ワークリストへのログイン時の処理

アイデンティティ・サービス・ワークフローAPIは、ユーザー名、パスワードおよびレルム・セット(オプション、複数のレルムが組織に定義されている場合)を使用してログインを認証および認可します。管理者がインタフェースに表示されるレルム・ラベルを変更するためにプリファレンスを設定する方法、またはログイン・ページのイメージのソースの場所を変更する方法の詳細は、「ログイン・ページ・レルムのラベルを指定する方法」を参照してください。

図32-2に、「ホーム」ページの例を示します。

図32-2 Oracle BPM Worklist—「ホーム」(タスク・リスト)ページ

図32-2の説明が続きます
「図32-2 Oracle BPM Worklist—「ホーム」(タスク・リスト)ページ」の説明

このページは、ユーザーのロールに応じて、ユーザーに割り当てられたすべてのタスクと作業アイテムの一覧を表示します。たとえば、「ユーザー・タスク」ページと「開始済のタスク」ページはすべてのユーザーがアクセスできます。マイ・スタッフ・ページにはスーパーバイザのみがアクセスでき、「管理タスク」ページにはプロセス・ワークスペース管理者のみがアクセスできます。

図32-3のように、左端には、「ユーザー・タスク」が選択されているビューのリストがあります。このリストを展開して、次を選択します:

  • 特定のビューに、各ビューで開かれているタスクの数が表示されます。特定のビューを選択すると、タスク・カウントが最新の数値にリフレッシュされます。

  • プロセス・ワークスペースにデプロイされているアプリケーションのリスト

  • 指定したお気に入りのリンクまたはアプリケーション。

タスクでの作業中にこのリストを表示するには、「固定」をクリックします。非表示にするには「固定解除」をクリックします。

表32-2では、「ホーム」(タスク・リスト)ページのコンポーネントについて説明します。

表32-2 「ホーム」(タスク・リスト)ページのコンポーネント

コンポーネント 説明

「ビュー」リスト

受信ボックス、標準ビューユーザー・ビュー。詳細は、「ワークリスト・ビューを作成、削除およびカスタマイズする方法」を参照してください。

表示される「受信ボックス」ビューは、ログイン・ユーザーに付与されているロールに応じて異なります。

  • すべてのユーザー(ユーザー・ロール)に「ユーザー・タスク」「開始済のタスク」および「管理タスク」が表示されます。

  • マネージャでもあるユーザーには、「ユーザー・タスク」「開始済のタスク」「管理タスク」および「スタッフのタスク」の各タブが表示されます。

  • 管理者(BPMWorkflowAdmin)でもあるが、マネージャではないユーザーには、「ユーザー・タスク」「開始済のタスク」「管理タスク」「管理」および「エビデンス検索」の各タブが表示されます。

  • マネージャであり管理者でもあるユーザーには、すべてのタブ、つまり、「ユーザー・タスク」「開始済のタスク」「スタッフのタスク」、「管理タスク」「管理」および「エビデンス検索」が表示されます。

  • workflow.admin.evidenceStore権限があるユーザーには、「エビデンス検索」タブも表示されます。

詳細は、次を参照してください:

ワークリスト・ビュー

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タスク・ステータス

棒グラフは、現在のビューのタスク・ステータスを示します。詳細は、「タスク・ステータス・グラフのカスタマイズ方法」を参照してください。

表示フィルタ

「割当て先」または「状態」フィールドから検索条件を指定します。使用可能なカテゴリ・フィルタは、選択しているタブに応じて異なります。

  • 「ユーザー・タスク」タブの「割当て先」フィルタは、「自分」「グループ」「自分および自分のグループ」「自分(以前)」(以前に作業したタスク)および「自分(確認のみ)」です。「開始済のタスク」タブの割当て先フィルタは、使用できません。「スタッフのタスク」タブの割当て先フィルタは、「報告先」のみです。「管理タスク」タブの割当て先フィルタは、使用できません。

  • 「状態」フィルタには、「任意」「割当て済」「完了」「一時停止」「取消し済」「期限切れ」「エラー発生」「アラート済」および「情報のリクエスト中」が含まれます。

「検索」を使用してキーワードを入力するか、「拡張検索」を使用します詳細は、「タスクのフィルタ方法」を参照してください。

「アクション」リスト

ヒューマン・タスクに対して定義したグループ・アクション(「申告」)またはカスタム・アクション(「承認」「却下」など)を選択します。タスクがFYIタスクであっても、「申告」は、グループまたは複数のユーザーに割り当てられているタスクに対して表示されます。タスクを操作する前に、1人のユーザーがタスクを申告する必要があります。タスクに対して可能な他のアクション(システム・アクションなど)は、特定のタスクの「タスクの詳細」ページに表示されます。ここでは、To Doタスクやサブタスクも作成できます。

ノート:

  • タスクが集約されている場合、集約されたタスクにFYIタスクが含まれていたとしても、「承認」却下などのアクションのみが表示されます。明示的な確認アクションは提供されません。「承認」または却下が確認アクションとして解釈されます。

  • 自動申告を以前に有効にした場合でも「申告」ボタンは有効のままになります。このボタンを使用すると、ユーザーは、タスクをただ承認するのではなく、タスクを申告して作業を継続することができます。

「アクション」リスト

タイトル—ヒューマン・タスクの作成時に指定したタイトル。パージまたはアーカイブされたプロセス・インスタンスに関連付けられていたタスクは表示されません。

番号—タスクに割り当てられている一意のID番号。

作成者—タスクを作成したユーザー。

割当て済—対象のタスクが割り当てられた日付。

優先度—ヒューマン・タスクの作成時に指定した優先度。最も高い優先度は1、最低は5です。

タスクの詳細

受信ボックスのタスクを選択すると、タスクの詳細がワークリストの下半分に表示されます。「受信ボックス設定の編集」の「タスクの詳細」ペインを非表示にすることで、同じウィンドウまたは新しいウィンドウで詳細を確認することもできます。タスクを完了すると、次のようになります。

  • 完了したタスクの「タスクの詳細」ページが表示されなくなります。

  • タスク・リストがリフレッシュされ、残っているタスクのみが表示されます。

  • 次のオープンなタスクの詳細が表示されます。

詳細は、「タスクの処理: タスクの詳細ページ」を参照してください。

図32-2には、「管理」「レポート」および「プリファレンス」の各リンクも表示されています(右上隅)。表32-3に、「ホーム」「管理」「レポート」および「プリファレンス」の各ページの要約を示します。

表32-3 ワークリストの主要ページのサマリー

ページ 説明

ホーム

表32-2に示すように、ログイン・ユーザーのタスク・リスト、選択したタスクの詳細、およびタスク操作の開始に必要なすべての機能が表示されます。

管理

使用可能な管理機能は、次のとおりです。

  • アプリケーション・プリファレンスの設定

  • 属性のマッピング

  • エビデンス・ストアの検索

  • 承認グループの管理

  • タスクの構成

レポート

次のレポートを使用できます。「不参加タスク・レポート」、「タスクの優先度レポート」、「タスクのサイクル・タイム・レポート」、「タスクの生産性レポート」および「タスク時間分布レポート」。詳細は、「レポートの作成方法」を参照してください。

プリファレンス

次のプリファレンス設定が含まれます:

  • ユーザーまたはグループに対するルール(休暇ルールを含む)の設定、および休暇期間の設定

  • 証明書のアップロード

  • ユーザー通知チャネルおよびメッセージ・フィルタの指定