BAIフォーマットの銀行ファイル、SWIFT MT940またはCAMT.053の残高の統合

銀行ファイル・データをロードする際には、銀行ファイル・ソース・システムと関連付けられたデータ・ソースを作成します。データ管理で、BAI、SWIFT MT940またはCAMT.053ファイル・フォーマットが.CSVフォーマットに変換されます。

BAIフォーマットの銀行ファイル残高のソース・アプリケーションには、あらかじめ定義された次の定数列およびヘッダーがあります。

  • 期末残高
  • 通貨
  • トランザクション・タイプ
  • 通貨
  • 取引明細書日付
  • 勘定科目

Swift MT940フォーマットの銀行ファイル残高のソース・アプリケーションには、あらかじめ定義された次の定数列およびヘッダーがあります。

  • 期末残高
  • 通貨
  • トランザクション・タイプ
  • 通貨
  • 取引明細書日付
  • 勘定科目

CAMT.053銀行取引明細書ファイルのソース・アプリケーションには、あらかじめ定義された次の定数列およびヘッダーがあります。

  • 勘定科目
  • 期末残高
  • 通貨
  • 現日付

注:

BAIコード100-399は銀行貸方(正数)用、400-699は銀行借方(負数)用です。

699よりも大きい銀行固有のBAIコードは、データ管理ではデフォルトで銀行貸方(正数)として扱われます。この範囲の特定のコードを銀行借方(負数)として扱う必要がある場合は、SQLマッピング(マッピング・スクリプトの作成を参照)を使用して、次の例にあるように、金額を負数として更新できます。

AMOUNTX=
CASE
    WHEN UD7 = '868' THEN AMOUNT*-1
     ELSE AMOUNT
END

BAIフォーマットの銀行ファイル、SWIFT MT940またはCAMT.053フォーマットの銀行ファイル残高ソース・システムを追加するには:

  1. BAIフォーマットの銀行ファイル、SWIFT MT940またはCAMT.053フォーマットの銀行ファイル残高ファイルをCSVフォーマット・ファイルとして保存します。
  2. ターゲット・アプリケーションを登録するとき、ファイル・ブラウザを使用してファイルをアップロードします。

    次に、BAIフォーマットの銀行ファイル残高ファイルを示します:

    BAIフォーマットの銀行ファイル残高ファイル:

    次に、SWIFT MT940フォーマットの銀行ファイル残高ファイルを示します:

    イメージはSWIFT MT940フォーマットの銀行ファイル残高ファイルを示します。

  3. ホーム・ページで、「ナビゲータ」アイコン(「ナビゲータ」アイコン)をクリックし、「統合」カテゴリから「データ管理」を選択します。
  4. 「設定」タブを選択し、「登録」「ターゲット・アプリケーション」を選択します。
  5. 「ターゲット・アプリケーション」のサマリー・グリッドで、「追加」をクリックし、「データ・ソース」を選択します。
  6. ソース・システム・ページで、銀行ファイルを選択します。
  7. 「アプリケーション名」で、値のリストからアプリケーション名を選択します。

    使用可能なアプリケーション・タイプは次のとおりです:

    • BAIフォーマットの銀行ファイル残高
    • SWIFT MT940フォーマットの銀行ファイル残高
    • CAMT.053

    イメージはソース・システム・ページを示します。

    BAIフォーマットの銀行ファイル残高ファイルの場合、使用可能なアプリケーション名は、トランザクション照合での照合タイプとその照合タイプのデータ・ソース名の組合せです。たとえば、トランザクション照合で、照合タイプINTERCOにAPおよびARという2つのデータ・ソースがあるとします。この場合、使用可能なリストには、INTERCO:APおよびINTERCO:ARという2つのターゲット・アプリケーション名が表示されます。

    注:

    BAIソース・ファイルへのデータ管理接続は、次の状況で失敗します:

    • トランザクション照合で照合タイプが変更されます。
    • データ・ソースIDが変わります。
    • データ・ソース属性IDが変わるか、または追加および削除されます。

    この場合、アプリケーションを再作成する必要があります(ターゲット・アプリケーション全体、インポート・フォーマット、ロケーション、データ管理でのマッピングおよびデータ・ロード・ルールを含む)。

    SWIFT MT940ファイルの場合、SWIFT MT940フォーマットの銀行ファイル残高を選択します。

    CAMT.053ファイルの場合、CAMT.053フォーマットの銀行ファイル残高を選択します。

  8. 「接頭辞」で、ソース・システム名を一意にする接頭辞を指定します。

    追加するソース・システム名が既存のソース・システム名に基づいているときは、接頭辞を使用してください。その接頭辞が既存の名前に結合されます。たとえば、銀行ファイル・アプリケーションに既存のアプリケーションと同じ名前を付ける場合は、接頭辞としてイニシャルを割り当てます。

