個別パッチのリクエスト

個別パッチは、リグレッション・バグと顧客ブロッキング・バグを修正するため、または新機能を導入するために作成されます。テスト環境に適用する個別パッチをリクエストできます。

テスト環境で修正または新機能をテストした後、個別パッチを本番環境に適用することをリクエストできます。

個別パッチを環境に適用するリクエストを送信する前に、個別パッチを適用する環境は、オラクル社が環境をメインのコード・ラインにマージして戻すまで、月次更新で更新されないことに注意してください。マージ・バックは、その問題がメインのコード・ラインで修正される月次サイクルで発生します。Cloud EPMの変更管理プロセスの理解を参照してください

オラクル社がリグレッション・バグを処理する方法の詳細は、次のトピックを参照してください:

個別パッチを環境に適用するリクエストが適切な状況が3つあります。次のリクエストについて、新しい技術的サービス・リクエストを送信する必要はありません:

  1. 機能的またはパフォーマンスの問題に関してサービス・リクエストを送信し、それに対する修正をオラクル社が作成したときに、オラクル社がその修正をメインのコード・ラインに含める前に、テスト環境に個別パッチとして適用することをオラクル社に求める場合。
  2. 機能的またはパフォーマンスの問題に関してサービス・リクエストを送信し、その修正が個別パッチとしてすでに使用可能であることがオラクル社から通知されたときに、それをテスト環境に個別パッチとして適用することをオラクル社に求める場合。
  3. 個別パッチをテスト環境でテストした後、本番環境または追加のテスト環境に適用する場合は次のステップを完了します。
    • パッチを適用する各環境から、フィードバックの提供を送信します。フィードバックの提供の送信資料の作成を参照してください。

      サービス・リクエストには、次のフォーマットで正式なリクエストが含まれている必要があります:

      私、<氏名>は、オラクル社に対して、環境<環境のURL>に対して個別パッチ<個別パッチ番号>をリクエストします。

    • フィードバックの提供のそれぞれの参照番号を既存の技術的サービス・リクエストに含めます。技術的サービス・リクエストの送信を参照してください。

    注:

    お客様から技術的サービス・リクエストが送信された後、オラクルは可能なかぎり早い機会に環境にパッチを使用できるようにします。個別パッチを適用するリクエストを将来の特定の日付に履行することを保証することはできません。特定の日付に個別パッチが適用されることをご希望の場合は、その日にサービス・リクエストを送信してください。サービス・リクエストで「課題タイプ」として「クリティカルな停止」を選択します。

個別パッチを適用した後、オラクル社は承認を求めずに、環境をメインのコード・ラインにマージして戻します。マージ・バックは、その問題がメインのコード・ラインで修正される月次サイクルで発生します。その後、環境は通常のペースで更新されます。

注:

他の環境に適用する予定がある個別パッチをテストしている場合、各環境の月次更新が異なるという特殊な状況が発生することがあります。たとえば、24.03の月次更新が適用されている環境で、24.03の月次更新の上に構築された個別パッチをテストしており、他の24.03環境にそれを適用する予定であるとします。テストの進行中に、テストした個別パッチをデプロイする環境が24.04の月次更新で更新される場合があります。このことが起こらないようにするには、skipUpdate EPM自動化コマンドを使用して、個別パッチの適用を見込んでいる環境に対する更新をスキップします。