参照の定義

参照フィールドは、表の列や、アルゴリズムのパラメータのようなその他のタイプの値に対して有効な値を定義するのに使用できます。このポータルは、参照フィールドとその値に関する情報を表示および保守するために使用します。すべての参照情報は、対応するフィールド・ポータルの一部としても保守されることに注意してください。

このポータルには、「管理メニュー」 > 「データベース」 > 「参照」からアクセスできます。特定の参照フィールドを検索するオプションがある問合せポータルに自動的に移動します。フィールドを選択すると、選択したレコードを表示して保守するための保守ポータルが表示されます。

ファストパス: バックグラウンド情報については、「有効な値の定義」を参照してください。
注意: 新しいレコードを導入する場合は、命名規則を慎重に考慮してください。詳細は、「システム・データの命名規則」を参照してください。

次の各ゾーンは、ポータルの「メイン」タブ・ページの一部として表示されることがあります

  • 「参照」。このゾーンには、選択した参照フィールドに関する情報が表示されます。
  • 「参照値」。このゾーンでは、選択した参照フィールドの有効な値がリストされ、保守されます。

基本製品では製品の一部として様々な種類の参照フィールドおよびその値が提供されています。次の項目では、基本パッケージの参照に関連したいくつかの機能を説明します。

  • 製品によって所有されているフィールドには通常、基本参照値が提供されます。実装で、基本で提供されている参照値を削除することはできません。実装で基本所有の参照にカスタムの値を追加することが可能な場合があります。これは参照の「カスタム」スイッチで制御されます。
    • このカスタム・スイッチの選択が解除されている場合、基本値によって制御される機能があり、実装でこの機能を拡張またはカスタマイズすることはできないということになります。このタイプの参照の例は、「フィールド」表の「データ型」フィールドです。システムではデータ型の個別のリストがサポートされており、実装でさらに値を追加することはできません。

    • このカスタム・スイッチが選択されている場合、基本値に対して指定された基本機能があるものの、独自の値を指定することにより実装で機能を拡張できるということになります。このタイプの参照の例は、「アプリケーション・サービス」の「アクセス・モード」です。製品では、ユーザーが実行可能な様々な処理を表す、アクセス・モード参照の値が多く用意されています。実装ではこの参照に独自の値を追加できます。ドキュメントでは、いつ機能が拡張可能かを示す必要があり、また拡張可能な参照値をハイライト表示する必要があります。

      注意: 重要。新しい参照値を導入する場合は、参照値のコードにXまたはYのプリフィクスが必要です。これを実行しない場合は、このアプリケーションの将来のリリースで、自分が割り当てた名前の新しい参照値が導入される可能性があります。
  • 製品で、基本参照値なしで基本フィールドおよび基本参照フィールドが提供されているという場合があります。これは、参照値によって制御された基本機能が製品にないという場合に発生します。通常、このタイプの参照は情報提供または分類のためのものです。この参照に関連付けられた機能領域の構成ガイドには、このタイプの参照に対する値の定義に関する構成ステップを含める必要があります。

  • 基本で提供される値の説明は、実装で上書きできます。

実装ではさらに、新規参照フィールドをその値とともに定義する必要性も識別できます。