顧客は、リクエストの正当性を示して、最大で今後3回の月次更新サイクルについて環境の自動更新のスキップを求めることができます。月次サイクルごとに、更新のスキップを指定する必要があります。次の各シナリオでは、環境の自動更新のスキップを求めることができます:
通常、オンプレミスからOracle Enterprise Performance Management Cloudに移行する顧客は、更新のスキップ・プロセスを使用します。更新ペースに満足したら、メイン・ラインに更新後、自動更新のスキップを停止します。
注:
月次更新通知は、更新が保留されている環境のサービス管理者にも引き続き送信されます。更新のスキップの影響
更新のスキップによる悪影響には次のものがあります:
更新のスキップを指定する方法
更新のスキップの設定は、skipUpdate EPM自動化コマンドを使用して実行するセルフサービス操作です。
このコマンドを使用すると、今後の月次更新を1回、2回または3回スキップできます。たとえば、環境が24.01の更新である場合、24.02、24.03および24.04の月次更新をスキップできますが、24.05更新はスキップできません。この場合、24.02、24.03および24.04に1回ずつ、コマンドを3回発行する必要があります。環境は、24.05の月次更新サイクルでメイン・コード・ラインに更新されます。この例のシナリオで更新をスキップするには、skipUpdateコマンドを次のように実行します:
epmautomate skipupdate add version=24.02 comment="Example comment" epmautomate skipupdate add version=24.03 comment="Example comment" epmautomate skipupdate add version=24.04 comment="Example comment"
注:
skipUpdate EPM自動化コマンドを使用して更新をスキップした場合、当月の週次パッチおよび緊急パッチがある場合は、引き続き環境に適用されます。更新のスキップがリクエストされた月の更新は行われません。個別パッチが適用されている環境には、skipUpdateコマンドを使用できません。また、このコマンドを使用して、環境に現在適用されている更新からの間隔が3か月を超える月次更新をスキップすることはできません。このような場合は、適用の除外を求めることができます:
私、<氏名>は、オラクル社に対して、環境<環境のURL>の自動更新のスキップをリクエストします。
注:
サービス・リクエストを使用してオラクル社に自動更新のスキップをリクエストした場合は、リクエストが処理された後、週次パッチまたは緊急パッチ(その月の残りのパッチを含む)は環境に適用されません。