構成手順

この項では、動的集計を構成する手順の概要を示します。

設備およびサービス・ポイントの管理データの作成

動的集計に使用されているオブジェクトの多くが、計量コンポーネント・タイプ、サービス・ポイント・タイプ、使用連係タイプなどの、他の設備関連およびサービス・ポイント関連の管理データを参照します。動的集計で使用されるエンティティを構成する前に、このデータが存在することを確認してください。

データ・ソースの作成

データの集計元となるデータのソースごとにデータ・ソースを作成します。実装では、異なるデータ・タイプのクラスごとに複数のデータ・ソースを持つことができます(計量コンポーネント・タイプ、機器タイプ、使用連係タイプなど)。たとえば、15個の計量コンポーネント・タイプがある実装で、計量コンポーネント・タイプのサブセットに基づいて異なる方法でデータを集計する必要があるとします。この場合、計量コンポーネント・タイプのサブセットそれぞれを異なるデータ・ソースで定義できます。

必要に応じて、カスタムのテンプレートSQL拡張可能参照値を作成して、データ・ソース・ビジネス・オブジェクトに追加します。

集計計量コンポーネント・タイプの作成

集計処理時に作成される計量コンポーネントの属性を定義するために使用する集計計量コンポーネント・タイプを作成します。

集計計量コンポーネント・タイプは、適切なデータ・ソースを参照します。引き続き前述の例を使用すると、計量コンポーネント・タイプの各サブセット(それぞれ個別のデータ・ソースに定義されています)には、個別の集計計量コンポーネント・タイプが必要です。

集計グループの作成

基盤と複合の両方の集計処理に使用する集計グループなど、集計処理を制御するために使用する集計グループを作成します。

注意: 初めて集計グループを作成するときは、それぞれの基本データのみ(名前とカテゴリ、オプションでタイム・ゾーン)を定義します。計量コンポーネント・セットは、次のステップで後者を作成するときに集計グループに追加します。

計量コンポーネント・セットの作成

集計したデータのグループ化基準となるバケットを定義する計量コンポーネント・セットを作成します。

計量コンポーネント・セットは、集計計量コンポーネント・タイプおよび集計グループを参照します。

カスタムのソース・タイプ・レコードの作成(該当する場合)。

集計グループの改訂(必要な場合)

計量コンポーネント・セットの作成後、必要に応じて、その集計グループでのシーケンスを調整します。これが必要になるのは、たとえば、計量コンポーネント・セットが、意図したシーケンスとは異なる順序で作成されて集計グループに追加されている場合です。