29 Financial Consolidation and Closeアプリケーションの操作

Financial Consolidation and Closeには、連結および決算プロセスを効果的かつ効率的に管理するためのエンド・ツー・エンド・ソリューションが用意されています。Oracle Enterprise Data Management Cloudを使用してFinancial Consolidation and Closeディメンションを管理します。

Oracle Enterprise Data Management CloudでのFinancial Consolidation and Closeデータの管理には、次の処理が含まれます。

Financial Consolidation and Closeアプリケーションを作成すると、次のオブジェクトが作成されます。

  • アプリケーションは、別名表、複数通貨コード、オプションの接続設定などの設定で作成されます。
  • アプリケーションごとに1つのデフォルト・ビューが作成されます。
  • 登録したディメンションごとに1つのディメンションが作成されます。
  • 各ディメンションについて、次のオブジェクトが作成されてディメンションにバインドされます。
    • すべてのアプリケーション固有プロパティを持つ1つのノード・タイプ。
    • 親と子両方のノード・タイプを使用している1つの階層セット。
    • 階層セットを指す1つのノード・セット。
    • ノード・セットを指す1つのビューポイント。

    注:

    バインド・ルールにより、登録したディメンションが外部アプリケーション・ディメンション要件に準拠することが保証されます。バインディング・ルールの理解を参照してください。

ディメンションの登録に加えて、属性も登録できます。属性の理解を参照してください。

アプリケーションの登録後、データをディメンションにインポートして、ノード、プロパティおよび階層セットを移入できます。オプションで、登録を変更できます。作業の実行後、ディメンションを外部アプリケーションにエクスポートできます。

Financial Consolidation and Closeの事前定義済メンバー

事前定義済メンバーは、外部アプリケーションからインポートする必要があります。これらは移動および並替えが可能で、下に子を追加することや、上に最上位ノードを追加することができますが、Oracle Enterprise Data Management Cloudではそれ以外の編集はできません。

事前定義済メンバーに対する変更は、外部アプリケーションで実行する必要があります。変更を加えた後は、マージ・インポート(マージ・インポートの操作を参照)を実行して、Oracle Enterprise Data Management Cloudで事前定義済メンバーを更新する必要があります。