ステップ3: アクションの定義

  1. 「アクション」タブをクリックします。デフォルトでは、アクションのすべてのタイプが自動的に選択されています。図12-15に詳細を示します。

    図12-15 フォルト・ポリシー・エディタの「アクション」セクション

    図12-15の説明が続きます
    「図12-15 フォルト・ポリシー・エディタの「アクション」セクション」の説明

    表12-3に、使用可能なアクション・タイプを示します。

    表12-3 サポートされているアクション・タイプ

    アクション 説明

    中断

    ビジネス・フロー全体を終了します。

    管理者操作

    現在のアクティビティの処理が停止します。フォルトを処理するためには、Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlから管理者操作を行う必要があります。詳細は、『Oracle SOA SuiteおよびOracle Business Process Management Suiteの管理』ビジネス・フロー・インスタンスでのフォルトのリカバリに関する項を参照してください。

    Javaアクション:

    外部Javaクラスを実行できます。詳細は、「Javaアクション・フォルト・ポリシーの使用方法」を参照してください。

    スコープの再実行

    再実行フォルトが発生します。

    フォルトの再スロー

    BPELフォルト・ハンドラ(scopeアクティビティ内のcatchアクティビティ)にフォルトが送信されます。使用可能なハンドラがない場合、そのフォルトは上部に報告されます。

    エンキュー

    適切なコンテキストとペイロードとともに、JMSメッセージとしてJMSキューに拒否メッセージをエンキューします。構成の詳細は、『テクノロジ・アダプタの理解』JMSキューに関する項を参照してください。

    WSの起動:

    Webサービスを呼び出すことで、拒否メッセージを処理します。構成の詳細は、『テクノロジ・アダプタの理解』Webサービス・ハンドラに関する項を参照してください。

    ファイル・アクション

    拒否メッセージをファイルに格納することによって、メッセージのエラー・ハンドラを作成します。構成の詳細は、『テクノロジ・アダプタの理解』ファイルに関する項を参照してください。

    再試行

    アクティビティを再試行するために、次のオプションが用意されています。

    • 指定回数の再試行。

    • 再試行から次の再試行までの遅延(秒単位)の指定。

    • 指数バックオフによる再試行間隔の増加。

    • N回の再試行が失敗となった場合の再試行失敗時アクションへのチェーン。

    再試行の詳細は、表12-6を参照してください。

    定義済「アクション」セクションでのフォルト・ポリシー・ファイルの例については、「自動フォルト・リカバリのフォルト・ポリシーを手動で設計する方法」のステップ4を参照してください。