Oracle JDeveloperでの構成プランの作成方法

この項では、構成プランの作成方法と使用方法を説明します。特に、次の項目について説明します。

  • 構成プランの作成および編集

  • SOAコンポジット・アプリケーションのJARファイルへの構成プランの添付

  • 構成プランの検証

  • 構成プランが含まれるSOAコンポジット・アプリケーションのJARまたはZIPファイルのデプロイ

Oracle JDeveloperで構成プランを作成するには:

  1. Oracle JDeveloperを開きます。
  2. 「アプリケーション」ウィンドウで、構成プランを作成するプロジェクトのcomposite_nameファイル(composite.xmlとも呼ばれます)を右クリックして、「構成プランの生成」を選択します。図48-1に詳細を示します。

    図48-1 構成プランの生成

    図48-1の説明が続きます
    「図48-1 構成プランの生成」の説明

    図48-2に示すように、「コンポジット構成プラン・ジェネレータ」ダイアログが表示されます。

    図48-2 「コンポジット構成プラン・ジェネレータ」ダイアログ

    図48-2の説明が続きます
    「図48-2 「コンポジット構成プラン・ジェネレータ」ダイアログ」の説明
  3. 表48-2に示すように、構成プラン・ファイルを作成して編集します。

    表48-2 構成プランの生成

    フィールド 説明

    構成プランのファイル名(.xml)を指定してください

    構成プランの特定の名前を入力するか、またはデフォルト名をそのまま使用します。ファイルはプロジェクトのディレクトリ内に作成され、SOAコンポジット・アプリケーションのJARまたはZIPファイルにパッケージ化されます。

    ノート: デプロイメント時にプロンプトが表示された時点で、デプロイメント・ウィザードの「構成のデプロイ」ページで別の構成ファイルを指定できます。詳細は、「プロファイルのデプロイ」を参照してください。

    既存ファイルの上書き

    既存の構成プラン・ファイルをプロジェクト・ディレクトリ内の別のファイルで上書きする場合に選択します。

  4. 「OK」をクリックします。

    これにより、単一の構成プラン・ファイルが作成され、編集のために開かれます。SOAコンポジット・アプリケーションのcomposite.xml、WSDLおよびスキーマ・ファイルのURLとプロパティを変更できます。図48-3に詳細を示します。

    図48-3 構成プラン・エディタ

    図48-3の説明が続きます
    「図48-3 構成プラン・エディタ」の説明
  5. サーバー名、ポート番号などの値を既存の構文に追加します。また、新しい値を指定するときは、置換専用の構文を追加できます。各セクションに複数の検索コマンドや置換コマンドを追加できます。
  6. 「ファイル」メニューから「すべて保存」を選択します。
  7. エディタの上部で、ファイル名の右側にあるxをクリックして構成プラン・ファイルを閉じます。
  8. 「アプリケーション」ウィンドウで、composite_nameファイルを再度右クリックして、「構成プランを検証します」を選択します。

    図48-4に示すように、「コンポジット構成プラン・バリデータ」が表示されます。

    図48-4 構成プランの検証

    図48-4の説明が続きます
    「図48-4 構成プランの検証」の説明
  9. 検証する構成プランを選択します。このステップでは、デプロイメント中に行われた検索および置換による変更がすべて識別されます。このオプションをデバッグのためにのみ使用します。
  10. 検証結果が記述されたレポートが作成されたディレクトリをノートにとり、「OK」をクリックします。

    Oracle JDeveloperの「ログ」ウィンドウには、検証が成功したかどうかが表示され、SOAコンポジット・アプリケーションのデプロイメント中に実行された検索コマンドと置換コマンドがすべてリストされます。この情報は検証レポートにも書き込まれます。

    ノート:

    古いcomposite.xml、WSDLおよびXSDファイルは、次に進む環境に適したURLおよびプロパティの新しい値を含むファイルに置換されません。このような置換は、SOAコンポジット・アプリケーションがデプロイされた場合のみ発生します。

  11. 次のいずれかの項で説明する手順に従って、SOAコンポジット・アプリケーションをデプロイします。

    Oracle JDeveloperでデプロイメント中に、「プロファイルのデプロイ」のステップ4に示されている「構成のデプロイ」ページで、SOAコンポジット・アプリケーション・アーカイブを含める構成プランを選択するよう促されます。

  12. SOAコンポジット・アプリケーションとともに含める構成プランを選択します。
  13. 「OK」をクリックします。