アダプタ・コンポーネント

次の表に、アダプタ・コンポーネントのリストを示します。

コンポーネント

摘要

JCAファイル・アダプタ(FA)

ローカル・ファイル・システム上のファイルを読み書きするためのテクノロジ・アダプタ。着信フォルダのファイルをポーリングし、汎用ファイル・プロセッサに渡します。

汎用ファイル・プロセッサ(GFP)

Javaで実装されるフレームワーク・コンポーネント。ファイル・パーサーをインスタンス化し、そこからプレーンXMLを取得して、OSBメッセージ・フローに渡します。データの収集や通知メッセージの生成などのペイロード統計関連の機能も実行します。

ファイル・パーサー(FP)

Javaで実装されるコンポーネント。着信形式ごとに固有です。着信ファイルを解析したり、ペイロードを論理的なパーツに分割したり(デバッチ)、すべての論理的なパーツのプレーンXMLを生成したり、呼出し元GFPにXMLを返します。

プレーンXMLは、IMDにマップできるデータの論理サブセットの場合があります。未処理データとIMD XML間の中間形式/スキーマです。プレーンXMLスキーマは、ファイル・パーサー開発者が定義する必要があります。

未処理データは入力ファイルから部分的にプレーンXMLに変換されてから、OSBメッセージ・フローに渡されます。データを部分的に読み取る理由は、次のとおりです。

入力ファイルに、100の計量コンポーネントの検針が含まれているとします。次の2つの理由で、入力ファイルを部分的に読み取る必要があります。

  1. 1つの計量コンポーネントのデータを読み取ると、一度に1つのIMDに適切にマップされます。

  2. データを部分的に読み取ると、ファイル全体がメモリーにロードされないため、リソースの問題が発生しません。

インバウンド・プロキシ・サービス

FA関連の構成設定が含まれるOSBプロキシ・サービス。すべてのメッセージを処理プロキシ・サービスに静的にルーティングします。

処理プロキシ・サービス(PPS)

プレーンXMLを検証および変換するOSBプロキシ・サービス。このサービスは、プレーンXMLがIMDまたは設備イベント・シーダー構造に変換される前に発生するエラーを捕捉するために必要です。

結果処理プロキシ・サービス(RPPS)

変換されたデータを処理するOSBプロキシ・サービス。このサービスは、プレーンXMLがIMDまたは設備イベント・シーダー構造に変換された後に発生するエラーを捕捉するために必要です。