・ホック動作」 オプションが「標準」に設定されている場合、次のアイテムはアド・ホック・グリッドを保存する際にサポートされません。
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「グリッドの別名保存」ダイアログの「フォーマットの送信」オプション
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アド・ホック・グリッドの、空の行および列、Excelのテキスト・コメント
これらのアイテムは今後の更新でサポートされるようになります。
詳細は、 Oracle Smart View for Officeユーザー・ガイド のアド・ホック・グリッドをフォームとして保存を参照してください。
Smart ViewでのEPM Cloudセルレベルのセキュリティのサポート
適用先: Planning、Planning Modules、Tax Reporting
フォームのセルは、セルレベルのセキュリティ定義に従って保護できます。
セルレベルのセキュリティでは、サービス管理者は、通常のセキュリティではユーザーがアクセス可能なセルに対する読取りまたは書込みアクセスを削除するルールを定義することによって、アプリケーションのデータ表示を許可するユーザーを制限できます。
セルレベルのセキュリティは、通常のメンバー・セキュリティに対する例外として定義されます。たとえば、部門のマネージャは自分の部門のすべてのアカウントへのアクセス権が必要ですが、他の部門に関しては特定のアカウントへのアクセス権のみが必要になります。通常のメタデータ・セキュリティでは、マネージャはすべての部門のすべてのアカウントに対するアクセス権を持ちますが、セルレベルのセキュリティを使用すると、サービス管理者は、自身の部門ではすべてのアカウンへのアクセス権を持ち、他の部門では特定のアカウントのみへのアクセス権を持つように制御できます。
セルレベルのセキュリティでは、有効な交差ルールと同様のルールを使用し、セルが表示されるあらゆる場所(フォーム、実行時プロンプト、アド・ホック・レポート、ダッシュボードなど)の特定のセル交差を表示するための、ユーザーからの読取りまたは書込みアクセスを拒否します。セルレベルのセキュリティ・ルールが適用されると、読取りアクセス権を持つユーザーはセルのデータ値を表示できますが、編集はできません。セルに対するユーザーの読取りアクセスが拒否されると、セルに表示される値は#noaccessになります。
セルレベルのセキュリティを使用すると、ディメンションの粒度の最も細かいレベルでユーザーのセキュリティを制限または削除できるため、メタデータ・セキュリティのみを使用する場合に比べて柔軟性が高まり、より詳細なアクセス制御が可能になります。この機能を使用すると、ディメンション間セキュリティが可能になり、1つのディメンションの同じディメンションのメンバーが、他のディメンションのメンバーの組合せをベースにした異なるアクセス権を持てるようになります。
Oracle Smart View for Officeでセルレベルのセキュリティを使用する場合は、次の点に注意してください:
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32214725 -- ユーザーがセルへのアクセス権を持たない場合は、コメントおよび添付ファイルのセルにセルのスタイルは適用されません。ただし、同じフォームまたはグリッドをWebで使用する場合はこれらのスタイルが適用されます。
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32367725 -- Smart Viewのリボン・コマンド、右クリックのメニュー・コマンド、フローティング・ツールバー・コマンドは、セルレベルのセキュリティでセルの表示が#NoAccessになった場合でも有効です。たとえば、セルの表示が#NoAccessでも、サポート詳細、添付、セルの履歴、セルのコメントなどのセルレベル・コマンドを実行してみることはできますが、これらのコマンドは#NoAccessに対しては無効です。
サービス管理者は、セルレベルのセキュリティをWebアプリケーションで定義します。詳細は、Planningの管理のセルレベルのセキュリティの定義を参照してください。
Narrative Reporting 21.06の拡張機能の更新
Oracle Smart View for OfficeのNarrative Reporting 21.06拡張機能をダウンロードしてインストールできます。この更新には、一般的な改善および不具合修正が含まれています。
Narrative Reporting 21.05の拡張機能の更新
Oracle Smart View for OfficeのNarrative Reporting 21.05拡張機能をダウンロードしてインストールできます。この更新には、一般的な改善および不具合修正が含まれています。
Narrative Reporting 21.03の拡張機能の更新
Oracle Smart View for OfficeのNarrative Reporting 21.03拡張機能をダウンロードしてインストールできます。この更新には一般的な改善とバグ修正が含まれ、Oracle Enterprise Performance Management Cloudの3月の更新で導入された次の機能のサポートも行います。
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ドックレットの新しいバージョンの最適化
Narrative Reportingでは、繰り返しの自動チェックインの影響を最小化するプロセスが更新されました。以前は、変数値または埋込みコンテンツの更新など、ドックレット・ファイルへのシステム更新によって、新しいドックレット・バージョンが生成されていました。現在は、新しいバージョンの生成が最適化されるため、自動チェックインは新しいバージョンを生成しない場合もあります。
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レポート・セルの数値のフォーマットでの接頭辞および接尾辞の位置合わせ
レポートで、次の新しいプロパティを使用して、セルの接頭辞および接尾辞記号の数値のフォーマットを位置合わせします。