  9. 「OK」をクリックします。
  10. BAIフォーマットの銀行ファイル残高ファイル・ソース・システムのディメンションを追加または変更するには、「ディメンションの詳細」タブを選択します。

    BAIフォーマットの銀行ファイル残高ファイル・アプリケーションのディメンション詳細を次に示します:

    イメージはターゲット・アプリケーション・ページを示します。

    SWIFT MT940フォーマットの銀行ファイル残高アプリケーションのディメンション詳細を次に示します:

    イメージは「ターゲット・アプリケーション」画面を示します

    CAMT.053フォーマットの銀行ファイル残高アプリケーションのディメンション詳細を次に示します:

    イメージはCAMT.053フォーマットの銀行ファイル残高に対するディメンションの詳細を示します。

  11. 「ターゲット・ディメンション・クラス」を選択するか、イメージは「検索」ボタンを示しますをクリックして、アプリケーションで定義されていないディメンションごとに「ターゲット・ディメンション・クラス」を選択します。

    ディメンション・クラスは、ディメンション・タイプによって定義されるプロパティです。

  12. 「設定」タブを選択し、「統合設定」「インポート・フォーマット」を選択します。
  13. インポート・フォーマットを作成することにより、BAIフォーマットの銀行ファイル残高ソース・システムとAccount Reconciliationターゲット・アプリケーション間の統合マッピングを設定します。

    インポート・フォーマットの操作を参照してください。

    BAIフォーマットの銀行ファイル残高アプリケーションのディメンション詳細の例を次に示します:

    イメージはBAIフォーマットの銀行残高のインポート・フォーマットを示します

    SWIFT MT940フォーマットの銀行ファイル残高アプリケーションのインポート・フォーマットの例を次に示します:

    イメージはSWIFT MT940フォーマットの銀行残高のインポート・フォーマットを示します

    CAMT.053フォーマットの銀行ファイル残高アプリケーションのインポート・フォーマットの例を次に示します:

    イメージはCAMT.053フォーマットの銀行残高のインポート・フォーマットを示します。

  14. 「設定」タブを選択し、「統合設定」「ロケーション」を選択します。
  15. インポート・フォーマットの関連付けに使用するロケーションを定義します。

    ロケーションの定義を参照してください。

    イメージはロケーション・ページを示します。

  16. 「ワークフロー」タブを選択し、「データ・ロード」で、「データ・ロード・マッピング」を選択します。
  17. ファイル内の勘定科目番号を適切な照合名にマップします。
    イメージはデータ・ロード・マッピング・ページを示します。

    注:

    すべてのトランザクション照合ファイルには、対応するトランザクション照合プロファイルにマップする照合IDディメンションが必要です。

  18. ソース・タイプ・ディメンションSource type *をハードコードされたsource systemまたはsource sub-ledgerターゲット値にマップします。
    イメージはデータ・ロード・ルール・ページを示します。

    メンバー・マッピングの作成を参照してください。

  19. 「ワークフロー」タブを選択し、「データ・ロード」で、「データ・ロード・ルール」を選択します。
  20. ロケーションのデータ・ロード・ルールを作成し、期間およびカテゴリを指定します。

    データ・ルールBAIRuleが作成され、BAIフォーマットの銀行残高ファイルのフォーマットがロケーションLoc_BAIFormatにインポートされます。期間はfeb-20として指定され、カテゴリは「機能」として指定されます。

    イメージはデータ・ロード・ルール・ページを示します。

  21. Account Reconciliationのホーム・ページに移動します。
  22. 「アプリケーション」「構成」「データ・ロード」の順にクリックします。
  23. 次に示すように、両方のインポート・フォーマット実行に対して2つのルールを作成します。
    イメージはデータ・ロード・ページを示します。
  24. 「アプリケーション」「期間」の順に選択して、データ・ロード・ルールを実行します。
  25. イメージは省略記号を示します。をクリックしてアクション・メニューに移動してから、「データのインポート」をクリックします。
    イメージは期間ページを示します。
  26. +をクリックし、「新規データ・ロードの実行」から、「保存済データ・ロードを使用します。」を選択して、前の手順で作成したデータ・ロードを選択します。
    イメージは新規データ・ロードの実行ページを示します。
  27. 「OK」をクリックしてデータ・ロード・ルールを実行します。

    次に示すように、残高はプロファイル・ディメンションのデータ・ロード・マッピングに定義されている照合にロードされます。通常、銀行残高はサブシステムにロードされますが、必要に応じてソース・システムにロードすることもできます。

    イメージは「残高のサマリー」を示します。