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作業オーダーの資材のピック方法

「作業実行」作業領域で、「作業オーダーの資材のピック」タスクを使用してリリース済ステータスである作業オーダーの資材をピックします。 「作業オーダーの資材のピック」タスクをクリックすると、スケジューラ・ジョブ・ページが開きます。

このタスクでは、生産が予定されている作業オーダーで使用できるように、これらの資材が共通の在庫から製造現場の供給保管場所へと移動されます。 生産監督者は、資材ピッキングをスケジュールまたは発行して、生産で使用する資材をより効果的に管理し、製造現場に移動できます。

生産において資材をタイムリに使用できるように、次のページから資材のピックを開始できます。

  • 「作業オーダーの管理」ページ

  • 資材有効数量割当の管理ページ

  • 「作業オーダーの資材のピック」スケジューラ・ジョブ(「作業実行」作業領域で「作業オーダーの資材のピック」タスクをクリックすると開始されます)

「作業オーダーの管理」ページおよび「資材有効数量割当」ページから資材をリリースおよびピックする方法の詳細は、Manufacturingの使用ガイドの「生産の管理」の章にある次のトピックを参照してください。

  • 作業オーダーの概要

  • 作業オーダー資材有効数量割当の管理方法

ピック資材をOracle Fusion Cloud Warehouse Managementまたは他の倉庫管理システムと統合して、倉庫から供給保管場所への資材の予約、ピック、移動および作業オーダーへの資材の出庫を実行したり、Oracle Cloud Manufacturingで生成された作業オーダー資材ピッキング・リクエストに基づいて資材を作業オーダーに直接出庫できます。