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接頭辞の位置合わせ。各数値データ・セルの左端に接頭辞を位置合わせします。
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接尾辞の位置合わせ。数値データ値を、同じ列の他のセルおよび各データ・セルの右端の接尾辞と位置合わせします。
レポートをSmart Viewに完全にフォーマット化されたレポートまたはアド・ホック・グリッドとしてインポートするときに、これらのフォーマット・オプションを使用するとレポート・ディスプレイが改善されます。
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これらの機能の詳細は、次を参照してください。
- Oracle Smart View for Officeの使用のドックレットの検査
- Reports for Oracle Enterprise Performance Management Cloudでの設計のグリッド・セルの書式設定
Narrative Reporting 21.02の拡張機能の更新
Oracle Smart View for OfficeのNarrative Reporting 21.02拡張機能をダウンロードしてインストールできます。この更新には、一般的な改善および不具合修正が含まれています。
勘定科目照合とSmart Viewとの統合
Excelを使用して、新しい勘定科目照合拡張機能があるOracle Smart View for Officeを使用することによって、照合コンプライアンスにトランザクションをロードできるようになりました。
照合コンプライアンス・トランザクションを勘定科目照合に直接Excelからロードして、ユーザーのロード・プロセスを簡素化します。テキスト・ファイルへのトランザクションを保存するためにステップを追加する必要がなくなりました。
勘定科目照合に照合コンプライアンスの拡張機能をインストールして使用するには、Working with Oracle Smart View for OfficeのSmart Viewおよび勘定科目照合を参照してください。
タスク・マネージャおよび補足データ・マネージャのSmart View拡張機能
21.05以降は、タスク・マネージャおよび補足データのOracle Smart View for Office拡張機能が変更されました。ダウンロードに使用できる次の2つの個別の拡張機能があります。
- タスク・マネージャのSmart View拡張機能
- 補足データのSmart View拡張機能
タスク・マネージャと補足データを使用するには別個のSmart View拡張機能をダウンロードします。
これらの拡張機能はFinancial Consolidation and CloseおよびTax Reportingに適用されます。
拡張機能のインストーラには.svext
ファイル拡張機能があります。ビジネス・プロセスのダウンロード・ページからWebの拡張機能をダウンロードして、各拡張機能ファイルをダブルクリックしてインストールします。拡張機能の次のインストール・プロセスを使用して、Smart Viewからインストールすることもできます。Smart Viewリボンから「オプション」、「拡張機能」、「更新、新規インストールおよびアンインストールのチェック」の順に選択します。プロセスは、Oracle Smart View for Officeの使用の拡張機能のインストールで説明しています。
タスク・マネージャと補足データの古い拡張機能を使用している場合は、アンインストールしてから新しい拡張機能をインストールする必要があります。Oracle Smart View for Officeの使用の拡張機能のアンインストールを参照してください。
拡張機能に接続を作成するには、Financial Consolidation and Close Cloudの使用のタスク・マネージャと補足データの拡張機能への接続の作成を参照してください。
インストール情報
このリリースは、次のサイトからダウンロードできます。My Oracle Support:
最新のSmart Viewリリースのダウンロード・リンクを含むOracle Smart View for Officeに関する情報については、My Oracle Supportのナレッジ記事、Smart Viewサポート・マトリックスおよび互換性に関するFAQ (Doc ID 1923582.1)を参照してください。ナレッジ記事にアクセスするには、My Oracle Support (MOS)のユーザー・アカウントが必要です。
ベスト・プラクティスとして、MOSのナレッジ記事Doc ID 1923582.1で、最新のSmart Viewリリースについて定期的に確認してダウンロードすることをお薦めします。
詳細なインストール手順は、 Oracle Smart View for Officeインストレーションおよび構成ガイド にあります。このガイドは、Oracle Help CenterのSmart View 20.200ライブラリで入手できます。
https://docs.oracle.com/en/applications/enterprise-performance-management/index.html
Google Chrome、Mozilla FirefoxおよびMicrosoft Edgeにブラウザ拡張機能が必要です。これらのブラウザ用のSmart Viewの拡張機能のダウンロードおよびインストールに関する情報について、ブラウザ・サポートのトピックを参照してください。
Smart Viewバージョンのサポート
プレミア・サポートの現在の製品に対してOracle Smart View for Officeの現在のリリースと1つ前のリリース(20.200および20.100)をサポートおよび動作保証しています。
Microsoft Windows オペレーティング・システムのサポート
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Oracle Smart View for Office 20.200は、Windows 10ではサポートされています。
