CkptRate

CkptRate接続属性は、チェックポイント操作時にデータをディスクに書き込む最大速度を制御します。

この属性は、ディスクへのチェックポイントの書込みが、他のアプリケーションに支障をきたすような場合に使用すると便利です。

この接続属性で指定された速度は、すべてのバックグラウンド・チェックポイントと、ttCkptおよびttCkptBlockingの組込みプロシージャで開始されたチェックポイントに使用されます。フォアグラウンド・チェックポイント(初期の接続時と最後の接続解除時のチェックポイント)では使用されません。この速度は、MB/秒単位で指定します。

値が0 (ゼロ)の場合、速度は制限されません。これはデフォルトです。この値は、組込みプロシージャttCkptConfigで指定することもできます。その場合は、組込みプロシージャttCkptConfigで設定した値で、この属性で設定されている値が置き換えられます。

この属性の値は「スティッキー」で、値が明示的に変更されないかぎり、データベースのロードからアンロードまで維持されます。デフォルト値はデータベースの作成中にのみ使用されます。後続の初期接続では、データベースに保存された既存の値がデフォルトで使用されます。未指定のままにした(またはWindows ODBCデータソース・アドミニストレータが空の)場合、TimesTenでは保存されている設定が使用されます。この属性を無効にするには、0の値を明示的に指定する必要があります。このリリースに移行された既存のデータベースでは、この値は0に初期化されています。現在の値またはデフォルトの値を使用するには、この属性値を未指定のままにしておく必要があります。

CkptRateを使用する場合の利点と問題の詳細は、『Oracle TimesTen In-Memory Databaseオペレーション・ガイド』「チェックポイント処理速度の設定」を参照してください。

必要な権限

インスタンス管理者のみがこの属性の値を変更できます。

TimesTen ScaleoutおよびTimesTen Classicでの使用

この属性は、TimesTen ClassicとTimesTen Scaleoutの両方でサポートされています。

設定

CkptRateは次のように設定します。

属性の設定場所 属性の表示 設定

CまたはJavaプログラム、あるいはUNIXおよびLinuxシステムのTimesTen Classicのodbc.iniファイル、またはTimesTen Scaleoutのデータベース定義(.dbdef)ファイル

CkptRate

チェックポイントをディスクに書き込む速度の最大値をMB/秒単位で指定します。

0 (ゼロ)は、速度が制限されないことを示します。これはデフォルトです。

この属性を指定しない場合、TimesTenはデータベースの作成にデフォルト値(0)を使用します。TimesTenでは、既存のデータベースには保存された値が使用されます。

属性を指定しても値を指定しない場合には、値0が使用されます。

-1の値を指定すると、この属性を省略したことになります。-1の値を指定した場合、データベースの作成にデフォルト値(0)が使用され、それ以外の場合は保存された値が使用されます。

Windows ODBCデータソース・アドミニストレータ

該当なし