言語の定義

製品では、複数の言語をサポートできます。たとえば、フィールド・ラベル、入力テキストに加えて出力およびレポートもローカライズされた言語で表示するように設定できます。この情報を様々な言語で提供するために、システムには潜在的なすべての言語の言語コードがあります。

言語を定義するには、「管理」 > 「全般」 > 「言語」の順に選択します。

これは標準のオールインワン・ポータルです。

「言語有効」が選択されているときは、別の言語で行が追加されるたびにこの言語の行がシステムによって追加されます。たとえば、新しい通貨コードを追加すると、有効化された各言語に対して言語固有のレコードが作成されます。複数の言語を有効にするのは、複数の言語で作業するユーザーがいる場合のみです。有効と構成された言語は、「言語の切替」ダッシュボード・ゾーンに表示されます。

注意: オンプレミス・アプリケーションの場合は、有効なすべての言語がログイン・ページに表示されるため、ユーザーはその言語でのログイン指示を切り替えることができます。有効な言語のリストは、起動時にサーバーで取得されます。新しい言語を有効にする場合は、サーバー管理者に連絡してサーバーをリフレッシュし、新しい言語がログイン・ページに表示されるようにします。

次の2つのフィールドは、Webサーバー上のJava仮想マシン(JVM)でグリッドおよび検索結果の内容をソートする方法を制御します。

  • 「ロケール」は、次の3つの部分を含む文字列です。
    • ISO言語コード(小文字、必須)
    • ISO国コード(大文字、オプション)
    • バリアント(オプション)
  • ハイフンによって様々な部分が分離され、複数のバリアントが可能です。特定のハードウェア/OS構成で使用する特定のJVMによって、使用可能なロケールが制約されます。JVMに対するロケールの検証は、このトランザクションの範囲外です。したがって、有効なロケールを選択する必要があります。

次に、有効なロケールの例を示します。

ロケール コメント
en-US 英語(米国)
en-AU 英語(オーストラリア)
pt-BR ポルトガル語(ブラジル)
fr-FR-EURO フランス語(欧州)
ja-JP 日本語

また、Java照合APIでは、「照合強度」パラメータを使用できます。このパラメータは、たとえば、大文字と小文字を同一とみなすかどうか、またはアクセント付き文字をどのようにソートするかを制御します。照合強度の有効な値は、PRIMARYSECONDARYTERTIARYおよびIDENTICALです。このフィールドを空白のままにした場合、Javaではその言語に対するデフォルト値が使用されます。各値の影響は言語によって異なることに注意してください。

使用している言語の照合強度の詳細は、https://docs.oracle.com/javase/7/docs/api/java/text/Collator.htmlを参照してください。

「表示順」は、この言語が「左から右」に記述されるか、または「右から左」に記述されるかを示します。

言語コードは、言語固有の列(摘要など)を含むすべての管理制御表およびシステム・メタデータによって参照されることに注意してください。また、他の表が言語を固有の列として参照することもあります。たとえば、ユーザー・レコードには、ユーザーの優先言語を指定します。