Smart View 11.1.2.5.520は、Windows 10でのサポート対象となる最初のリリースでした。Windows 10では、それ以前のバージョンのSmart Viewはサポートされていません。
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Smart View 20.200は、Windows 8.1ではサポートされています。
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Smart View 20.200は、Windows 7ではサポートされていません。
Microsoft .NET Frameworkサポート
Oracle Smart View for Officeリリース11.1.2.5.600以降をインストールして使用するには、Microsoft .NET Framework 4.5以降が必要です。
Microsoft Officeのサポート
Microsoft Office 2010、2013、2016および2019
Oracle Smart View for Officeは、Microsoft Office 2010、2013、2016、2019をサポートしています。
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Microsoft Office 2019でのSmart Viewのサポートは、11.1.2.5.900リリースからです。
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Microsoft Office 2016でのSmart Viewのサポートは、11.1.2.5.520リリースからです。
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Microsoft社は、Office 2010のサポートを2020年10月13日に終了すると発表しました。その日付より後は、Microsoft社はOffice 2010をサポートしなくなります。これは、今後はそれについて新しい開発、技術的支援またはソフトウェア更新を行わないということです。
オラクル社は、ベンダーがサポートしなくなったアプリケーションについては、サポートを提供できません。現在Office 2010を使用しているお客様は、現時点でサポートされているOfficeバージョンへの移行を積極的に計画する必要があります。
Office 2010のサポート終了の詳細は、Microsoft社による次の声明を参照してください。
Microsoft Office 365
Windows用のSmart Viewでは、クイック実行を使用してインストールされたOffice 365 ProPlusなど、サポート対象バージョンのMicrosoft Office 365アプリケーションがローカルにインストールされている必要があります。Smart View (Macおよびブラウザ)では、OracleのEPM CloudソリューションおよびWindowsまたはMacシステムのWebブラウザまたはOffice for MacにデプロイされたMicrosoft Office 365の間のインタフェースが提供されます。
詳細は、Smart Viewサポート・マトリックスおよび互換性のFAQ (Doc ID 1923582.1)というタイトルのナレッジ記事を参照してください。
https://support.oracle.com/epmos/faces/DocumentDisplay?id=1923582.1
ブラウザ・サポート
関連トピック
ブラウザ・アドオン
Oracle Smart View for Officeを使用して、Oracle Enterprise Performance Management CloudおよびOracle Enterprise Performance Management Systemで次の2つの方法によって、サポートされているブラウザベースのアプリケーションと相互作用できます。
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Smart Viewのフォームまたはアドホック・グリッドで開始して、ドリルスルーを使用してブラウザにアプリケーションWebページを起動します
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Webアプリケーションで開始して、Excel用のSmart Viewにフォームまたはアドホック・グリッドを起動します。
デフォルトのブラウザがMozilla Firefox、Google ChromeまたはMicrosoft Edgeの場合、ドリルスルーおよびWebの起動のSmart Viewアドオンが必要です。
ノート:
Oracle Enterprise Performance Management Cloud 20.09更新およびOracle Enterprise Performance Management System 11.2.2リリース以降では、Internet Explorerユーザーがデフォルトのブラウザとして新しいMicrosoft Edgeに移行することを推奨するMicrosoft社の方針に基づいて、Internet Explorer 11はサポートされなくなりました。オラクル社ではInternet Explorerを使用してEPM CloudおよびEPM Systemをテストすることがなくなるため、現在Internet Explorerで機能している既存の機能は、20.09更新またはリリース11.2.2以降では機能しなくなる可能性があります。
すべてのユーザーがサポートされているブラウザに移行することをお薦めします。
ブラウザ機能拡張のインストール手順については、 Oracle Smart View for Officeインストレーションおよび構成ガイド のブラウザ・アドオンのインストールを参照してください。このガイドは、Oracle Help CenterのSmart View 20.200ライブラリで入手できます。
https://docs.oracle.com/en/applications/enterprise-performance-management/index.html