作業オーダーの資材のピッキングの詳細は、『Inventory Managementの使用』ガイドを参照してください。

資材のピックのパラメータの定義

「作業実行」作業領域からピックの予定済プロセスを開始します。 この予定済プロセスでは移動要求を作成して、必要な資材を適切な製造現場の場所に移動します。

次のステップを実行します。

  1. 「作業実行」作業領域で、「タスク」パネルを選択します。

  2. 「生産の実行」セクションで、「作業オーダーの資材のピック」タスクを選択します。

  3. ピックに必要なパラメータを指定します。

    次の表に、各種パラメータを指定する方法についての情報を示します。

    パラメータ

    指定する値

    考慮事項

    組織

    生産を実行する組織を指定します。

    これは必須パラメータです。 値のリストに自分がアクセス権のあるすべての組織が表示され、そのリストから選択できます。

    作業方法

    この値は、選択した組織に基づいて移入されます。 組織に応じて、作業方法パラメータは次の1つ以上の値を取ります。

    • すべて

    • ショップ型製造

    • プロセス製造

    • 保守管理

    複数の作業方法を持つ製造組織を選択した場合、作業方法は「すべて」にデフォルト設定されます。

    作業オーダー・タイプ

    次のいずれかの値を選択します。

    • すべて

    • 標準

    • 非標準

    • 再加工

    • 変換

    作業方法がショップ型製造の場合、この値のリストから作業オーダーのタイプを選択できます。

    作業方法がプロセス製造の場合は、標準作業オーダーのみが使用可能です。

    作業方法が保守の場合、値リストから作業オーダーのタイプを選択できます。

    • すべて

    • 予防

    • 訂正

    次の資材のピック

    複数の作業オーダー工程の資材をピックするには、次のいずれかの値を選択します。

    • すべての作業オーダー

    • 一部ピック済作業オーダー

    • 未ピック作業オーダー

    一部ピックされた作業オーダーを選択した場合は、一部ピックされた作業オーダーの資材がピックされます。

    「すべての作業オーダー」は、作業オーダー工程の資材をピックするためのデフォルト値です。

    作業オーダー: 自

    作業オーダー・リストから資材をピックする作業オーダーを選択します。

    このパラメータは、作業オーダーから資材をピックするための作業オーダーの範囲を定義します。

    作業オーダー: 至

    作業オーダー・リストから資材をピックする作業オーダーを選択します。

    このパラメータは、資材を作業オーダーにピックするための作業オーダーの範囲を定義します。

    工程連番: 自

    資材のピック元となる特定の作業オーダー工程連番を指定します。

    このパラメータは数値です。

    工程連番: 至

    資材のピック先となる特定の作業オーダー工程連番を指定します。

    このパラメータは数値です。

    ワーク・センター 生産を実行しているワーク・センターを指定します。
    作業オーダー工程開始日: 自 工程の計画開始日を表し、資材のピック元となる予定開始日とも呼ばれます。 これは必須属性です。 工程開始日は、作業オーダーの開始日と完了日の間である必要があります。 「作業オーダー工程開始日: 自」と「作業オーダー工程開始日: 至」の間の最大期間は、90日です。
    作業オーダー工程開始日: 至 工程の計画完了日を表し、作業オーダー工程の予定完了日時とも呼ばれます。 完了日は、作業オーダーの開始日と完了日の間である必要があります。 「作業オーダー工程開始日: 自」と「作業オーダー工程開始日: 至」の間の最大期間は、90日です。

    将来の時間数

    デフォルト値は8です。 500までの任意の値を指定できます。

    これは必須パラメータです。 これは現在時間からどれくらいの間に資材がピックされるかの時間数を示します。

    過去の時間数

    500までの任意の値を指定できます。

    これは、資材をピックする時間枠として、現在の時間からの時間数を表します。

    ピック・スリップ・グループ化ルール

    値リストは、工場パラメータで指定されたものからデフォルト設定されます。

    これは必須パラメータです。 グループ化ルールは、ピック・スリップを何の基準に基づいてグループ化できるかを指定します。

    ノート: 製造が倉庫管理システムと統合されている場合、ピック・スリップ・グループ化ルールは適用できません。

    プロジェクト番号

    作業オーダーに関連付けられているプロジェクト番号。 このパラメータは、組織がプロジェクトによって追跡されている場合に使用できます。

    なし
    ノート: 製造が倉庫管理システムと統合されている場合、プロジェクトは適用できません。

    タスク番号

    作業オーダーに関連付けられているタスク番号。 このパラメータは、組織がプロジェクトによって追跡されている場合に使用できます。

    なし
    ノート: 製造が倉庫管理システムと統合されている場合、タスクは適用できません。
  4. 「ピック・スリップの印刷」チェック・ボックスの選択は、工場パラメータで指定した内容から継承されます。 ピック・スリップ・レポートを印刷する必要がない場合はこのチェック・ボックスを選択解除できます。

    在庫の「在庫文書出力プリファレンスの管理」タスクで定義した工場パラメータに基づいて、FAX、プリンタ、Eメールなどの出力デバイスにピック・スリップ・レポートをルーティングすることもできます。 これらの出力デバイスは、「作業オーダーの資材のピック」スケジュール済プロセスの「在庫文書出力プリファレンスの管理」在庫タスクを使用して構成できます。

  5. 作業オーダーに対する一部ピッキングをしない場合は、「すべての適格資材が使用可能な場合のみ作業オーダーをピック」チェック・ボックスを選択します。

  6. 異なる作業オーダーのパラレルの資材ピッキングを考慮するには、「パラレル処理使用可能」チェック・ボックスを選択します。
  7. 「送信」をクリックします。

ノート: このタスクを定期的にスケジュールしてピッキング要求を生成することもできます。 「拡張」をクリックし、「スケジュールの使用」を選択します。

資材は「リリース済」ステータスの作業オーダーについてのみピックできます。 次の表は、他の作業オーダー・ステータスの場合にピッキングがどのように行われるかを示します。

