値ベースの名前と式で構成される参加者リストの作成

ユーザー、グループまたはアプリケーション・ロールをタスク参加者として静的または動的に割り当てる方法を選択します。参加者リストにユーザーが含まれている場合、グループまたはアプリケーション・ロールを選択すると、動的割当てが失敗します。

概念を示す項目:

値ベースの名前と式で構成される参加者リストを作成するには:

  1. 「参加者のリストの作成で使用」リストから「名前および式」を選択します。
  2. 次のいずれかを行います。
    • 「参加者が手動でタスクを申告」を選択します。このオプションを選択すると、タスクはリスト内のすべての参加者に割り当てられます。タスク割当て先の個別のユーザーは、タスクを手動で申告して作業できます。

    • 「単一への自動割当て」リストを選択して、「ユーザー」「グループ」または「アプリケーション・ロール」を選択し、割当てパターンを選択します。

      各割当てパターンの詳細を確認し、割当てパターンを選択して構成するには、「割当てパターン」をクリックします。「割当てパターン」ダイアログ・ボックスが表示されます。図29-24に、「割当てパターン」ダイアログ・ボックスの例を示します。

      図29-24 「割当てパターン」の選択および構成

      図29-24の説明が続きます
      「図29-24 「割当てパターン」の選択および構成」の説明

      「アプリケーション・サーバー」フィールドでアプリケーション・サーバー接続を指定すると、「割当てパターン」リストに割当てパターンがロードされます。「割当てパターン」リストからいずれかのパターンを選択すると、その選択の説明がテキスト・ボックスに表示されます。

      その割当てパターンですべてのタイプのタスクが考慮されるようにするには、「すべてのタイプのタスクを使用してパターン条件を評価」を選択します。それ以外の場合、そのパターンでは、選択ユーザーを決定するときに、このタスク・タイプのみが考慮されます。たとえば、休暇申請タスクを最もビジーでないユーザーに割り当てる場合に、「すべてのタイプのタスクを使用してパターン条件を評価」を選択すると、最もビジーでないユーザーを決定するときに、割り当てられたすべてのタスクが考慮されます。「すべてのタイプのタスクを使用してパターン条件を評価」を選択しない場合は、最もビジーでないユーザーを決定するときに、割り当てられている休暇申請タスクのみが考慮されます。

      特定のパターンを使用すると、パターンの評価方法を制御する入力パラメータを指定できる場合があります。たとえば、図29-24に示すように、「最も生産性の高い箇所」パターンを使用すると、生産性が計算される「時間間隔」(日数)を指定できます。入力値は静的な値とするか、またはXPath式を使用して動的に設定できます。パターンによってはパラメータを使用できない場合があります。

  3. 「属性の指定で使用」リストから、「値ベース」を選択します。

    ダイアログ・ボックスがリフレッシュされ、図29-25に示すように、フィールドが表示されます。

    図29-25 値ベースの名前と式

    図29-25の説明が続きます
    「図29-25 値ベースの名前と式」の説明
  4. 「追加」アイコンをクリックし、ユーザー、グループまたはアプリケーション・ロールをタスク参加者として選択します。

    「参加者名」表の「識別タイプ」列に、選択したユーザー、グループまたはアプリケーション・ロールが表示されます。

  5. 「識別タイプ」列での選択を変更するには、その列をクリックしてドロップダウン・リストを表示します。
  6. 「データ型」列で、現在選択されている値をクリックし、値を割り当てるドロップダウン・リストを表示します。
    • 名前別: 識別タイプがユーザーまたはグループの場合は、右側の「参照」アイコン(...)をクリックし、アイデンティティ・サービスを介して構成されたユーザーまたはグループを選択するためのダイアログ・ボックスを表示します。アイデンティティ・サービスを使用すると、ユーザー・プロパティ、ロールおよびグループ・メンバーシップのルックアップが可能になります。ユーザー情報は、Oracle Internet DirectoryなどのLDAPサーバーから取得します。IDの検索にはワイルドカード(*)を使用できます。

      アプリケーション・ロールを選択する場合は、「参照」アイコンをクリックし、アプリケーション・ロールを選択するための「アプリケーション・ロールの選択」ダイアログ・ボックスを表示します。アプリケーション・ロールを検索するには、最初にアプリケーション・サーバーへの接続を作成する必要があります。検索する際は、ロール名を見つけるためにアプリケーション名を指定する必要があります。タスク定義で参照できるのは、単一のアプリケーション名のみです。割当て先またはタスク所有者は、異なるアプリケーションのアプリケーション・ロールを使用できません。

    • 式別: ユーザー、グループまたはアプリケーション・ロールの識別タイプについて、「参照」アイコンをクリックし、「式ビルダー」ダイアログ・ボックスでタスク割当て先を動的に選択します。bpws:getVariableData(...)式またはids:getManager() XPath関数を使用します。

    指定した値が「値」列に表示されます。

  7. 値を手動で入力するには、「値」列のフィールドをクリックし、値を指定します。