ブラウザ・バージョン・サポート
Smart Viewはブラウザのバージョンに依存しませんが、Smart Viewと連動する製品は依存する可能性があります。
ご使用のプラットフォームおよび製品について、システム要件ドキュメントとサポート対象プラットフォーム・ドキュメントを参照してください。また、その他のブラウザ・サポート要件については固有の製品Readmeを参照してください。
Smart Viewと仮想環境
仮想環境でのOracle Smart View for Officeは、正式には認証されていません。仮想環境は、公式にはSmart Viewによってサポートされていません。
ノート:
仮想環境は仮想デスクトップ統合(VDI)製品とも呼ばれます。
詳細は、My Oracle Supportのナレッジ記事、サード・パーティの仮想環境でのOracleのHyperion製品のサポート(Doc ID 588303.1)を参照してください。
モバイル・デバイスのサポート
Oracle Smart View for Officeがサポートされているのは、Microsoft Surface Proタブレットのみです。その他のタブレットまたはスマートフォンでは、Smart Viewはサポートされていません。
サポートされている言語
Oracle Smart View for Officeのユーザー・インタフェースでは、次の言語がサポートされています。
言語 | 言語 | 言語 | 言語 |
---|---|---|---|
アラビア語 | フィンランド語 | イタリア語 | ルーマニア語 |
中国語(簡体字) | フランス語 | 日本語 | ロシア語 |
中国語(繁体字) | フランス語(カナダ) | 韓国語 | スロバキア語 |
チェコ語 | ドイツ語 | ノルウェー語 | スペイン語 |
デンマーク語 | ギリシャ語 | ポーランド語 | スウェーデン語 |
オランダ語 | ヘブライ語 | ポルトガル語(ブラジル) | タイ語 |
英語 | ハンガリー語 | ポルトガル語(ポルトガル) | トルコ語 |
サポートされているこのリリースへのパス
Oracle Smart View for Officeは、次のリリースからリリース20.200にアップグレードできます。
表1-1 サポートされているこのリリースへのパス
アップグレード・パスのリリース: 元 | 先 |
---|---|
11.1.2.5.xxx |
20.200 |
後方互換性
Oracle Smart View for Officeでは、ご使用の環境についてのシステム要件ドキュメントおよびプラットフォーム・サポート・ドキュメントでリストされている製品バージョンがサポートされています。
その他のOracleプラットフォームおよび製品との互換性の情報は、ご使用の環境についてのシステム要件ドキュメントとサポート対象プラットフォーム・ドキュメント、および固有の製品Readmeを参照してください。
このリリースで修正された問題について
この項のトピックには、リリース20.200で修正された不具合が含まれます。以前のリリースで修正された不具合のリストを確認するには、Defects Fixed Finderを使用します。このツールを使用すると、所有している製品および現在の実装のリリースを識別できます。1回のクリックで、ツールは修正された不具合の説明とその関連プラットフォームおよびパッチ番号に関するカスタマイズされたレポートをすばやく生成します。このツールはこちらにあります:
https://support.oracle.com/oip/faces/secure/km/DocumentDisplay.jspx?id=1292603.1
全般
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27781691 – Oracle Smart View for Officeで、リフレッシュの実行時にワークブックのシートがブラック・スクリーンにならなくなりました。
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31314028 --単一のデータ・ソースに接続している、または複数のデータ・ソースに接続している場合に予想されるとおりに「リフレッシュ」または「すべてリフレッシュ」が機能することを含めて、複数の共有接続に接続したワークブック、および複数のシート上にHsGetValueおよびHsSetValue関数を含むワークブックの様々な問題が解決されました。また、Oracle EssbaseとPlanningなど、複数のプロバイダおよびURL間で関数が正しく機能するようになりました。
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31673838 -- 関数の最後または関数内(HsGetValueなど)に余分なカンマが挿入されている場合に、
#Invalid Syntax
メッセージが正しく表示されるようになりました。以前は、「#No Connection」
メッセージが表示されました。 -
31681571 -- Smart Viewを使用したデータのロード中に問題が発生しなくなりました。「POV変更時に式を保持」が有効な場合のみ、ページの変更時に式を保持する修正が追加されました。
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31772096 -- VBA関数のHypSetOptionをHS_MEMBER_DISPLAYオプションとともに使用した場合に、予想どおりに機能するようになりました。
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32041473 --EPM CloudのTax ReportingやEPM SystemのEssbaseなどのSmart Viewプロバイダに接続しているとき、あるマシンで保存されてから別のマシンの共有ファイルの場所(たとえば、SharePoint、OneDriveまたはネットワーク)から開かれたワークブック内の関数に対して、「リンクの修正」コマンドが正しく機能するようになりました。「リンクの修正」の実行後に、リフレッシュを実行して必要なデータを表示します。Smart Viewを同じマシンの別のフォルダに再インストールした場合は、「リンクの修正」コマンドが機能しない場合があることに注意してください。この問題の回避策は、「既知の問題」の全般の問題32170934を参照してください。
