ドックレットのコンテンツの埋込み

Excelおよびレポート・ベースのリファレンス・ドックレットがレポート・パッケージに追加され、レポート・コンテンツが作成され、名前付き範囲が定義され、使用可能なコンテンツが識別されたため、このコンテンツを埋め込むことができます。WordまたはPowerPointドックレットにコンテンツを埋め込むことができます。たとえば、レポート・パッケージの使用可能なコンテンツの中に、文書作成者がドックレットに追加するチャート、グリッド、ノートまたはテキスト・ボックスが存在する可能性があります。

注:

開始する前に、ドックレットの文書作成フェーズが開始されていることを確認してください。

コンテンツをドックレットに埋め込むには:

  1. ドックレットを開いてチェックアウトします。
    このドックレットを"ターゲット"ドックレットと呼びます。
  2. 埋込みコンテンツを挿入するターゲット・ドックレットの位置にカーソルを置きます。

    図24-21で、緑色の矢印は、Wordドックレットの埋込みコンテンツの挿入位置を示します。

    図24-21 挿入位置にカーソルが置かれたターゲットWordドックレットの例

    Wordドックレットの一部。段落マーカーを指す矢印を示しています。ここにコンテンツが埋め込まれます。

    PowerPointスライドでは、スライド形式に応じて、他のテキストまたはグラフィックを含まないスライドに表またはグラフを埋め込むことができます。その場合、スライドの任意の場所をクリックするだけです。埋込みコンテンツをスライドのテキスト内の特定の位置に挿入する必要がある場合は、図24-22に示すように挿入位置にカーソルを置きます

    図24-22 挿入位置にカーソルが置かれたターゲットPowerPointドックレットの例


    位置を指す矢印を使用してカーソルを示すPowerPointドックレットの一部。ここにコンテンツが埋め込まれます。
  3. ターゲット・ドックレットから、「Narrative Reporting」リボン「埋込み」ボタンをクリックします。
    「Performance Reporting」リボンの「埋込み」ボタン

    「コンテンツの埋込み」ダイアログ・ボックスが起動します。

  4. オプション: 使用可能なコンテンツのリストを絞り込むには、フィルタ・オプションを選択します:
    • すべて - デフォルト。使用可能なすべてのコンテンツを表示します。
    • 現在のドックレット - 現在のドックレットに登録されている参照ファイルから使用可能なコンテンツを表示します。
    • リファレンス・ドックレット - レポート・パッケージ内のすべてのリファレンス・ドックレットから使用可能なコンテンツを表示します。

    • 埋込みの非表示 - 現在のドックレットにすでに埋め込まれている使用可能なコンテンツを非表示にします。

    「すべて」、「現在のドックレット」、「リファレンス・ドックレット」、「埋込みの非表示」のフィルタ・オプションが表示された「コンテンツの埋込み」ダイアログ
  5. オプション: 検索フィールドに用語を入力し、虫眼鏡アイコンをクリックして、使用可能なコンテンツのリストを絞り込みます。

    注:

    ワイルドカードは必要ありません。Narrative Reportingでは、使用可能なコンテンツ名の任意の場所で用語が検索されます。


    検索フィールドに入力された用語(sum)と虫眼鏡アイコンが表示された「コンテンツの埋込み」ダイアログ

    前述の例では、用語sumを入力しました。Narrative Reportingは、コンテンツ名のどこかにsumが含まれている利用可能なすべてのコンテンツを検索し、すべての結果を返します。

    虫眼鏡アイコンをクリックすると、Xに変わることに注目してください:


    Xアイコンが表示された検索フィールド

    Xアイコンを検索フィールドで使用して検索語をクリアし、使用可能なコンテンツのリストを元の状態に戻します。

    注:

