環境でデータ損失が発生した場合は、すぐにオラクル社にお問い合せください。
適用対象
Oracle Hyperion Planning、Planningモジュール、フリーフォーム、Financial Consolidation and Close、Tax Reporting、Account Reconciliation、Oracle Hyperion Profitability and Cost Management、Enterprise Profitability and Cost Management、Oracle Enterprise Data Management Cloud、Narrative Reporting、Sales PlanningおよびStrategic Workforce Planning。データ損失を防ぐために、メンバーを移動、削除および名前変更する操作を1つのトランザクションに結合しないでください。これらの操作は別個に実行してください。
環境でデータの損失に直面した場合は、次のように根本的な原因を見つけてください。
Clear Data
およびClear Block
コマンド、影響を受けたキューブ、計算スクリプト、およびデータまたはブロックのクリアにつながった計算スクリプトのコマンドを特定します。これらのコマンドによってデータ損失が発生したのではないことを確認します。
これらの表の詳細は、『Oracle Enterprise Performance Management Cloud管理者スタート・ガイド』のEssbaseランタイム・データを参照してください。
1つ以上のディメンションのすべてのメンバーが含まれていないデータ・ロード・ファイルを使用してREPLACEモードでデータ・ロード・ルールを実行したかどうかを確認します。
この場合、デフォルトのREPLACEオプションを使用すると、作成されたCLEARDATAスクリプトによって、エンティティ、年、期間、シナリオおよびバージョン・ディメンションのメンバーのFIX文のみが構築されます。ディメンションがFIX文に含まれていない場合、そのディメンションのメンバーはすべてCLEARDATAに含まれます。たとえば、クリア・フィルタを更新せずに特定の勘定科目をロードする場合、クリア・スクリプトは、勘定科目、およびCLEARDATAによって明示的にクリアされない、他のディメンションのすべてのメンバーをクリアします。
このシナリオを回避するために、適切なディメンション・フィルタを指定して領域のクリアを定義します。領域のクリアを定義する方法の詳細は、『Oracle Enterprise Performance Management Cloudデータ統合の管理』の領域のクリアの定義を参照してください。
ジョブ・コンソールを確認し、データが存在してからデータが失われるまでに実行されたジョブを見つけて、データが失われる原因になった可能性があるジョブがあったかどうかを判断します。また、監査ログを確認して、データ損失が発生した理由を特定することもできます。
前述の推奨事項が機能しない場合は、オラクル社にお問い合せください。