ディメンション・スキャン

ディメンション・スキャン・プロセスは、マスター・データを分析して一意のディメンション組合せを識別し、それぞれの集計計量コンポーネントを作成します。次のいくつかのオブジェクトがこのプロセスに関与します。
  • 集計グループは、スキャンを実行するモニター・アルゴリズムを保持します

  • データ・ソースは、ディメンションを識別するテンプレートSQLを定義します

  • 計量コンポーネント・セットは、ディメンションおよびディメンション組合せを識別する基準を定義します

ディメンション・スキャン用の動的SQL問合せを生成する際のデータ・ソースおよび計量コンポーネント・セットの役割の詳細は、「動的SQL」を参照してください。
このプロセスは、集計グループに対して集計が開始されると実行されます。このプロセスは、頻繁(1日1回以上)に実行する必要があり、集計処理を実行する前に実行する必要があります。ディメンション・スキャン・プロセスが実行されるたびに、大まかに次のようなステップが発生します。
  1. 外部ソースからインポートされていない集計グループのすべての計量コンポーネント・セットを識別します

  2. まだ表されていないすべてのディメンション組合せを識別します

  3. ステップ2で識別されたディメンション組合せごとに計量コンポーネント・セットの計量コンポーネント・タイプに基づいて、集計計量コンポーネントを作成します。

  4. 作成した各集計計量コンポーネントの属性を追加し、その計量コンポーネントのディメンションおよび基準について説明します

  5. 作成した各集計計量コンポーネントの計量コンポーネント・セット参加者表にエントリを追加します

この処理は、集計グループ・ビジネス・オブジェクトの最終処理済ステータスのモニター・アルゴリズム(集計グループ・ディメンション・スキャナ: D1-AGDS)によって実行されます。