9.7.7.3 タスク3: 新しいスパース・テスト・マスターを使用したフル・データベース・スナップショットの作成

この時点で、スタンバイ・データベースの元のファイルに対してフル・スナップショットを作成できます(「フル・データベースのスナップショットの作成」を参照)。

タスク1: スタンバイ・データベースをスパース・テスト・マスターとして使用するための準備のステップ2で作成したバックアップ制御ファイルを使用して、CREATE CONTROLFILE文を作成する必要があります。このファイルを使用するには、一時データベース・インスタンスを作成して制御ファイルをマウントし、「backup controlfile to trace」コマンドを実行します。

  1. インスタンスで使用するための小さいPFILEファイルを作成します。

    少なくとも、PFILEファイルに次のパラメータが含まれている必要があります。

    control_files='/home/oracle/snap_tm/control_tm.ctl'  # This should be the control file name created above
    db_name=primary             # This should be the db_name used in the Data Guard configuration
    db_unique_name=temp         # This should be a unique name for a database instance on this host
    sga_target=5g               # Provide enough memory to start the instance
    
  2. 一意のORACLE_SIDを指すように環境を設定します。
    $ export ORACLE_SID=temp
  3. SQL*Plusを使用し、ステップ1で作成したPFILEを使用してマウント・モードでインスタンスを起動します。
    SQL> startup mount pfile='/home/oracle/snap_tm/pfile.ora'
  4. create controlfile文およびrename filesスクリプトを作成します。
    「フル・データベースのスナップショットの作成」のステップ1とステップ2を使用して、CREATE CONTROLFILE文とrename filesスクリプトを作成します。「タスク1: スタンバイ・データベースをスパース・テスト・マスターとして使用するための準備」のステップ4で作成したrename filesスクリプトを使用できますが、作成するスパース・ファイルのディレクトリ構造を変更する必要があります。

図9-16 スナップショット作成後の構成

図9-16の説明が続きます
「図9-16 スナップショット作成後の構成」の説明