グループの管理

Oracle Enterprise Performance Management Cloudでは3つのタイプのグループが認識されます:

  • PREDEFINED: これらのグループは、それぞれの事前定義済役割について自動的に作成されます。すべてのユーザーが事前定義済役割(パワー・ユーザーなど)に基づいてPREDEFINEDグループに割り当てられます。
  • EPM: これらは、アクセス制御で作成したグループです。アイデンティティ・コンソールで作成することはできません。また、アイデンティティ・コンソールには表示されません。
  • IDCS: これらは、Oracle Cloud Identity Consoleで作成したグループです。アイデンティティ・プロバイダ(OktaやAzure ADなど)と同期できます。アクセス制御に表示されますが、アクセス制御を介して作成することはできません。

「グループの管理」タブでは、簡単に区別できるように、グループがタイプとイメージによって分類されます。特定のグループを検索する場合の手順は、検索の使用を参照してください。


「グループの管理」タブ

PREDEFINEDグループ

ユーザー割当てを参照できるように、アクセス制御には事前定義済役割のユーザーがPREDEFINEDグループとしてリストされます。

重要な考慮事項:

  • PREDEFINEDグループは、EPMグループのメンバーとして割り当てることができます。
  • PREDEFINEDグループは編集できません。

    PREDEFINEDグループを表示するには、そのグループに対して「アクション」の下にある「表示」を選択します。そのグループに割り当てられているすべてのEPM Cloudユーザーのリストが表示されます。

事前定義済役割の詳細は、『Oracle Enterprise Performance Management Cloud管理者スタート・ガイド』事前定義済役割の理解を参照してください。

EPMグループ

「グループの管理」画面の次のオプションを使用して、EPMグループを作成および管理できます。

重要な考慮事項:

  • EPMグループは、より大きいEPMグループにメンバーとして割り当てることができます。
  • 「アクセス制御」を使用して、ファイルからグループ情報をインポートしてグループを作成することはできません。グループをインポートするには、「移行」またはcreateGroups EPM自動化コマンドを使用できます。

IDCSグループ

OCI (Gen 2)環境では、Identity Cloud Service (IDCS)グループを使用して、複数のEPM Cloudユーザーに事前定義済役割を割り当てることができます。『Oracle Enterprise Performance Management Cloud管理者スタート・ガイド』Oracle Cloud Identity ConsoleでのIdentity Cloud Serviceグループを使用したユーザーへの事前定義済役割の割当てまたはOracle CloudコンソールでのIdentity Cloud Serviceグループを使用したユーザーへの事前定義済役割の割当てを参照してください。

重要な考慮事項:

  • IDCSグループは編集できません。

    IDCSグループを表示するには、そのグループに対して「アクション」の下にある「表示」を選択します。そのグループに割り当てられているすべてのEPM Cloudユーザーのリストが表示されます。

  • IDCSグループは、アプリケーション役割およびEPMグループに割り当てることができます。

注意:

IDCSグループがEPMまたはPREDEFINEDグループと名前を共有している場合、あるいは名前が256文字を超えている場合、アクセス制御には表示されません。そのようなIDCSグループのユーザーはログインできないことを理解することが重要です。

トラブルシューティング

Oracle Enterprise Performance Management Cloudオペレーション・ガイドユーザー、役割およびグループ管理の問題の解決を参照してください。