3.6.2 空間分析データセットについて

Spatial Studioでは、空間分析データセットに空間分析操作の結果が格納されます。また、マップ・レイヤー上の選択した地理フィーチャまたはピンを格納すると、新しい空間分析データセットとして保存されます。

マップ・ビジュアライゼーションのデータ・ソースに対して新しい空間分析操作(既存のデータセットのフィルタリング、組合せ、変換など)を実行すると、分析の結果が空間分析データセットに生成されます。同様に、マップ・レイヤー上の選択した地理的位置またはピンを格納すると、空間データは空間分析データセットとして格納されます。これらのデータセットはすぐにマップ・ビジュアライゼーション・プロジェクトに追加され、「アクティブ・プロジェクト」ページの「分析」に表示されます。これらのデータセットは、「データセット」ページで表示することもできます。

3.6.2.1 データセットへのマップ上の選択したフィーチャの保存

マップ・レイヤー上の選択したフィーチャを新しい空間分析データセットに保存できます。

次のステップでは、マップ・レイヤー上の選択したフィーチャをデータセットに保存できます。

この手順では、「アクティブ・プロジェクト」ページでプロジェクトが開いていることを前提としています。
  1. データセットに保存する必要があるフィーチャを選択します。
    Windowsシステムを使用している場合は、キーボード・ショートカット[Ctrl]+クリックを使用して複数フィーチャを選択できます。
  2. マップ・ツールバーの「アクション」アイコンをクリックします。
  3. ドロップダウン・メニューから「選択の保存」を選択します。

    「選択の保存」ダイアログが開きます。

  4. 「分析名」を入力します。
  5. 「次からの選択を保存」ドロップダウン・リストから必要な列を選択します。
  6. 「実行」をクリックします。

    保存された選択が含まれる新しい(分析)データセットが作成され、「アクティブ・プロジェクト」ページの左側のペインの「分析」に示されます。また、「データセット」ページの表にも表示されます。

  7. 分析データセットをマップ・ビューにドラッグ・アンド・ドロップして、選択を確認します。
    これで、選択したフィーチャのみをマップ・レイヤーに表示できるようになりました:

    図3-29 保存された選択のビジュアル化

    図3-29の説明が続く
    「図3-29 保存された選択のビジュアル化」の説明

3.6.2.2 データセットへのマップ上のピンの保存

マップ・レイヤーにドロップしたすべてのピンを空間分析データセットに保存できます。

格納されたピンが含まれるこのデータセットは、後で様々な空間分析で使用できます。

次のステップでは、マップ・レイヤー上の複数のピンをデータセットに保存できます。

この手順では、「アクティブ・プロジェクト」ページでプロジェクトを開いており、ビジュアライゼーション用に表示されているマップ・レイヤーに複数のピンが含まれていることが前提となっています。
  1. マップ・ツールバーの「アクション」アイコンをクリックします。
  2. ドロップダウン・メニューから「ピンの保存」を選択します。

    図3-30 マップ・レイヤー上のピンの保存

    図3-30の説明が続く
    「図3-30 マップ・レイヤー上のピンの保存」の説明

    「ピン止めされた場所の保存」ダイアログが開きます。

  3. 「分析名」を入力します。
  4. データセットを保存するために必要な「接続」を選択します。
  5. 「実行」をクリックします。

    ピンが含まれる新しいデータセットが作成され、「アクティブ・プロジェクト」ページの左側のペインの「分析」に示されます。また、「データセット」ページの表にも表示されます。

  6. 分析データセットをマップ・ビューにドラッグ・アンド・ドロップして、保存されたピンを確認します。

    保存されたピンは、マップ・レイヤー上にピンの位置としてではなく、点として表示されます。これは、ピンが通常の点タイプのデータセットに保存されるためです。これで、このデータセット・レイヤーを使用して、マップで様々な空間分析を実行できるようになりました。

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