インシデントの処理

データ・センターは、ビジネスの優先度に応じて協力しながらイベントおよびインシデントを管理できる作業手法に従います。Enterprise Managerには、この管理および自動化を実現するために次の機能が用意されています。

  • 適切な管理者に対する通知の送信。

  • インシデントおよびルールの作成。

  • インシデントの初期所有権の割当て、および場合によってはシフト割当てまたは専門知識に基づいた所有権の委譲

  • 解決ステータスの追跡

  • 影響を受けるコンポーネントおよびインシデントの性質に基づいた優先度の割当て

  • インシデントのエスカレート。

  • My Oracle Supportのナレッジ記事へのアクセス

  • Oracleソフトウェアの問題に関するサポートをリクエストするためのOracle Service Requestのオープン。

次の操作を実行することで、インシデントの解決情報を更新できます。

  1. 「すべてのオープン・インシデント」ビューで、インシデントを選択します。

  2. 詳細ページが表示されたら「一般」タブをクリックし、「管理」をクリックします。「管理」ダイアログが表示されます。

    これで、優先順位を調整し、インシデントをエスカレートし、特定のITオペレータに割り当てることが可能になります。

インシデントの処理には次のステージが含まれます。

  1. 処理が必要な事項の発見
  2. インシデントの検索
  3. カスタム・ビューの設定
  4. 単純なインシデントへの応答および処理
  5. 複数のインシデント、イベントおよび問題への一括応答および管理
  6. インシデントのワークロード分散の管理
  7. インシデントの手動作成