監査証跡

この項のトピックでは、システム内の変更を監査する1つの方法を説明します。この手法には制限があり、あらゆる状況における最適なオプションとはならないことに注意してください。

  • この機能は表およびフィールド・レベルで構成されています。多くの基本メンテナンス・オブジェクトでは、ビジネス・オブジェクト・スキーマを使用して構成された、XML形式を使用する1つ以上の要素を取得するために、XMLフィールドまたはCLOBフィールドを使用します。この監査手法では、個々の要素に対する変更は取得できません。単一のフィールドに対する全体的な変更のみを取得できます。CLOBフィールドまたはXMLフィールドの個々の要素に対する変更の監査には、ビジネス・オブジェクト監査プラグインがより適しています。

  • 監査をサポートするために提供されている基本の表では、新旧の値のフィールド・サイズが254バイトに制限されます。

  • フィールドごとに監査が取得されます。場合によっては、一度に複数のフィールドの新旧のイメージを取得することが適しています。たとえば、住所が変更された場合は、個々の住所コンポーネントではなく、新旧の完全な住所を取得するほうがわかりやすくなります。ビジネス・オブジェクト監査プラグインでは、各要素の詳細な変更ではなく、複数の要素についての単一の監査レコードを取得できます。

次の各トピックでは、フィールドの監査を有効にする方法、および監査レコードの表示に使用できる監査の問合せについて説明します。