ステップ2: アラートの定義
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「アラート」タブをクリックします。次の2種類の通知アラートがサポートされています。
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電子メール: 電子メール受信者を構成して、フォルト発生時にアラートを受信できます。また、同じ電子メール受信者をOracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlの「ワークフロー通知プロパティ」ページの「メーラー」タブに構成する必要があります。詳細は、『Oracle SOA SuiteおよびOracle Business Process Management Suiteの管理』のヒューマン・ワークフロー通知プロパティの構成に関する項を参照してください。
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JMS: フォルトをJMSキューにエンキューするか、JMSトピックにパブリッシュできます。JMSヘッダー値も指定できます。JMS通知は、フォルトを処理するためにサードパーティの解決システムと統合できます。サードパーティの解決システムは、ターゲットのキューおよびトピックにデキューおよびサブスクライブします。ヘッダーのプロパティ値に基づいて利用することで、より詳細にメッセージを利用できます。JMSメッセージのペイロード・タイプは、XMLフォーマットのテキスト・メッセージです。さらに、JMSキューとトピックおよびコネクション・ファクトリをOracle WebLogic Remote Consoleで構成する必要があります。詳細は、『Oracle WebLogic Server JMSリソースの管理』の基本JMSシステム・リソースの構成に関する項を参照してください。
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「追加」アイコンをクリックします。表12-2に詳細を示します。
表12-2 アラートの選択
選択内容 結果 電子メール
フォルト発生時に電子メール・アラートを受信する受信者を指定できます。
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「ID」フィールドで、IDを指定するか、デフォルト値をそのまま使用します。
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「宛先」および「Cc」フィールドで、電子メール受信者を指定します。
ノート: 「プロパティ・セット」リストからプロパティ・セットを選択しないでください。電子メール・アラートでは、このリリースのプロパティ・セットはサポートされていません。
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完了後に、「OK」をクリックします。
JMS
フォルト発生時にJMSアラートを受信するキューを指定できます。
JMSアラートの構成には次の2つのプロパティが必要です。
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jmsDestination: 構成されたキューまたはトピックのJNDI名で、ここでアラートがキューおよびパブリッシュされます。
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connectionFactory: 使用する構成済コネクション・ファクトリのJNDI名。
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「ID」フィールドで、IDを指定するか、デフォルト値をそのまま使用します。
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「プロパティ・セット」リストで、「ステップ1: プロパティ・セットの定義」で作成した既存のプロパティ・セットを選択するか、「必須プロパティの作成」をクリックして、jmsDestinationおよびconnectionFactoryに定義されている値を使用して新しいプロパティ・セットを作成します。
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「ヘッダー」表で、必要に応じてJMSヘッダー値を指定して、詳細なフォルト利用を実現します。標準およびカスタムの外部システムはどちらも、構成されたヘッダー・プロパティに基づいて、サブスクリプションをフィルタできます。
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完了後に、「OK」をクリックします。
図12-13に、「電子メールのプロパティ」ダイアログでの電子メール・アラートの構成を示します。
図12-14に、「JMSのプロパティ」ダイアログでのJMSアラートの構成を示します。この例では、プロパティ・セット(「必須プロパティの作成」をクリックすることで起動される「プロパティ・セット」ダイアログで定義)とヘッダーの両方が定義されています。
定義済
「アラート」
セクションを含む、完全に定義されたフォルト・ポリシー・ファイルの例については、「自動フォルト・リカバリのフォルト・ポリシーを手動で設計する方法」のステップ4を参照してください。 -