AHFリリース23.5

AHFインサイトの新機能とパフォーマンスの向上

AHFインサイトには、いくつかの新機能とパフォーマンスの向上が含まれています。

  • 検出された異常を強調表示するため、関連するチャートに注釈が付けられます。
  • 新しく追加された「System Overview」セクションには、次の領域の主要メトリックが表示されます。
    • OS
    • CPU
    • メモリー
    • ネットワーク
    • I/O
  • 比較を容易にするために、クラスタ全体のOSチャートを、同じチャートにオーバーレイされた複数のクラスタ・ノードのメトリックで使用できるようになりました。
  • CPUおよびメモリー構成の詳細を表示するための新しい構成セクションが追加されました。
  • チャート・サイズとレンダリング・パフォーマンスが向上しました。
  • インサイトの視覚化サイズが45%削減されたことで、インサイト・レポート全体のサイズが大幅に削減されています。
  • ユーザー・インタフェースで視覚化の遅延レンダリングが実行されるようになり、ページのロード時間とユーザー・エクスペリエンスが向上しています。

AHF出力収集の改善

AHFでは、実行のためにキューに入れられた診断収集を簡単に理解できるようになりました。

収集がリクエストされると、AHFは使用可能なリソースを確認し、後でより多くのリソースが使用可能になったときに、その収集を実行のためキューに入れることができます。

キューに入っている収集のステータスを示す新しい出力収集オプションが追加されました。
tfactl print collections -status queued

関連トピック

診断収集の改善

AHFでは、ネストされた診断収集の内容をリストしたり、同じ収集の複数のzipファイルの内容をリストしたりすることが簡単になりました。

  • ネストされたzipファイルを含む診断収集の内容をリストするには、次を使用します。
    tfactl collection list-contents -collectionzip zip
  • 特定の収集内のすべてのzipファイルの内容をリストするには、次を使用します。
    tfactl collection list-contents -collectionname collection-name

関連トピック

AHFコンプライアンス結果とログ・ストレージの最適化

AHFコンプライアンス結果とログ・データのクリーン・アップが改善されました。

結果およびログ・データの管理は、多くのリリースで利用可能です。
  • 自動保存: COLLECTION_RETENTION=n
  • オンデマンド保存: user_collection_retention=n

AHFに、結果およびログ・データを管理するための保存サイズを指定する新しいオプション-purge_sizeが含まれるようになりました。

たとえば、1024 MBを超えるコンプライアンス・データをパージするには、次を使用します。
ahfctl compliance -purge_size 1024