EPM Cloud
ノート:
特に規定がないかぎり、EPM Cloudの修正された問題の項で説明されている修正された問題は、次のOracle Enterprise Performance Management Cloudサービスに適用されます。
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Planning
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Planningモジュール(戦略モデリングを含む)
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Financial Consolidation and Close
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Tax Reporting
EPM Cloudの修正された問題
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30146407 -- Smart Viewアド・ホック動作がネイティブ・モードに設定されている場合に、Oracle Smart View for Officeのインデント・オプション「合計」がサブ・アイテムと同じ結果にならなくなりました。
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30538404 -- Smart Viewからビジネス・ルールを起動したときの実行時プロンプト選択ウィンドウで、オプションが「デフォルトの別名」から「なし」に変更された場合、「期間」ディメンション・メンバーを表示できるようになりました。
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31414510 -- アド・ホック・グリッドの内側および外側の両方の値に対して「Excelフォーマットの使用」オプションを選択した場合、Excel数値のフォーマットが保持されるようになりました。
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31474095 -- 実行時プロンプト(RTP)のデフォルト値が計算関数であり、メンバー選択が実行時プロンプトに対して起動される場合、計算関数がメンバー選択に表示されません。
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31869856 -- フォームのリフレッシュ時にSmart Viewパネルが自動で表示されなくなりました。
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31943000 -- レベル0共有メンバーの別名が、アド・ホック・グリッドの「メンバー選択」ダイアログおよびフォームのメンバー・セレクタに正しく表示されるようになりました。
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31994309 -- Smart Viewのスマート・リスト・セルに空白の値を送信した場合、フォームをWebで開いたときにセルに負の数が表示されなくなりました。
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32011015 -- Smart View POVメンバー選択が有効な交差部とともに表示されなくなり、予想どおりに機能するようになりました。
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32070043 -- 複数グリッド・シートで、デフォルトの別名表を使用するとき、ドリルスルー・レポートが予想どおりに起動されるようになりました。
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32081347 -- Excelシートを開いて「パネル」を選択したとき、およびExcelシートを開いて「すべてのワークシートのリフレッシュ」を選択したときに、エラーが発生しなくなりました。
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32177883 -- スマート・リスト・セルに無効な値を入力して、「取消」をクリックしてから「データの送信」をクリックしたときに、値が「セルの履歴」に表示されなくなりました。
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32253860 -- 「セルのスタイル」のみが選択されている場合、カスタム・スタイルで保存されたマージはフォームに適用されなくなりました。(プロバイダ・リボンの「フォーマット」グループの)「カスタム・スタイル」または「カスタム・スタイルとセルのスタイル」のいずれかを使用する必要があり、カスタム・スタイルで保存したマージ済セルのためにフォーム・レイアウトが無効になった場合、 Oracle Smart View for Officeインストレーションおよび構成ガイド のヒントとトラブルシューティングの章のカスタム・スタイルとマージ済セルで説明されている手順を完了してください。
Oracle BI EE、Oracle Analytics Cloud
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32071322 – PowerPointに挿入されたチャートは、チャートを編集して変更を適用してからリフレッシュしたときに重複しないようになりました。
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32114232 -- PowerPointスライドにチャートを挿入した後、サーバーでデータが変更されるかチャートが編集された場合、リフレッシュすると変更がスライドに表示されるようになりました。
Financial Reporting
