単純フィルタの作成

重要: この機能は、アカウントでオーディエンス・デザイナが有効になっている場合にのみ使用可能です。19Cリリースでは、オーディエンス・デザイナは、すべての新規アカウントに対して自動的に使用可能になります。オーディエンス・デザイナがない19Cより前にアカウントがプロビジョニングされていて、そのアカウントに対してこの機能を使用可能にする場合は、My Oracle Supportにログインして、サービス・リクエストを作成してください。アカウントに対してオーディエンス・デザイナが使用可能な場合は、既存のクラシック・フィルタを実行して編集し、他のクラシック・フィルタとして保存できますが、フィルタ・デザイナで新しいクラシック・フィルタを作成することはできません。オーディエンス・デザイナが有効になっていない場合、フィルタの詳細は、クラシック・フィルタを参照してください。

注意: このトピックは、旧フィルタ・デザイナに適用されます。新しいフィルタ・デザイナで作業している場合は、新しいフィルタ・デザイナ - フィルタの作成を参照してください。

フィルタには、「プロファイル・データ」や「Eメール行動」など、ターゲティング基準のデータ・カテゴリを定義する特定のタイプがあります。使用可能なすべてのフィルタ・タイプのリストは、「フィルタのタイプについて」をご覧ください。

フィルタを作成するには、ルールを構成します。ルールは属性と条件で構成されます。たとえば、ルールにより、過去7日以内(条件)にキャンペーンを開封した顧客(属性)をフィルタできます。

ルールは、フィルタの評価時に適用されます。そのため、変更を重ねてリストが変化する中で、常に最新のレコードが選択されます。

フィルタ・デザイナを使用して、フィルタを作成できます。

このトピックでは、次の項目について説明します。

単純フィルタの作成

フィルタを作成するには:

  1. サイド・ナビゲーション・バーの「リスト」アイコン「データ」をクリックし、「プロファイル・リスト」を選択します。(この選択肢が表示されませんか。 トピックを参照してください。)
  2. 使用するリストを「リストの変更」ドロップダウン・リストから選択します。
  3. 「フィルタの作成」をクリックし、3つのオプションのいずれかを選択します。
    • リスト・フィルタの作成
    • アプリ・チャネル・リスト・フィルタの作成

      重要: アプリ・チャネル・リスト・フィルタは、アカウントでモバイル・アプリが有効になっている場合にのみ使用可能です。

    • Webプッシュ・チャネル・リスト・フィルタの作成

      重要: Webプッシュ・チャネル・リスト・フィルタは、アカウントでWebプッシュが有効になっている場合にのみ使用可能です。

    ヒント: または、「オーディエンス」 > 「フィルタ」にナビゲートして、「フィルタの作成」をクリックし、「フィルタ」管理ページを使用してフィルタを作成します。

  4. 作成するフィルタのタイプを選択します。すべての属性の説明は、単純フィルタおよびクラシック・フィルタの属性を参照してください。

    プロファイル・データ
    プロファイル属性および表の会員の属性が含まれます。

    デフォルトでは、プロファイル・データ・フィルタに指定できる条件は8つまで、行動フィルタに指定できる条件は5つまでです。

    注意: 19Cより前のオーディエンス・デザイナが使用可能になっているアカウントは、My Oracle Supportにログインし、サービス・リクエストを作成する必要がある可能性があります。

    デフォルト値の変更を要求するには、My Oracle Supportにログインして、サービス・リクエストを作成してください。アプリ・チャネル・プロファイル・フィルタでは、アプリ・チャネル・プロファイル属性にアクセスすることもできます。さらに、Webプッシュ・チャネル・リスト・フィルタでは、Webプッシュ・プロファイル属性にアクセスできます。

    Eメール行動
    Eメール・チャネルのインタラクションおよびリーセンシ属性が含まれます。

    フォーム行動
    閲覧フォームおよび送信フォーム属性が含まれます。

    Web行動
    Omnitureリーセンシ・リマーケティング・イベントの属性が含まれます。

    SMS行動
    SMSチャネルのインタラクションおよびリーセンシ属性が含まれます。

    重要: アカウントでOracle Responsys SMSが有効になっている場合にのみ使用可能です。

    Webプッシュ行動
    Webプッシュ・チャネルのインタラクションおよびリーセンシ属性が含まれます。

    重要: アカウントに対してWebプッシュが使用可能になっている場合にのみ使用できます。

    プッシュ行動
    プッシュ・チャネルのインタラクションおよびリーセンシ属性が含まれます。アプリ・チャネル・リスト・フィルタにのみ使用できます。

    表示行動
    Cookie最終リフレッシュ日属性が含まれます。

    その他
    プログラムおよびインポート属性が含まれます。

  5. 属性をキャンバスにドラッグし、各属性の条件を指定します。次のヒントを参照してください。
  6. 囲み文字を使用してルールをグループ化します。囲み文字を削除すると、その中のルールもすべて削除されます。
  7. 演算子、比較および値を変更するには、変更するアイテムをクリックし、目的の値を選択します。
  8. 「数字を表示」をクリックして、特定のフィルタの結果として返される受信者の数を素早く推定します。
  9. 「フィルタ摘要の表示」をクリックし、摘要を追加します。

    フィルタの摘要は、オーディエンス・デザイナのキャンバスに表示されます。後でフィルタを簡単に特定できるように、わかりやすい摘要を追加します。

  10. 複数のデバイスから登録した既知のユーザーに重複してメッセージが送信されないようにするには、「プロファイルRIIDの重複除去」チェック・ボックスを選択します。このオプションは、アプリ・チャネル・リスト・フィルタおよびWebプッシュ・チャネル・リスト・フィルタにのみ適用されます。
  11. 保存」をクリックします。

