開始ポイントとしてのサンプル・レポートの使用

  • レポートのコピーを作成し、適切なディレクトリに保存します。新しいレポート名にプリフィクスのCMを付けます。
  • このレポートに使用するストアド・プロシージャを確認します。ストアド・プロシージャが定義されている場所の詳細は、インストール・ガイドを参照してください。アクセスしているデータを変更する場合は、ストアド・プロシージャをコピーし、その新しいストアド・プロシージャにプリフィクスのCMを付けます。ストアド・プロシージャの新しいバージョンに適切な変更を加えます。新しいストアド・プロシージャの作成手順を確認するには、データベース管理者に連絡してください。
注意: パフォーマンスに関する考慮事項。ストアド・プロシージャを設計するときは、レポート実行時のパフォーマンスを考慮する必要があります。データベース・アクセスを設計するときは、データベース管理者に連絡して、すべての問題が考慮されていることを確認してください。
注意: メッセージの定義。システムに付属しているストアド・プロシージャでは、メッセージ・カテゴリ30に定義されているメッセージが使用されます。新しいストアド・プロシージャで新しいメッセージが必要な場合は、実装用に予約されている90000以上のメッセージ・カテゴリを使用します。
  • レポートで使用するパラメータを確認します。レポートに必要なパラメータに適切な変更を加えます。これは、レポートの定義方法に影響を与えます。詳細は、「パラメータの設計」を参照してください。
  • レポート・パラメータに対する相互検証が必要かどうかを判断します。相互検証が必要な場合は、使用している製品内でレポートの要求があった場合に実行する適切な検証アルゴリズムを設計する必要があります。詳細は、「検証アルゴリズムの設計」を参照してください。
注意: オンライン発行のみを対象にした相互検証。相互検証アルゴリズムは、使用している製品を介したアドホック・レポート発行に対してのみ実行されます。レポート作成ツールを介してこのレポートを発行する場合、このアルゴリズムは実行されません。
  • レポートで使用するラベルを確認します。ラベルおよび他の語句は、システム内のフィールド表への参照を使用して、サンプル・レポートに実装されています。これによって、レポートは、ユーザーに適切な言語でレンダリングされます。新しいレポート・ラベルが必要な場合は、新しいフィールド・エントリを定義する必要があります。詳細は、「ラベルの設計」を参照してください。
  • レポートのレイアウトを確認し、ビジネス・ニーズに基づいて必要な変更を加えます。

レポート作成ツールでの新しいレポートの設計とコーディングを終了した後は、それを使用可能にするために、次の操作を実行する必要があります。

  • BI Publisherでレポートを発行します。レポートの発行に関する詳細は、この製品のドキュメントを参照してください。使用している製品との統合でのレポート発行に固有の構成情報は、「BI Publisherでのレポートの発行」を参照してください。
  • レポートを定義します。詳細は、「レポート定義の設計」を参照してください。