30189789 -- Office 2016および2019で、「問合せ対応モードでエクスポート」コマンドまたは「Excelにエクスポート」、「Wordにエクスポート」あるいは「PowerPointにエクスポート」コマンドのいずれかを使用して、サポートされているブラウザ(Mozilla Firefox、Microsoft EdgeまたはGoogle Chrome)のいずれかからFinancial Reportingレポートを起動したときに、Officeが終了しないようになりました。
Narrative Reporting
関連トピック
21.06 Narrative Reporting
次の問題は、21.06のNarrative Reportingの拡張機能更新で修正されています。
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32662586 -- Oracle Smart View for OfficeでOffice 365にオープンされたHsGetValue()関数を含むExcelドックレットを予想どおりにアップロードおよびチェックインできるようになりました。
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32752686 -- Smart Viewで、ドックレット関連の役割(責任者、文書作成者または承認者など)が個々のユーザーではなくグループに割り当てられると、そのグループ名は「検査」ダイアログの「アクター」タブに正しく表示されませんでした。この修正により、グループ名はユーザー名と同様に表示されるようになりました。
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32795846 -- "透過"枠線の色プロパティを含むレポートは、エラーなくExcelにダウンロードできます。透過枠線の色プロパティのインスタンスは黒色に置き換わります。
21.04 Narrative Reporting
32392210 -- この問題は、Narrative Reporting 21.04で修正されて、Smart ViewのNarrative Reporting拡張機能への更新は必要ありません。
Smart Viewで、完全にフォーマットされたレポートをインポートすると、次のExcelのフォーマットの問題が解決されます。
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グリッド・タイトルがグリッドの幅に適切に拡大される
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枠線のスタイルおよび幅を含む枠線のフォーマットがWebバージョンにできるだけ近い形でExcelに適用される
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インデント・プロパティがExcelに正確に繰り越される
これらの修正により、レポートはSmart ViewとWebの間の一貫性が高くなります。ただし、相違点がいくつかあります。たとえば、透過のフォントの色はExcelまで持続しません。詳細は、 Reports for Oracle Enterprise Performance Management Cloudでのレポートの設計 のレポートとExcelにインポートされたレポートの相違を参照してください。
21.02の拡張機能
次の問題は、21.02のNarrative Reportingの拡張機能更新で修正されています。
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32138748 – Smart Viewで完全にフォーマット済の管理レポートをインポートするとき、POVの共有メンバーの選択がエラーにならなくなり、POV選択が予想どおりに機能するようになりました。
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32176788 -- Smart Viewで、シートがドックレット間でコピーされてシートのメタデータが重複する場合に、問題を発生させずに現在開いているアクティブ・ドックレットをチェックアウトできるようになりました。Narrative Reportingの拡張機能が重複メタデータを削除するようになりました。
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32243432 -- 英語以外のロケールで、エラーなしで、ユーザーがライブラリのサブフォルダに移動してそのサブフォルダを開くことができるようになりました。
Smart View 20.200
次の問題はSmart View 20.200リリースで修正されています。
31627727 -- 標準モードのPlanningアプリケーションに基づいている管理レポート・レポートをアド・ホック・グリッドとしてインポートするとき、Smart Viewでは、Narrative Reportingとの互換性のためにグリッドがネイティブ・モードに変換されるようになりました。さらに、「別名の変更」が予想どおりに機能するようになりました。
20.12の拡張機能
次の問題は、20.12のNarrative Reportingの拡張機能更新で修正されています。
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31875259 -- Excelにダウンロードしたとき、またはフォーマット済レポートとしてSmart Viewにインポートしたとき、テキストの置換プロパティを使用する条件フォーマットを含む管理レポート・レポートで、条件フォーマットが適用された数字のかわりにテキストが正しく表示されるようになりました。以前は、数字のままでした。
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32064904 -- PowerPointドックレットにコンテンツを埋め込んでからそのコンテンツを再フォーマットした後、リフレッシュしたときにフォーマットが失われなくなりました。