作業オーダー・ステータス

ピッキングへの影響

取消済

作業オーダー・ステータスが取消済に設定されているときにピック・スリップが確認された場合、ピッキングに影響はありません。

作業オーダー・ステータスが取消済に設定されているときにピック・スリップが確認されていない場合、そのピック・スリップ明細はキャンセルされます。

クローズ済

作業オーダー・ステータスがクローズ済に設定されているときにピック・スリップが確認された場合、ピッキングに影響はありません。

作業オーダー・ステータスがクローズ済に設定されているときにピック・スリップが確認されていない場合、そのピック・スリップ明細はキャンセルされます。

未リリース

作業オーダー・ステータスが「未リリース」に設定されているときにピック・スリップが確認された場合、ピッキングに影響はありません。

作業オーダー・ステータスが「未リリース」に設定されているときにピック・スリップが確認されていない場合、そのピック・スリップ明細はキャンセルされます。

ピッキング中の資材出庫の条件

次の表に、ピッキング・アクティビティ中の資材出庫に影響する各種条件、パラメータおよびシナリオを示します。

プッシュ資材を直接出庫

作業オーダー工程

資材

供給タイプ

保管場所

移動オーダー

移動オーダー明細タイプ

はい

シリアル管理

シリアル追跡

プル

工場パラメータから導出されるか、または作業オーダーで指定

保管場所に移動

WIP資材ピック

はい

シリアル管理

非シリアル追跡

プル

工場パラメータから導出されるか、または作業オーダーで指定

保管場所に移動

WIP資材ピック

はい

シリアル管理

シリアル追跡

プッシュ

作業オーダーで指定

保管場所に移動

WIP資材ピック

はい

シリアル管理

シリアル追跡

プッシュ

未指定

ピックなし

該当なし

はい

シリアル管理

非シリアル追跡

プッシュ

作業オーダーで指定

保管場所に移動

WIP資材ピック

はい

シリアル管理

非シリアル追跡

プッシュ

未指定

ピックなし

該当なし

はい

非シリアル管理

シリアル追跡

プル

工場パラメータから導出されるか、または作業オーダーで指定

保管場所に移動

WIP資材ピック

はい

非シリアル管理

非シリアル追跡

プル

工場パラメータで導出されるか、または作業オーダーで指定

保管場所に移動

WIP資材ピック

はい

非シリアル管理

シリアル追跡

プッシュ

作業オーダーで指定

直接作業オーダーに出庫

WIP資材出庫

はい

非シリアル管理

シリアル追跡

プッシュ

未指定

直接作業オーダーに出庫

WIP資材出庫

はい

非シリアル管理

非シリアル追跡

プッシュ

作業オーダーで指定

直接作業オーダーに出庫

WIP資材出庫

はい

非シリアル管理

非シリアル追跡

プッシュ

未指定

直接作業オーダーに出庫

WIP資材出庫

いいえ

シリアル管理

シリアル追跡

プル

工場パラメータから導出されるか、または作業オーダーで指定

保管場所に移動

WIP資材ピック

いいえ

シリアル管理

非シリアル追跡

プル

工場パラメータから導出されるか、または作業オーダーで指定

保管場所に移動

WIP資材ピック

いいえ

シリアル管理

シリアル追跡

プッシュ

作業オーダーで指定

保管場所に移動

WIP資材ピック

いいえ

シリアル管理

シリアル追跡

プッシュ

未指定

ピックなし

該当なし

いいえ

シリアル管理

非シリアル追跡

プッシュ

作業オーダーで指定

保管場所に移動

WIP資材ピック

いいえ

シリアル管理

非シリアル追跡

プッシュ

未指定

ピックなし

該当なし

いいえ

非シリアル管理

シリアル追跡

プル

工場パラメータから導出されるか、または作業オーダーで指定

保管場所に移動

WIP資材ピック

いいえ

非シリアル管理

非シリアル追跡

プル

工場パラメータから導出されるか、または作業オーダーで指定

保管場所に移動

WIP資材ピック

いいえ

非シリアル管理

シリアル追跡

プッシュ

作業オーダーで指定

保管場所に移動

WIP資材ピック

いいえ

非シリアル管理

シリアル追跡

プッシュ

未指定

直接作業オーダーに出庫

WIP資材出庫

いいえ

非シリアル管理

非シリアル追跡

プッシュ

作業オーダーで指定

保管場所に移動

WIP資材ピック

いいえ

非シリアル管理

非シリアル追跡

プッシュ

未指定

直接作業オーダーに出庫

WIP資材出庫

作業オーダーの資材の超過ピッキング

ピック・スリップ上の資材の配賦済数量を適度に、またはすぐに分割できない場合、要求数量を超えてピックし、それをさらに処理するための領域に移動する必要があります。 作業オーダーの資材の超過ピッキングを有効にするには、「在庫組織パラメータの管理」で特別取扱に対する超過ピッキングの許可を選択する必要があります。 これにより、作業オーダーのピッキングおよび移動の要求に対して要求数量を超える数量を指定して、ステージング事業所または処理事業所に移動できます。

次の条件下で資材を超過ピッキングできます。

  • 資材は非シリアル追跡対象です。

  • 資材の詳細レベル予約が存在しません。 高レベル予約が存在する場合は、資材を超過ピッキングできます。

  • 直接出庫に適格な場合、要求数量は作業オーダーに直接出庫されます。 超過数量は一時保管場所または供給保管場所に残り、ソース保管場所に戻すことができます。