これで、フィルタを使用できるようになりました。オーディエンス・デザイナでのフィルタの使用の詳細は、オーディエンスを参照してください。

フィルタ条件の作成に関するヒント

フィルタ条件を指定する際には、次の点に留意してください。

  • 各プロファイル・データ・フィルタに指定できる条件は8つまでです。

    注意: 19Cより前のオーディエンス・デザイナが使用可能になっているアカウントは、My Oracle Supportにログインし、サービス・リクエストを作成する必要がある可能性があります。

  • 各行動フィルタに指定できる条件は5つまでです。

    注意: 19Cより前のオーディエンス・デザイナが使用可能になっているアカウントは、My Oracle Supportにログインし、サービス・リクエストを作成する必要がある可能性があります。

  • 「次を含まない」という条件は、値を含むレコードのみに適用され、null値のレコードには適用されません。これは、結果セットには、指定した値以外の値を含むレコードが含まれ、値のないレコードは含まれないことを意味します。たとえば、「州・都道府県にカリフォルニアを含まない」というルールの場合、ニューヨーク州、ペンシルベニア州およびテキサス州のレコードは含まれますが、カリフォルニア州のレコードも値がないレコードも含まれません。空のレコードも含めるには、ルールに「OR "州・都道府県" - "null値"」を追加します。
  • 「次の間にある」という条件には、定義した日付範囲の最初と最後の日付が含まれます。

    注意: BETWEEN条件を使用したSQL問合せには期間の終了日は含まれません。一貫性を保つために、必ずSQL終了日に+1を追加してください。

  • 使用可能な期間は、選択したキャンペーンによって異なります。たとえば、「任意のキャンペーン」を選択した場合、「いつでも」フィルタを実行できます。ただし、その他のオプションを選択した場合は、「いつでも」ではなく、「過去180日間の任意の時点」フィルタを実行できます。「任意のキャンペーン」以外のオプションを選択すると、指定する日付または時間の範囲は180日以内である必要があります。
  • 「次以下」の期間の場合、デフォルト値は30日です。

フィルタの使用

フィルタの結果セットの保存

フィルタ問合せの結果をRIIDのセットとしてプロファイル拡張表(PET)に保存できます。結果を保存したPETはフィルタから完全に独立していますが、同じプロファイル・リストに関連付けられます。これは、フィルタ結果セットを保存した後にRIIDをリフレッシュするには、新しいフィルタ結果セットを生成して、同じPETに再度保存する必要があることを意味します。

フィルタの結果セットを保存するには:

  1. サイド・ナビゲーション・バーの「リスト」アイコン「データ」をクリックし、「プロファイル・リスト」を選択します。(この選択肢が表示されませんか。 トピックを参照してください。)
  2. 使用するフィルタを開きます。
  3. 「結果セット」をクリックします。

    「プロファイル拡張表の指定」ダイアログが開きます。

  4. 一意の名前を入力し、PETのフォルダを選択します。
  5. 同じEメール・アドレスの重複レコードを結果セットから削除するには、「同じEメール・アドレスのレコードの重複除去」チェックボックスを選択します。

    このオプションを選択すると、PETでは最も古いレコードが使用されます。

  6. 結果セットを保存します。

結果セットが生成されている間、PETのロード履歴をチェックして、生成処理の進捗状況を確認できます。フィルタ問合せが正常に完了すると、結果セットがロード・ステータス「完了」でPETに保存されます。「追加した行」フィールドには、PETに保存されたRIIDの数が表示されます。

結果セット生成処理の進捗状況を確認するには:

  1. PETが含まれるフォルダに移動します。
  2. PET名の横にあるをクリックし、「履歴の表示」を選択します。

    「ロード履歴」ページが開き、選択したPETに対するすべてのロードが表示されます。

  3. 目的のロードの名前をクリックします。

    ロードの名前はフィルタ名と同じです。

ロードの詳細が右側ペインに表示されます。「ロード・ステータス」行に、フィルタ結果セット生成処理のステータスが表示されます。

フィルタ数の表示

フィルタ数を表示して、特定のフィルタの結果として返される受信者の数を推定できます。これは、キャンペーンに適した規模のオーディエンスを生成するフィルタをデザインするのに役立ちます。

フィルタ数を表示するには、次の2つのうちのいずれかの方法を使用します。

  • 早見数 - フィルタに関連付けられたリストから無作為に抽出されたサンプルに基づいて、推定フィルタ数を表示します。早見数を使用すると、かなり正確な数字を素早く得ることができ、複数のユーザーが同時に実行できます。
  • 実数 - リスト全体に基づいて、実際の数字を表示します。この処理には時間がかかる上、実行中の他の集計をブロックしてしまいます。したがって、このツールは頻繁には使用しないでください。

レコード数が10万件を超えるリストについては、実数の計算を実行する前に、早見数の計算を実行する必要があります。レコード数が10万件より少ないリストについては、数字を表示すると、自動的に実数が表示され、最初に早見数の計算を実行する必要はありません。

一度に実行できる実数の計算は1つのみです。実際の数字の問合せがセッション中に終了しない場合は、次回「プロファイル・リスト」ページを開くと表示されます。キャンペーンについて指定した除外はこの計算に計上されません。

数字を表示するには:

  1. フィルタ・デザイナでフィルタを開き、フィルタを保存します。
  2. オプションを選択します。
    • 「数字を表示」をクリックします。
    • 「実数を表示」をクリックします。

これで、「プロファイル・リスト」ページの「フィルタ」タブにも数字が表示されるようになります。

関連項目