要員のルール

要員のビジネス・ルールは、ここに記載されている状況で実行します。

ヒント:

ルールの実行パフォーマンスを向上する方法の詳細は、要員のルールにおけるパフォーマンスの考慮事項を参照してください。

ビジネス・ルールを起動するには、「アクション」「ビジネス・ルール」、ルールの順にクリックします。

  • デフォルトの同期 - 福利厚生、税金または追加所得のエンティティ・デフォルトを更新した後、このルールを実行します。たとえば、新しい福利厚生を設定したり、既存の福利厚生をエンティティ・デフォルトから削除します。「新規採用」または「既存の従業員の管理」フォームからこのルールを実行すると、更新されたエンティティ・デフォルトが従業員/ジョブ・レベルでプッシュされます。右クリック・メニューを使用して「デフォルトの同期」を起動した場合は、選択されている従業員とジョブの組合せに対してこれを使用します。

    対象にあわせて次のように「デフォルトの同期」ルールを実行します:

    • 1人のみの場合、その人の名前を含む行を強調表示してから、ルールを実行します。
    • 複数の人の場合、または実行時プロンプトでディメンションを選択する場合、空白部分を右クリックしてから、ルールを実行します。
  • 報酬の定義の同期 - 既存の福利厚生、税金または追加所得を更新した後、このルールを実行します。たとえば、レート表、支払い頻度、給与等級または最大値を更新したとします。「報酬の定義の同期」を実行すると、更新されたコンポーネント定義が従業員およびジョブにプッシュされます。このルールは、エンティティ・デフォルトを更新しません。

  • 報酬の計算 - フォームでデータを更新した場合、費用を再計算するために、「報酬の計算」ルールを実行します。たとえば、従業員のステータスを変更した場合、その従業員のFTEを確認してから、報酬の計算を実行します。

    このルールを実行して、個々の従業員またはジョブの報酬を計算します。

  • 「すべてのデータに関する従業員報酬の計算」および「すべてのデータに関するジョブ報酬の計算」(ジョブのみのモデルの場合) - これらのルールを実行して、すべてのエンティティまたはエンティティ内のすべての従業員またはジョブのデータを計算します。
  • ロードされたデータの処理 - 新しい報酬データをインポートした後、「ロードされたデータの処理」ルールを実行して、データをプランニング年範囲の必要な期間にコピーします。このルール・セットを実行すると、処理月に異なる値をロードしていないかぎり、すべての従業員について人数が1、一部支払係数が100%に設定されます。

ヒント:

4つの要員「一括更新」フォームで既存の従業員、エンティティおよびジョブに関してソース・データを迅速に変更できます。各フォームは、変更されたデータのみを処理するGroovyルールに関連付けられています。Planningモジュールの操作複数の従業員およびジョブの詳細の更新を参照してください。

注:

「エンティティ合計」の下の親エンティティを選択することにより、ルール「デフォルトの同期」「報酬の定義の同期」および「ロードされたデータの処理」を複数のエンティティに対して一度に実行できます。パフォーマンス上の理由から、1回のパスですべてのエンティティのルールを実行するかわりに、「エンティティ合計」で別の子を選択してルールの複数インスタンスを実行することをお薦めします。

注:

ビジネス・ルールの実行時に無効なデータに関するエラー・メッセージが表示された場合、ルールのエラー・メッセージのトラブルシューティングを参照してください。

要員で使用されるGroovyテンプレート

要員で使用されるGroovyテンプレートのセキュリティを設定してください:
  • OWP_Add Requisition_GT—「採用要請の追加」メニュー・アイテム

  • OWP_Change Existing Details_GT—「既存の詳細の変更」および既存の従業員詳細の変更メニュー・アイテム

  • OWP_Change Requisition_GT—「要請の変更」メニュー・アイテム

  • OWP_Enable Job_GT

    「ジョブの追加」メニュー・アイテム
  • OWP_Change Salary_GT

    「給与の変更」メニュー・アイテム
  • OWP_Incremental Process Data with Synchronize Definition_GT—フォームへの保存時に実行

  • OWP_Incremental Process Data with Synchronize Defaults_GT—フォームへの保存時に実行

  • OWP_Incremental Synchronize Defaults_GT—フォームへの保存時に実行

  • OWP_Incremental Synchronize Definition_GT—フォームへの保存時に実行

  • OWP_Copy Data across Entities_GT
  • OWP_Copy Data Across Entities For Grades_GT

Groovyテンプレートのセキュリティを設定するには:

  1. 「ホーム」ページで、「ルール」「フィルタ」の順にクリックし、キューブおよびアーティファクト・タイプを選択します。
  2. ルールまたはテンプレートの横の「権限」をクリックし、「権限の割当」をクリックします。
  3. 「権限の割当」で、「権限」をクリックし、権限を割り当てます。詳細は、アクセス権限の設定を参照してください。

FTEおよび人数の計算

人数およびFTEは両方とも従業員をカウントするためのメトリックです。

  • 人数は、実際の従業員数として計算されます。

  • FTE (常勤換算)は、フルタイムの時間数として計算されます。フルタイムの従業員はFTEが1.0となります。パートタイムの従業員はFTEが1.0より小さくなります。FTEが0より大きい場合は、従業員の人数は常に1.0になります。

従業員のFTEが整数でない場合、FTEおよび人数が異なる結果となる場合があります。FTEは最も近い整数に丸められます。唯一の例外は、0より大きく1より小さい場合であり、FTEは常に1に丸められます。たとえば、0.25 FTEは1.0に切り上げられます(0が最も近い整数であっても、人数のために従業員をカウントする必要があります)。FTEが1.25であるジョブの場合は、人数は最も近い整数1.0に丸められます。