    検索結果に対してフィルタ・オプション(前の手順で説明)を使用することもできます。

  6. 「コンテンツの埋込み」で、埋込み可能なコンテンツを選択します。

    必要に応じて、使用可能なコンテンツのプレビューの説明に従って、「プレビューの表示」ボタンをクリックして、選択した使用可能なコンテンツのプレビューを表示します

    図24-23の例では、Excelベースとレポート・ベースの両方のコンテンツがリストに表示されています。Summary Income Statementを選択します。これはレポート・ベースのコンテンツです。

    図24-23 「コンテンツの埋込み」ダイアログ・ボックス

    Summary Income Statementが選択された「コンテンツの埋込み」ダイアログ・ボックス。
  7. 「OK」をクリックします。

    選択した使用可能なコンテンツがドックレットに挿入されます(埋め込まれます)。

    注:

    PowerPointで、スライドに埋め込まれたコンテンツを再配置およびサイズ変更できます。サイズ変更すると、スライドのイメージの改訂された高さがリフレッシュ時に保持され、リフレッシュされたイメージはソース・オブジェクトと同じ縦横比になります。

    Wordドックレットの埋込みコンテンツの例を図24-24に示します。この図は、Wordの「ホーム」リボンで「段落」グループの「編集記号の表示/非表示」ボタンが有効であると仮定しています。

    図24-24 コンテンツを埋め込んだ後のターゲット・ドックレットの例

    選択した使用可能なコンテンツがドックレットに埋め込まれています

    埋込みコンテンツの前および外側の余分な空の段落マーカーに注意してください。必要に応じて、余分なマーカーを削除してドックレットの表示を簡潔にできます。

  8. オプション: ドックレットの使用可能なコンテンツ名の表示の説明に従って、ドックレットで埋込みコンテンツを選択すると、その使用可能なコンテンツの名前が表示されます。
  9. 現在開いているおよびチェックアウトしているターゲット・ドックレットに埋め込むすべてのコンテンツに対して、前述のステップを繰り返します。

    注:

    埋込みコンテンツには、埋込みコンテンツの他のインスタンスを重ねないでください。

  10. 作業が現在のドックレットで完了したら、アップロードしてチェックインします。
  11. 埋込みコンテンツをリフレッシュするには、ドックレットの埋込みコンテンツのリフレッシュを参照してください。

注:

Word:

  • 埋込みコンテンツをWordドックレットの先頭(Wordドキュメントの最初の行と最初の空白)に配置する場合、すでに埋め込まれているコンテンツの前にコンテンツを埋め込むことはできません。すでに埋め込まれているコンテンツの直後にコンテンツを埋め込むことはできますが、前に埋め込むことはできません。次のように対処します:

    • 埋込みコンテンツを削除し、正しい順序でコンテンツを再度埋め込みます。埋込みコンテンツを削除するには、埋込みコンテンツの後に空白行を追加し、その空白行を埋込みコンテンツとともに選択し、右クリックしてコンテキスト・メニューからコンテンツ・コントロールの削除を選択します。次に、空白行と埋込みコンテンツを再度選択し、[Delete]を押します。

    • Wordドキュメントの先頭に空白行を配置して、必要に応じて埋込みコンテンツの最初のインスタンスの前に埋込みコンテンツを挿入できるようにします。

  • Wordドックレットの先頭(Wordドキュメントの最初の行と最初の空白)に複数行グリッドから構成されるコンテンツを埋め込む場合、埋込みコンテンツのみを削除することはできません。Wordドックレットの先頭に埋め込まれた単一行グリッドは削除できます。

    これを回避するには、埋込みコンテンツの後に空白行を追加し、その空白行を埋込みコンテンツとともに選択し、右クリックしてコンテキスト・メニューからコンテンツ・コントロールの削除を選択します。次に、空白行と埋込みコンテンツを再度選択し、[Delete]を押します。

PowerPoint:

埋込みコンテンツをサイズ変更すると、スライドのイメージの改訂された高さがリフレッシュ時に保持され、リフレッシュされたイメージはソース・オブジェクトと同じ縦横比になります。