クローズド・ループ・レポート用のキャンペーン・レスポンス・ルールの作成

キャンペーン・レスポンス・ルールでは、組織にとって重要なキャンペーン・アクティビティを定義し、Salesforceキャンペーン・メンバー・ステータスを更新できます。キャンペーン・アクティビティには次のようなものがあります。

  • Eメールのオープン、クリックスルー、フォーム提出などのインバウンド・アクティビティ。
  • 展示会や会議などの外部アクティビティ。

レスポンス・ルールに従って、Oracle Eloquaキャンペーン・レスポンスがSalesforceキャンペーン・メンバー・ステータスにマップされます。Oracle Eloquaでは、1時間ごとに(毎時5分に)キャンペーン・レスポンスが評価されます。発生したレスポンスは、Oracle Eloquaに記録されてから、Salesforceに送信されます。

レスポンス・ルールは、最も優先度が高いレスポンスのみがSalesforceに送信されるように優先順位付けされます。これにより、優先度が低いアクティビティが発生したときに、優先度が高いキャンペーン・メンバー・ステータスが上書きされないことが確実になります。Oracle Eloquaによって、キャンペーンへのリードの応答が発生する原因となった処理が上書きされることもありません。

Webセミナー・キャンペーンの例を使用すると、対象者が招待メールを最初にクリックスルーした時点で、メンバー・ステータスが「Responded」に変更されます。その後、対象者が登録フォームへの入力を完了すると、メンバー・ステータスが「Registered」に変更されます。Webセミナーへの登録はさらに優先度が高いため、Salesforceキャンペーン・メンバー・ステータスに反映されます。

クローズド・ループ・レポートを実装するときには、Oracle Eloquaの内部アクティビティと外部アクティビティを考慮します。コンバージョンを判断する上で最も重要なアクティビティはどれですか。それらのアクティビティはどのキャンペーン・メンバー・ステータスにマップする必要がありますか。

次のような表を使用すると、計画に役立ちます。

優先度 レスポンス・アクティビティ Salesforceキャンペーン・メンバー・ステータス
1 Tradeshow - Viewed a demo Viewed a demo
2 Tradeshow - Visited booth Visited booth
3 Webinar - Registered Registered
4 Webinar - Attended Attended
5 Form submit Responded

前提作業:

  • レスポンス・ルールを設定する前に、外部アクティビティを設定してください。 を参照してください。
  • Oracle Eloquaでキャンペーン・メンバー・ステータスの設定を確認してください。Salesforceからステータス・オプションをインポートすることも、Oracle Eloquaで新規に作成することもできます。詳細は、キャンペーン・メンバー・ステータス値の作成を参照してください。
  • Oracle Eloquaでは、1時間ごと(毎時5分)にキャンペーン・レスポンスが評価されます。キャンペーン・レスポンスは、キャンペーン終了後12か月間Oracle Eloquaに記録されます。
  • 「Eメール送信済」アクティビティに関するレスポンス・ルールは作成しないことをお薦めします。その場合、Eメールがコンタクトに送信されるたびにレスポンスが作成されます。

キャンペーン・レスポンス・ルールを作成する手順は、次のとおりです。

  1. 「設定」 黒い歯車で示される「設定」メニュー・アイコンのイメージです。 をクリックします。
  2. 「データベース設定」にある「レスポンス・ルール」をクリックします。
  3. 「レスポンス・アクティビティの追加」をクリックします。「デフォルトのキャンペーン・レスポンス・ルール詳細」表に新しい行が表示されます。
  4. 「レスポンス・アクティビティ」メンバー・キャンペーン・ステータスを使用して、Oracle Eloquaレスポンスを対応するCRMレスポンスにマップします。
  5. 「Salesforce応答済」チェック・ボックスを選択してから、デフォルトとして設定するキャンペーン・レスポンス・ルールの「Salesforceのデフォルト」チェック・ボックスを選択します。「Salesforce応答済」設定を有効にすると、そのレスポンスがSalesforceにレスポンスとして記録されます。
  6. 必要なレスポンス・ルールをすべて作成するまで、これらのステップを繰り返します。

    注意: レスポンス・ルールを削除または変更した場合、変更内容は、レスポンスが次にCRMに送信されるときに適用されます。

  7. 矢印を使用して、表内のレスポンス・ルールを優先度が最も高いものから優先度が最も低いものへと順に並べます。Oracle Eloquaではすべてのレスポンス・アクティビティが記録されますが、CRMには優先度が最も高いレスポンスのみが送信されます。
  8. 「Salesforce統合」セクションにある「キャンペーン関連付けにプログラム・ビルダーを使用」を選択します。

    注意: この設定により、Salesforceへのレスポンスの送信方法が決まります。プログラムを使用してCRMをキャンペーン情報で更新することをお薦めします。ただし、組織によっては別の方法を使用することもあります。プログラムの詳細は、クローズド・ループ・レポート用のキャンペーン・データのSalesforceへの送信を参照してください。

  9. 「保存」をクリックします。

終了後: クローズド・ループ・レポート用のキャンペーン売上設定の構成に進みます。

関連項目

クローズド・ループ・レポート用のキャンペーン売上設定の構成

Salesforceとのクローズド・ループ・レポート