ステップ4: フォルト名およびポリシーの定義

  1. フォルト・ポリシー・エディタの上部セクションで、フォルト・ポリシーのフォルト名、説明およびデフォルト・アクションを定義します。表12-4に詳細を示します。

    表12-4 フォルト・ポリシー・エディタ - 上部のセクション

    要素 説明

    「フォルト・ポリシーの追加」アイコン(左上隅)

    また、さらに別のフォルト・ポリシーを構成用に単一ポリシー・ドキュメントに追加できます。

    「追加」アイコンを左上隅でクリックし、さらに別のフォルト・ポリシーを追加します。フォルト・ポリシー・エディタの左端にある列にすべてのポリシーが表示されます。定義するポリシーをクリックできます。

    フォルト・ポリシーの削除

    選択したフォルト・ポリシーを削除します。

    フォルト・ポリシー

    フォルト・ポリシーの名前を入力するか、policynumberのデフォルト名をそのまま使用します。

    「フォルトの追加」アイコン(右上隅)

    クリックしてフォルトを追加します。

    フォルトの削除

    クリックしてフォルトを削除します。

    フォルト名

    捕捉するフォルトの標準タイプを選択します。このリストには、選択可能なシステム・フォルト(バインディング、Oracle Mediatorまたはリモート)またはサービス(ビジネス)・フォルトが表示されます。

    説明

    説明を入力します(オプション)。説明は実行時に監査証跡に維持されます。

    デフォルト・アクション

    このセクションでは、次のタスクを実行します。

    1. リストから、このフォルト発生時に実行するデフォルト・アクション(たとえば、中断、再スロー、再試行など)を選択します。選択可能なアクションは、「ステップ3: アクションの定義」で保持または削除したアクションに基づいています。

    または

    1. 「追加」アイコンをクリックし、if-then条件をフォルト・ポリシーに追加します。この選択では「If」「Then」および「Default」のフィールドが表示されます。

      たとえば、条件を「If」フィールド(デフォルトは「true」)を指定すると、起動するアクション(たとえば、管理者操作)を「Then」フィールドで選択できます。条件が「true」でない場合、発生するデフォルト・アクション(たとえば、「中断」)を「Default」フィールドで選択できます。

    2. 「If」フィールドで、条件を入力するか、「式ビルダー」アイコンをクリックしてXPath式条件を構築します。

    3. 「Then」フィールドで、「If」フィールドの条件がtrueに評価される場合に起動される条件を指定します。

    4. 「デフォルト」フィールドで、「If」フィールドの条件がfalseに評価される場合に起動される条件を指定します。

    5. 「追加」アイコンの左にある「アラート」アイコンをクリックし、条件発生時に送信するアラートのタイプを選択します。選択可能なアラート・タイプが、このダイアログの「アラート」タブに表示されます。複数のアラートを条件で指定できます。

    完了すると、フォルト・ポリシー・エディタは図12-16のようになります。

    図12-16 フォルト名、説明およびデフォルト・アクションが定義されたフォルト・ポリシー・エディタ

    図12-16の説明が続きます
    「図12-16 フォルト名、説明およびデフォルト・アクションが定義されたフォルト・ポリシー・エディタ」の説明
  2. SOAコンポジット・エディタの上で、フォルト・ポリシーのファイルを閉じ、変更の保存を促すプロンプトが表示された際、「はい」をクリックします。図12-17に詳細を示します。

    図12-17 フォルト・ポリシー変更の保存

    図12-17の説明が続きます
    「図12-17 フォルト・ポリシー変更の保存」の説明

    これでポリシー構成が完了しました。フォルト・ポリシー・バインディングにフォルト・ポリシーを関連付ける準備ができています。