商談インポートの作成
注意: このページでは、Oracle Sales Cloud統合アプリケーションで商談インポートを手動で作成する方法の概要を示します。インポートを自動的に作成することもできます。
商談とは、営業チームによって作成および保持される潜在的な営業取引です。Oracle Sales Cloudの商談をOracle Eloquaにインポートして、マーケティング担当者が商談についてレポートし、キャンペーンの効果を測定できるようにすることができます。Oracle Sales Cloud統合アプリケーションによってインポートされるデータは、Oracle Sales Cloudの商談の
商談インポートには依存関係があります。これらは通常、コンタクトに直接またはアカウントを経由してコンタクトにリンクされています。「インポート」リストには、商談インポートがその親オブジェクトの子として表示されます。
商談がインポートされる前にOracle Eloquaでリンクされたコンタクト・オブジェクトが作成されるようにするために、少なくとも1つの親依存関係を指定する必要があります。親依存関係は2つまで指定できます(通常はコンタクトおよびアカウント・インポート)。商談インポートのエラーを回避するために、商談インポートが実行される前に、親インポートが正常に実行される必要があります。
前提条件
- 接続を構成していること
- Oracle Sales Cloudからインポートし、Oracle Eloquaオブジェクトへのリンクに使用するオブジェクトおよび関連フィールドの正しい名前を識別します。リンク・フィールドは「Oracle Sales CloudコンタクトID」または「Oracle Sales CloudアカウントID」です。
- 接続のコンタクト・インポートが成功していること。商談インポートを実行するには、その前にコンタクト・インポートを有効化しておく必要があります
- 「アカウント経由のコンタクト」を選択した場合は、接続のアカウント・インポートが成功しており、コンタクト・インポートをアカウントにリンクする必要もあります。商談インポートを実行するには、その前に、リンクされたアカウントとコンタクト・インポートの両方を有効化しておく必要があります。
商談インポートを作成する手順は、次のとおりです。
- Oracle Sales Cloud統合アプリケーションで、「Imports」をクリックします。
- 「インポートの追加」をクリックし、新しいインポートを作成する接続を選択します。「インポートの作成」ページにインポートのデフォルト名が表示されます。
- 商談インポートの一意の名前を入力します。
- 「Sales Cloudオブジェクト」リストから、「商談」を選択します。
- 「Eloquaオブジェクト」リストから、「商談」を選択します。商談リンク・セクションが表示されます。
- 「フェッチ」をクリックして、商談リンク・セクションのリストに使用可能なフィールドを移入します。
- 「商談レコードのリンク先となるEloquaエンティティ」リストで、次のいずれかを選択します。
- コンタクト: Oracle Eloquaの商談インポートをコンタクト・インポートにリンクする必要があることを示します(1つの親依存関係)。
- アカウント経由のコンタクト: Oracle Eloquaの商談インポートを、アカウント・インポートにリンクされているコンタクト・インポートにリンクする必要があることを示します(2つの親依存関係)。商談インポートを有効化する前に、まずコンタクト・インポートをアカウント・インポートにリンクする必要があります。
- 「リンクに使用されるSales Cloudオブジェクト・フィールド」リストから、次のいずれかのOracle Sales Cloudフィールドを選択します。
- プライマリ・コンタクト(KeyContactId): コンタクトに直接リンクする場合は、このフィールドを選択して、対応するOracle Eloquaコンタクト・フィールドにリンクします。
- アカウント(TargetPartyId): アカウントを経由してコンタクトにリンクする場合は、このフィールドを選択して、対応するOracle Eloquaコンタクト・フィールドにリンクします。
- 「リンクに使用されるEloquaエンティティ・フィールド」リストから、次のいずれかのOracle Eloquaフィールドを選択します。
- SC_Contact_PartyId: コンタクトに直接リンクする場合は、このフィールドを選択して、対応するOracle Sales Cloudコンタクト・フィールドにリンクします。
- SC_Account_PartyId: アカウントを経由してコンタクトにリンクする場合は、このフィールドを選択して、対応するOracle Sales Cloudコンタクト・フィールドにリンクします。
注意: 特定のビジネス・ニーズがある場合は、異なるフィールドをリンクに使用するために選択できます。
- 「依存関係」セクションで、「インポート依存関係の追加」をクリックします。
- 「親インポート」列で、既存のインポートに対する商談インポートの依存関係を確立するために、親オブジェクトの名前(既存のコンタクト・インポートの名前など)を選択します。親依存関係が2つある場合は、「インポート依存関係の追加」を再度クリックして、2つ目の依存関係を追加します。親インポートが無効なときに、依存関係を確立できます。ただし、商談インポートを有効化するには、その前に親インポートを有効化する必要があります。
- 「Eloquaフィールドの更新」セクションで、必要に応じてデフォルトのフィールド・マッピングを調整します。フィールドの各セットについて、Oracle Sales CloudコンタクトにマップするOracle Eloquaフィールドを選択します。「フィールド・マッピングのインポートの追加」をクリックしてマッピングを追加できます。必要に応じてメニュー
をクリックし、マッピングを削除するかフィールド・タイプを切り替えます。
重要: 既知の問題に対応するには、Oracle Sales Cloudの「作成日(CreationDate)」フィールドをOracle Eloquaの「作成日(CreatedDate)」フィールドにマップする必要があります。追加しない場合、インポートを有効化しようとしたときにエラーが表示されます。将来のリリースでは、このフィールドはデフォルトでマップされるようになります。
- 「インポート・ルール」セクションで、必要に応じてデフォルトのデータ優先度または重複除去ルールを調整します。
- 「保存」をクリックします。「インポート」ページのリストに、新しい商談インポートが表示されます。
- 1つ以上の商談インポートの親オブジェクトが無効な場合は、対応するメニュー
をクリックし、「有効化」を選択して親インポートを実行します。
- 新しい商談インポートのメニューをクリックし、「有効化」を選択して実行します。
インポートをスケジュールすると、インポートは親インポートのタイミングと成功に基づいて、15分ごとに自動的に実行されます。いずれかの親で失敗した場合、子インポートは実行されません。
メニューから「レポートの表示」を選択して、商談インポートが成功したか部分的に成功したかを判別できます。最初に成功した商談インポートに対し、オブジェクト依存関係のリンクの一部を作成する必要があります。
注意: 追加レコードが作成されなかった場合、最初に成功したインポートの後で、商談インポート・レポートにリンク数が0と示されることがあります。
「無効化」をクリックすると、インポートが一時的に停止されます。インポートが現在実行中で、Oracle Eloquaへの同期がまだ開始されていない場合(Sales Cloudからの取得または重複除去ステップである場合)、インポートは取り消され、無効になります。Oracle Eloquaへのインポートが開始されている場合は、インポートが終了した後、無効になります。
依存関係を持つインポートに対して「無効化」または「削除」をクリックすると、それらの依存関係を示すメッセージが表示されます。
「はい」をクリックしてインポートを無効化または削除する前に、リンクされているインポートも無効化(または親インポートを削除する場合はインポートをリンク解除)するかどうかを決定してください。
関連項目
Oracle Sales Cloudのドキュメント: Managing Opportunities