測定データの集計

測定データの集計には、集計計量コンポーネントの構成要素計量コンポーネントの識別、集計期間内の測定データの識別、そのデータの集計が関与します。このプロセスは、インターバル計量コンポーネントとスカラー計量コンポーネントの間でわずかに異なります。

インターバル計量コンポーネント

インターバル測定の集計は、「インターバル測定の集計」(D1_​AGGINT)アルゴリズムによって処理されます。このアルゴリズムは次のステップを実行します。

  • 「動的集計の構成要素の検索」(D1-FINDCONST)アルゴリズムをコールして、GTT1グローバル一時表を移入します(このプロセスの詳細は、「構成要素の検索」を参照)。

  • 集計期間内の日付を100%カバーしていない構成要素をGTT1表から削除します。

  • GTT1の残りの構成要素ごとに、このアルゴリズムは集計期間のその測定をGTT2グローバル一時表に挿入します。秒/インターバルおよび単位が集計計量コンポーネントの秒/インターバルおよび単位と異なる場合は、軸の変換を使用して、それらの測定が共通の秒/インターバルに変換されます。

  • 集計計量コンポーネントの計量コンポーネント・タイプに定義された値識別子によって拡張された、データ・ソース・テンプレートSQLを使用して、GTT2表の測定データに対して集計計算を実行します。

  • 結果を適切な測定表(標準の測定表または集計測定表)に挿入または更新します

  • 集計期間内の日付に対してデータがなく、以前に集計された測定が存在する場合は、データがないことを示すためにこれらの測定が削除されます。

  • 集計計量コンポーネントの直近の測定日時および「最新測定日時」の値を更新します。

スカラー計量コンポーネント

スカラー測定の集計は、「スカラー測定の集計」(D1_​AGGSCL)アルゴリズムによって処理されます。このアルゴリズムは次のステップを実行します。

  • 「動的集計の構成要素の検索」(D1-FINDCONST)アルゴリズムをコールして、GTT1グローバル一時表を移入します(このプロセスの詳細は、「構成要素の検索」を参照)。

  • 集計期間内の日付を100%カバーしていない構成要素をGTT1表から削除します。

  • GTT1の残りの構成要素ごとに、このアルゴリズムは集計期間のその測定をGTT2グローバル一時表に挿入します。単位が集計計量コンポーネントの単位と異なる場合は、GTT1に挿入される前に測定が共通の単位に変換されます。

  • 集計計量コンポーネントの計量コンポーネント・タイプに定義された値識別子によって拡張された、データ・ソース・テンプレートSQLを使用して、GTT2表の測定データに対して集計計算を実行します。

  • プロファイルを集計スカラー値に適用して、集計計量コンポーネントと秒/インターバルが同じインターバル測定を作成します。

  • 結果を適切な測定表(標準の測定表または集計測定表)に挿入または更新します

  • 集計期間内の日付に対してデータがなく、以前に集計された測定が存在する場合は、データがないことを示すためにこれらの測定が削除されます。

  • 集計計量コンポーネントの直近の測定日時および「最新測定日時」の値を更新します。