福利厚生階層を作成する前に構成するオブジェクト
ユーザーは通常、実装時や保守時にプランやプログラムに追加または関連付ける前提条件やオプション・コンポーネントを複数設定します。 これらのコンポーネントの作成や既存コンポーネントの編集は、「設定および保守」作業領域と「プラン構成」作業領域でいつでも行うことができます。
一部のコンポーネントは他のコンポーネントの定義時に使用されるため、次のリストに示すように、予備的なコンポーネントを最初に設定します。
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登録処理項目
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導出要因
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ライフ・イベント
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適格プロファイル
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変動レート・プロファイルと変動補償範囲プロファイル
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標準レートと補償範囲
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変動レートと補償範囲
登録処理項目
「登録処理項目の構成」タスクを使用して、提供されている19個の登録処理項目の中から、必要に応じて任意の処理項目のテキストを編集します。 追加の登録処理項目を作成することはできません。
次のタスクを使用してプログラムやプランの証明要件や指定要件を定義する際に、登録処理項目を構成します。
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福利厚生プログラム詳細の管理
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福利厚生プラン詳細の管理
導出要因
使用可能
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加入者適格プロファイルで意思決定基準として利用可能な任意の導出要因
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扶養家族適格プロファイルの年齢導出要因
導出要因の作成と編集は、「導出要因の管理」タスクを使用して行います。
ライフ・イベント
「福利厚生ライフ・イベントの管理」タスクを使用して、複数の目的に使用できるライフ・イベントを定義します。次の表は、使用目的とその説明をまとめたものです。
目的 |
説明 |
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登録要件 |
資格該当ライフ・イベント定義を福利厚生オブジェクトの登録要件にリンクできます。 以降にライフ・イベントが発生すると、加入評価処理でそのオブジェクトに対する個人の適格が考慮されます。 |
登録補償範囲 |
プランに対して利用できる補償範囲額を、ライフ・イベントに基づいて変えることができます。 プランやプラン内オプションの標準補償範囲額と、ライフ・イベントを経験した加入者に利用できる補償範囲レベルを定義します。 また、登録済加入者の補償範囲レベル変更を制限することもできます。 |
適格プロファイル
加入者と扶養家族の適格プロファイルを福利厚生オブジェクト階層の適切なレベルで添付して、福利厚生サービスへの加入資格に関するポリシーを管理します。 適格プロファイルの作成と編集は、「適格プロファイルの管理」タスクを使用して行います。
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各変動レート・プロファイルと変動補償範囲プロファイルに、適格プロファイルを1つずつ関連付ける必要があります。
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多くのオブジェクトについては、複数の適格プロファイルを関連付けることができます。
扶養家族適格プロファイルは、プラン・タイプとプログラム内プランにのみ関連付けることができます。 各変動レート・プロファイルと変動補償範囲プロファイルには、適格プロファイルを1つだけ関連付けることができます。
変動レート・プロファイルと変動補償範囲プロファイル
標準レートと補償範囲のそれぞれに、変動レート・プロファイルと変動補償範囲プロファイルを1つ以上関連付けることができます。 次の表に記載されているタスクを使用します。
タスク |
説明 |
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福利厚生プラン補償範囲の管理 |
変動補償範囲プロファイルを作成および編集し、それらを標準補償範囲に関連付けます。 |
福利厚生レートの管理 |
変動レート・プロファイルを作成および編集し、それらを標準レートに関連付けます。 |
標準レートと補償範囲
標準レートを福利厚生オブジェクトに添付して、従業員と事業主の拠出金と分配金を指定します。
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加入者がプランに登録すると、加入評価処理によって従業員の給与エレメントに関する計算結果が入力されます。
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情報レート(通常は追加レポートに使用)では、給与エレメントは使用されません。
次の項目を作成および編集します。
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標準レート(「福利厚生レートの管理」タスクを使用)
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補償範囲(「福利厚生プラン補償範囲の管理」タスクを使用)
変動レートと補償範囲
次のように変動レートを関連付けます。
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変動レート・プロファイルを標準レートに関連付けて、変動レートを作成します
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変動補償範囲プロファイルを標準補償範囲に関連付けて、変動補償範囲を作成します