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32087989 -- 管理レポート・グリッドのセルがすべての枠線を設定するようにフォーマットされている場合、数値のフォーマットがExcelに正しく適用されるようになりました。以前は、数値のフォーマットはExcelに正しく適用されませんでした。
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32107091 -- ダウンロードされてExcelで開かれるか、フォーマット済レポートとしてSmart Viewにインポートされる管理レポート・レポートで、セル・フォーマットが正しく保持されるようになりました。
全般
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21810748 -- Excelで、POVまたはスライダが含まれているシートをワークブック内の別のシートにコピーすると、エラーが発生します。
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23174312 -- Oracle Smart View for OfficeとMicrosoft PowerPivotに同時に接続している場合、Excelを閉じてから再度開くと、Smart ViewとPowerPivotの両方のリボンがExcelに表示されなくなります。
回避策: Windowsタスク・マネージャでExcelプロセスを終了してから、Excelを再度開きます。
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32170934 -- EPM CloudのTax ReportingやEPM SystemのEssbaseなどのSmart Viewプロバイダに接続して、Smart Viewが異なる場所に再インストールされた(たとえば、当初はSmart Viewがデフォルトのインストール場所にインストールされ、同じマシンで、Smart Viewがデフォルト以外の場所に再インストールされた)マシン上で関数を使用すると、Smart Viewの再インストール後に関数が正しく機能しない可能性があります。この問題を解決するには、次のステップを行います:
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Excelで、ファイル、オプション、アドイン、「Excelアドイン」の順に移動し、「実行」をクリックします。
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アドインダイアログで、Hstbarのチェック・ボックスを選択します。これにより、次のエラー・メッセージが表示されます。HsTbar.xlaファイルが場所に見つかりません。削除しますか?削除するには「はい」をクリックします。
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Excelを閉じて再起動します。
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保存済ワークブックを開き、データ・プロバイダに接続します。
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Smart Viewリボンで、「関数」、「リンクの修正」の順に移動します。
「リンクの修正」によって関数定義が更新されます。
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EPM Cloud
ノート:
特に規定がないかぎり、EPM Cloudの既知の問題の項で説明されている既知の問題は、次のOracle Enterprise Performance Management Cloudサービスに適用されます。
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Planning
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Financial Consolidation and Close
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Tax Reporting
EPM Cloudの既知の問題
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27008788 -- 「操作にダブルクリックを使用」オプションがアド・ホック・シートでは機能しますが、フォームでは機能しません。
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28891270 -- スマート・リスト値を送信するためにHsSetValue関数を使用し、値を送信すると、送信したスマート・リスト値ではなく数値がリフレッシュ後に表示されます。
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28891346 -- 日付値を送信するためにHsSetValue関数を使用し、値を送信すると、リフレッシュ後に日付が異なるフォーマットで表示されます。
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30447730 – プロバイダ・サーバーで「繰返しメンバー・ラベル」オプションが有効になっており、Oracle Smart View for Officeで「繰返しメンバー・ラベル」オプションが無効になっている場合は、送信後に、ユーザーに、Smart Viewにおけるその設定に従ってメンバー・ラベルが表示されます(つまり、非繰返しメンバー・ラベル、またはマージ済セル)。これは正しい動作ではありません。Smart Viewでは、プロバイダで「繰返しメンバー・ラベル」が選択されている場合には必ずプロバイダ設定が尊重される必要があるためです。
Essbase、Oracle Analytics Cloud - Essbase
31721501 -- グリッドの後のすべての列が式の場合、問題が発生します(たとえば、N1:18-EF1:18)。Essbaseは、列Nまでのみグリッドを検証しようとします。
回避策: グリッドで領域全体が検証されるように、末尾にテキスト・コメントを追加します(たとえば、ピリオド" .
