このリリースでの変更点

ここでは、『Oracle Autonomous Health Frameworkチェックおよび診断ユーザーズ・ガイド24.2』の変更内容を示します。

tfactl purgeコマンドの拡張

AHFリリース24.2では、AHFコンポーネントからコレクションおよびログ・ファイルを削除するための新しいtfactl purgeオプションが追加されています。

関連トピック

すべてのマシンからの診断を単一のzipファイルに結合

AHFリリース24.2では、リモートzipファイルを開始ノード上の単一のzipファイルにマージする、新しいtfactl diagcollectオプション-singlearchiveが追加されています。

たとえば:

tfactl diagcollect -last 1d -os -singlearchive
tfactl diagcollect -last 1h -singlearchive -par <par_url>

関連トピック

統合AHF CLIの拡張

AHFリリース24.2では、ahfahf configurationおよびahf softwareへの新しい処置とオプション、および新しいコマンドahf dataが追加されています。

Exadata Netdiag出力ファイルを収集するためのtfactl diagcollectの拡張

AHFは、-osコンポーネントの診断収集の一部として、Exadataシステム上のNetdiag出力ファイルを収集できるようになりました。

コレクション内にnetdiagファイルが含まれていることを確認するには、次のコマンドを使用します:
tfactl diagcollect -os -last 1h

Audit Vault Serverログを収集するためのSRDCの拡張

AHFリリース24.2では、Audit Vault Serverログを収集するための新しいSRDC avsが追加されています。

診断収集のインサイト

AHF診断収集のzipには、インサイト・レポートを含む<machine>_insights_<time>.zipという名前のサブzipが含まれるようになりました。これにより、問題を迅速かつ簡単に理解し、解決できるようになります。

関連トピック

単一インスタンス・システムのインサイト

AHF 24.2インサイトでは、単一インスタンスLinuxシステムのサポートが追加されました。

インサイト・レポートを生成するには、次を実行します:

ahf analysis create --type insights

生成されたzipをブラウザに対応しているシステムに転送し、解凍してindex.htmlを開きます。

関連トピック

AHFを使用したORA-00600の診断および解決

ORA-00600は一般的な内部エラーです。関連するプロセスで、低レベルの予期しない状態(通常はバグ)が発生したことを示します。影響は、ログに時々表示される煩わしいものから、データベースを停止させる大きなものまで様々です。

詳細は、「ORA-00600内部エラー・コードの解決」を参照してください。

Oracle Trace File Analyzerの診断トレース問題の収集エラーを修正するトラブルシューティング・オプション

AHFリリース24.2には、CRS、DB、ASMなどのコンポーネントの診断トレースを収集できないOracle Trace File Analyzerのエラーを修正するためのトラブルシューティング・オプションが含まれています。

最新のPythonおよびJavaサード・パーティ

AHFは、Common Vulnerabilities and Exposures (CVE)を修正するために、PythonおよびJavaのサード・パーティ・ソフトウェアのバージョンをアップグレードしました。

AHF 24.2では、PythonとJavaの両方で多数のサード・パーティ・ライブラリのバージョンをアップグレードしました。次のCVEがすべて修正されています:

詳細は、「サード・パーティ・ライセンス情報」を参照してください。