保護されたデータベース管理タスク・フロー

この項では、リカバリ・アプライアンスを使用して、企業内にある複数の保護されたデータベースのバックアップを格納および管理するための概要タスクについて説明します。これらのタスクはCloud ControlまたはRMANを使用して実行できます。使用する管理インタフェースによっては、一部のタスクの実行ステップが少し異なる場合があります。

関連項目:

リカバリ・アプライアンス環境を管理するワークフローの詳細は、『Zero Data Loss Recovery Appliance管理者ガイド』を参照してください。

企業データを保護するためにリカバリ・アプライアンスを設定および使用する場合のタスク・フローは次のとおりです。

  1. 保護されたデータベースのバックアップをリカバリ・アプライアンスに移行するための計画を決定します(「保護されたデータベースの管理者のための移行に関する考慮事項」を参照)。

  2. 保護されたデータベースをリカバリ・アプライアンスに登録します。

    このステップを実行する必要があるのは、リカバリ・アプライアンスを使用するように保護されたデータベースを最初に構成するときのみです。

  3. 保護されたデータベースのバックアップおよびリカバリ設定を構成します。

    これは通常1回かぎりのタスクで、保護されたデータベースをリカバリ・アプライアンスに登録する際に実行します。ただし、バックアップおよびリカバリ設定は後で変更できます。

  4. テスト・バックアップを実行して、保護されたデータベースが正確に構成されていることを確認します。

    テスト・バックアップは、構成設定の初回設定時または設定を後で変更したときに実行することをお薦めします。

  5. 保護されたデータベースをリカバリ・アプライアンスにバックアップします。

    保護されたデータベースのバックアップは指定の時間に実行されるようにスケジュールできます。

  6. テスト・リストアおよびリカバリを実行し、リカバリ・アプライアンスに格納されているバックアップを使用して保護されたデータベースがリカバリ可能であることを確認します。

  7. (メディア障害やデータ破損を原因とする)障害発生時に、リカバリ・アプライアンスに格納されているバックアップを使用して保護されたデータベースをリカバリします。

    障害の種類によって、保護されたデータベース全体または影響を受けたデータベース・ファイルのみをリカバリすることが可能です。