"またはアンダースコア" _
" EG 1)。詳細は、 Oracle Smart View for Officeユーザー・ガイド のEssbaseアド・ホック・グリッドの内側または外側にあるExcel式の保持を参照してください。
Financial Management
27474347 -- 「メンバー選択」で「エンティティ」ディメンション・メンバーを検索すると、検索対象のメンバーではなく、「エンティティ」ディメンションが強調表示される場合があります。
Narrative Reporting
31507088 -- レポートをインポートしてレポートの1つに「分析」を実行した後、アド・ホック・グリッド・シートのリボン・フォーカスはNarrative Reportingリボンに残っています。
回避策: Narrative Reportingアド・ホック・リボンにアクセスするには、ワークブックの別のワークシート・タブを切り替えてから、正しいリボンのアド・ホック・グリッド・シートに戻り、フォーカスにします。またはアド・ホック・グリッド・シートのNarrative Reportingの「アド・ホック」タブを選択します。
Oracle BI EE、Oracle Analytics Cloud
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31844307 -- Excel内で(たとえば、シート1からシート2)またはExcelからPowerPointに、チャートまたはチャート・イメージを正常にコピーして貼り付けることができません。ただし、Excel内でおよびExcelからPowerPointに、表ビューまたはピボット・テーブルを正常にコピーして貼り付けることができます。
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31908484 -- PowerPointに表を挿入してファイルを.ppt拡張子で保存し、ダブルクリックしてファイルを再度開くと、Smart ViewリボンまたはOracle BI EEリボンのいずれからでもリフレッシュが機能しません。
ヒントとトラブルシューティング
ヒントとトラブルシューティングのトピックは、 Oracle Smart View for Officeインストレーションおよび構成ガイド の ヒントとトラブルシューティング に掲載されています。
Oracle Smart View for Office 20.200のガイドはすべてOracle Help Centerのライブラリで入手できます。
https://docs.oracle.com/en/applications/enterprise-performance-management/index.html
EPM CloudおよびEPM System製品ドキュメントへのアクセス
最新のOracle Enterprise Performance Management CloudおよびOracle Enterprise Performance Management System製品ガイドをOracle Help Centerで探してください。
EPM Cloud
Oracle Help CenterのEPM Cloudのドキュメントおよびビデオは、「クラウド」アイコン、「アプリケーション」の順にクリックします。アプリケーション・サービス・ページで、「統合業績管理」グループのサービスのリンクをクリックします。
EPM System
EPM System製品ガイドを表示またはダウンロードするには、Oracle Help Centerの「Applications」アイコンをクリックします。Oracle Applicationsページで、「Enterprise Performance Management」を選択し、Enterprise Performance Managementページでリリースを探します。
デプロイメント関連のドキュメントは、Oracle Technology Network(http://www.oracle.com/technetwork/index.html)およびOracle Software Delivery Cloud Webサイト(http://edelivery.oracle.com/EPD/WelcomePage/get_form)でも探すことができます。
PDFからのコード・スニペットのコピーと貼付け
PDFファイルからコード・スニペットを切り取って貼り付ける際、貼付け操作時に一部の文字が失われる場合があり、これによりコード・スニペットが無効になります。
回避策: HTMLバージョンのドキュメントから切り取って貼り付けます。
Narrative Reportingのアクセシビリティの更新
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20140751 -- Oracle Smart View for Officeで、レビュー・コメント・パネルのキーボード・コントロールを使用して「コメントのソート」または「コメントのフィルタ」メニューを開く場合は、上矢印キーまたは下矢印キーを使用してソートまたはフィルタ・オプションに移動し、[Enter]を押して選択に応じてコメントをソートまたはフィルタします。選択したオプションにフォーカスを置くには、[Enter]を押す必要があります。
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27913684、30284549 -- 次の状況でキーボードを使用すると、フォーカスの問題が発生する可能性があります。
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27913684 -- キーボードを使用してレポート・ページを作成した後。ホーム・パネルがフォーカスされるまで[F6]ファンクション・キーを押し、次に[Ctrl]+[Tab]を押してレポート・パッケージがフォーカスされるまでパネル内でカーソルを移動することにより、ホーム・パネルに戻ってレポート・パッケージを開くことができます。次に、[Enter]を押してレポート・パッケージを開きます。
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30284549 -- キーボードを使用してドックレットを開いた後。タスク・ペインがフォーカスされるまで[F6]ファンクション・キーを押してタスク・ペインに戻り、[Ctrl]+[Tab]を押して"root"がフォーカスされるまでタスク・ペイン内のペイン間でカーソルを移動できます。次に、[Enter]を押してドックレット・パネルがリフレッシュされていることを確認します。
[F6]を押しても目的のパネルまたはペインが表示されない場合は、[Alt]を押してメニュー・バーを選択し、[Ctrl]+[Tab]を押してタスク・ペインに移動してください。
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Oracle Smart View for Office Readme
F40155-02
2021年6月
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原本著者: EPM情報開発チーム